フロントラインのレビュー・感想・評価
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エンタメではなく社会派
まだほんの5年前の日本の話。
キャストに惹かれての鑑賞でしたが、良作でした。
DMATは聞いたことがある程度でしたが、ボランティア組織とは知らず、またあの客船での対応がDMATだったのも知らなかった。
観てて1番強く思ったのは、外から何かを批判するのはやめようってこと。
災害や事件が起きたとき、テレビやネットからの情報しか知らない、知れない立場で外から批判するのは良くないなと。
コロナ禍の最中、県内の初感染者がどこそこの⚪︎⚪︎に勤めてる人らしいよとかあそこのお店の店員感染したらしいよなどと噂になったりしてたのを思い出しました。
日本人は普段は差別とかあまり無いけど、こういう時とことん排除しようとする国民性があると思うので、自分自身にそういう本質があることを自覚し、人を傷つけることのないように努力する必要があるなと。
作品自体はキャストが素晴らしく、小栗旬と松坂桃李の関係が良かったし、小栗旬と窪塚洋介の掛け合いも良かった。
滝藤賢一のブチギレから徐々に落ち着いて池松壮亮と会話するシーンの演技力凄いし、印象に残る役どころでした。
実話がベースなので、派手なドラマ性やエンタメ感は抑えてたが、脚本が良く途中で飽きることもなくラストまで没入して観られました。
こういう映画久しぶりに見たかも
感想
まず日本映画にしては珍しくたぶんアイドル系の人が出ていない!
まあこういう映画にアイドル系の人が出てたら見に行かないけど
どこまでが実話かはわからないけど面白かった
あと船はcgなんでしょうか
キャストは結構良かったです!
感情がまとまらずレビューが難しい
過去の出来事を元にした作品を今までも見てきたけど今作は、その時代を生きてきたという自分もいるので何か変な感じになった
政府、医療従事者、乗客、クルー、マスコミ、一般者などなど色々な人物の心情や目線があり、鑑賞後なんとも言えない感じになりレビュー出来なかった(今作のその後の展開を体験してきたわけで…)
自分または身近な人が当事者になった時と他人事の時とでは違いが大きすぎて感情移入した時に何も答えが出なかった(難しい)
医療従事者の人たちには感謝しかないのはたしかかな
映画作品として
単純だけど真田先生(池松壮亮)と奥さんの抱擁シーンは泣いた
ブラウン夫妻のところは尺が長い
小栗旬と松坂桃李の関係性の歩みをゆっくり見たかった(急にタメ口に😁)
滝藤賢一と池松壮亮のシーン好き
というか真田先生のキャラが好きすぎた
出来ればその後の展開をダイジェストでいいから欲しかったかな
地味ながら濃厚で見応えはありました
でも単純な作品ではなかった
自分には、ある意味難しかったです
こんなことがあったと知って欲しい
世界中で蔓延する前の感染症。
お隣の国で猛威を振るっている感染症が、日本の港に停泊している大型客船で爆発的に蔓延している。
日本本土に感染症が確認されるのは時間の問題だろうと思っていたまさにあの時、大型客船で起こっていた出来事。
覚えてるところつらつらと
日本に感染症対策、処置できる組織ないの?????
感染症学んでる人らおりますよね????
未知のことを医療組織ってだけのDMATに押し付けてたの?????
みんな未知ならDMATじゃなくてもいいよね????
有識者おらんかった?????現地指揮してもらえます????
爆弾処理よりも感染症のが現実的に思えるけど、そうでもないのかね。
詳しいこと分からないからあれだけど、今知った新事実に驚きと怒り。
感染症に対する恐怖感。恐怖感による除外。感染症蔓延時を思い出す。
地域じゃないナンバーの車があれば叩かれてたし、おちおち外出もできなかった。
治療薬が無いというのはこんなにも怖いことなのだと思い知った。
多くの有名人が助からなかったというニュースもよく見てた。
周りに感染者はいないのにめちゃくちゃ怯えてた中で、まさに現場の真っ只中に身を置いて治療にあたった医療従事者の方々がいたことは忘れてはならない。
未知の感染症にかかり家族と離ればなれ、しかも生きるかどうかの瀬戸際を体験した方々の気持ちを考えると本当につらい。
日本中が苛立ちのある鬱々とした暗いムードはもう2度と体験したくない。
25.6.15 映画館
ドタバタだけではなくメンタル面にも言及
良質なドキュメンタリーを見ているような作品。
2020年入ってすぐダイヤモンドプリンセス号でコロナ患者が発生。
まだ日本には持ち込まれていないことから、DMATが出動。ただ、災害時の対応が専門であってウイルス対策が専門ではないため、ウイルス学の専門医からするとずさんなゾーン分け(ウイルスがある・可能性がある・クリーン)がされていないという指摘があったものの、現場対応ではそんなこともできる状態ではない。その指摘はごもっともだが、まずは現場の混乱や進捗状況でものをいうべきだな、と思った。
メンタル面の心配もあることを教えてもらった。
患者の重篤度合いで診察が順番が変わってくるのはもちろんであるが、
重症患者の同部屋の家族、中学生以下の子ども、スタッフのメンタルは元気でストレスが溜まっているいる乗客以上に大変である。
患者対応にも時間かかるが、メンタルサポート面でも時間が取られ、その場合は心理士・スピリチュアルケア師・臨床宗教師などの出番ではないかなと思いながら見ていた。
あとはマスコミの興味本位、世論が傾くといい悪い関係なくそっちになびく、という風潮。当時のニュースやらを思い返してみると、見たままのことや愛知県での受け入れのことはちょっと報道されたものの、中でどんなことになっているのかということまでは報道されなかった。リアルタイムでこのことを国民が知っていれば、コロナに対しても受け止め方が違ってきたかもしれない。まぁこれは終わったから言えること。
今思えばあれこそが「フロントライン」
ほんの5年前の出来事だけどDP号こそがコロナ禍の「フロントライン」だったな、と思う。医療従事者がどれだけ大変だったかはこうやって映画やドラマ、本などで垣間見るくらいしかできないけどホントに頭が下がる思いがする。改めて感謝したい。
一貫してブレない仙道さんがとても良かった。窪塚洋介は飄々としてるけど筋の通った役がとても良い。松坂桃李の冷静だけど熱意を秘めたシゴデキ立松さんも、乗客のために走り回る森七菜も良かった。
映画はDP号で起きていたことをだいぶ端折ってると思う。でもDMATや厚労省、神奈川県、乗員、医療機関など関係者がそれぞれの立場でそれぞれの持ちうる権限の中で最善策だと思うことを粛々と全うしていたことを知るには十分だった。動画をあげた先生も感染症の専門家としては正しい指摘をしたのだと思う。ただそれは非常事態の中で取るべき対策として適切では無かったし、動画を上げるべきタイミングでは無かったんじゃないかな。今思えば、だけど。
一見、コロナは終わったかのような雰囲気だけどウイルスがいなくなったわけではないし、この先また新しい感染症が広がる可能性もある。感染症に限らず、災害が起きたり、有事に巻き込まれるなど想定外の事態が起きるかもしれない。その時に自分ができる最善策は何かを探りながら実行したいと思うし、少なくともフロントラインで戦う人たちの足を引っ張ることはしたくないなと思うなどした映画だった。
福島の映画と一緒。多くの人に、観て、感じてほしい。
原発事故の映画を観たときと、全く同じ印象をもった。
自分が知ってたことの多くが、報道側の主観であり、
マイナス部分、主張者が好む話題性がある部分しか、伝えられなかった。
本当のことを、殆ど知らなかった。
敢えて、感動もの、英雄ものにせず、
現場に立ち会った人間の心情、信念を、できるだけ忠実に演出されてる気がした。
役者の演技、事実と映画のバランスがとれた脚本、とても良いものだと思います。
エンタメ性の観点で、物足りなさ、描きたいテーマが見えない。など
賛否があるように思えますが、ドキュメンタリー映画として、
多くの人に観てほしい。感じてほしい作品だと思いました。
個人的に、
隔離されてた、ミムラさんのセリフ。
想定外の状況に巻き込まれた、滝藤さんのセリフ。が印象的でした。
缶珈琲のシーン、素晴らしかった。
そして、小栗さん、窪塚さんのバディ感は半端ない。
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人の真価は、危機的状況において発揮される。と何かで聞いた、読んだ記憶がある。
仮に「未知の脅威、危機」と対峙するタイミングがあったして、
彼ら、彼女らのように、強い信念をもって、闘えるのだろうか。
多くの批判にさらされても、最後まで、折れずにやれるだろうか、
そんなことを考えてしまうところもあった。
そして、
批判だけではなく、しっかりと称賛できる人でありたいとも思った。
久々見てよかった映画に出会った
久々映画見てよかった〜って思えた。小栗さんの言葉に何度も納得した。いろいろ考えさせられた良い映画だった。とにかく私も誰かの役に立ちたいと強く思う!!
是非見てほしい映画です。
パンフレットを最初に買ってみてから、本編を見ました。それぞれのモデルになった方の思い出になったシーンが、しっかり分かるためには、1回だけでは、難しい。
淡々と表現されているが、一つひとつのシーンが、とても、考えされられた。
あれだけの状態で1ヶ月船にいて、また、次の現場に向かうDMATの凄さも感動でした。
飛沫を浴びるシーンは、福祉職員として関わってきただけに、感慨深いです。
そして、いわれなき差別が一番怖い‼️と言うシーンも。
真実を見る目が問われている。だからこそおおげさではない演出だったと思う。
DMAT隊員の勇気ある決断に敬意の念を抱いた。映画としては、もっとエンタメに寄せて、盛っても良かったような気もするし、これぐらいが丁度良かったような気もするし、どっちかよく分からない (^^)。
「限られた選択肢の中では最善を尽くした」
DMATの指揮官·結城 (小栗旬さん)が終盤に言ったこの言葉に尽きると思う。心に滲みて印象に残った。
もちろん、この映画みたくトントン拍子に事が運んだわけがないのは想像に難くない。しかし今、当時を振り返ってみても、ダイヤモンド・プリンセス号の対応に当たった人は、DMATを含めて、ホントによくやったと思う。
映画にも出てきた感染症対策の不備や、薬、PCR、病院、政府や厚労省の対応などに、「なかなか上手く進まないよな」などと思いながらテレビニュースを見ていた記憶がある。
しかし、冒頭のセリフをもう一度繰り返すが、「限られた選択肢の中では最善を尽くした」 ことに間違いはない。
松坂桃李さん演じる厚労省の役人·立松が、マジ超優秀で、さすがエリート官僚。
感染症の災害が、自然災害(台風など)や人為災害(火災・事故など)と違うのは、災害に対応する医療従事者の命が危ぶまれる点だと思う。つまり、自分も感染して命を落とすかもしれないのだ。
未知のウイルス感染症に対応ることは、当時のDMAT(災害時派遣医療チーム)の想定外だ。確かに大規模感染やパンデミックも災害ではあるが、感染症に対応することを想定していないのだから、訓練も研修もしていない。
感染症の現場は、死ぬかもしれないという意味で、銃撃戦やミサイル攻撃がある地域と同じだ。
隊員は、まさか自分が命懸けで災害対応をやるとは思っていなかったはずだ。
医療従事者だから感染症の知識があるぶん素人の何倍も怖かったと思う。ましてや、そのウイルスが、感染力、致死率、治療法も分からない新種の未知のウイルスと来たもんだ。
だから、僕はDP号に乗り込んだDMATの方々の勇気ある行動に敬意を抱く。
たぶん、DMATの方々は「誰かがやらなければならないのなら、私がやる」という気持ちでDP号に乗り込んだのだろう。この志は尊いものだと思う。
ただし、この気持ちは個々人が自主的に心に思うことであって、上に立つ者が、訓辞か何かで部下に言うとなると、僕は「大変なことをやらせるために下の者に自己犠牲を強いるのか」と思って鼻白んでしまう。
フロントラインにしてファーストコンタクト
船内で起きた事がこれから日本中に広がるという絶望は避けられませんがエンディングは希望の持てるものでした
実際はここから多くの医療現場の地獄が始まる訳ですが
思い起こされるのは福島原発の映画のような災害ノンフィクションです
前線は常に未知であり英断と愚行が状況と立場により目紛しく変わります
今回は人道という視点が一つの答えでした
メインどころは皆自身の得意なキャラクターを演じていたと思います
窪塚洋介は若い頃の浮世離れの印象が強かったのですが今回の適度にリアリストな演技も板についてました
国宝の陰に隠れず評価されて欲しい映画です
未知のウィルスの対応の最前線
劇中で、夫が病院に運ばれ船に残された妻が、夫の状況が分からず不安定になるシーンがある。
検疫官の言うルールに従わず、「現場のDMATが勝手にやったこと」として、下船させて夫と同じ病院に入院調整を行っていた。
ルールを守ることはもちろん大切なことであるが、信念を持って考えることができるかどうかが必要になってくる。
厚労省やマスコミ、世間を気にするのではなく、目の前の人に向き合う姿は敬服する。
医療従事者とその関係者に感謝
気になってた映画でしたので鑑賞!
未知のウイルスに最前線で立ち向かったのは、我々と同じ日常を持ちながらも、 眼の前の「命」を救うことを最優先にした人々だった。
船外から全体を指揮するDMAT指揮官・結城と厚労省の立松、 船内に乗り込んだ医師の仙道と真田、 そして羽鳥をはじめとした船内クルーと乗客たち。
TV局の記者・上野らマスコミの加熱報道が世論を煽る中、 明日さえわからない絶望の船内で、彼らは誰1人としてあきらめなかった。全員が下船し、かけがえのない日常を取り戻すために――。
というのがあらすじ!
この映画はDMATを中心的に描かれていくのですが恥ずかしながら初めて知りました…
災害派遣医療チームで感染症ははじめてらしく地震の時とは違ってかなり大変だったろうと思います
当時はダイアモンド・プリンセス号のニュースはちらっと観てただけで大変そうだなと他人事のように観てたと思います
厚労省の立松は最初はめちゃくちゃ冷たくて自分たちのことしか考えてない感じかと思ってたら全然そんなことはなかったですね!
むしろ冷たそうに見えて中には熱いものを持ってましたし柔軟に対応して命を助けようとしたましたね
こんな役人がいっぱいいたらましな世の中になるかもです…
それに比べてマスコミは…笑
邪魔しかしない!笑
動画の時はちゃんと裏を取らずに放送したりするし盛り上がればいいという感じでしたね
しかも防護服の脱衣所を1メートルずらしただけで動画を削除するとは…笑
不安や恐怖から医療従事者が差別されるのはつらいです…
ただただ目の前の命を救おうとしてるのに…
個人的にはいつ自分が感染してもおかしくないのに人の命を救おうと働いてる医療従事者とその関係者の方々には尊敬と感謝しかないですね!
この映画ではクルーや医療従事者の家族のことにもスポットが当たってて改めていろいろ考えさせられました
この映画は実際にあったことを元に制作されています
目の前の命を救うために最善を目指す人たちの葛藤と苦悩が痛いほど伝わってきました!
ほんとみなさんの演技がすごかった!
このダイヤモンド・プリンセス号での経験が今後に活かされてほしいですね…
素晴らしい映画をありがとうございました😊
序章‼️
日本人なら誰もが知ってるであろうクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の物語を描いた作品‼️船内に隔離された乗客たち、船内で治療活動にあたる医療ボランティア組織の人々、クルーズ船のクルー、対応を迫られる政府、報道に追われるメディアなど、コロナ拡大の阻止と乗客たちの命を救うために、様々な障害に立ち向かいながら一生懸命闘った人たちを描いた熱いドラマです‼️基本的に正義感や使命感の塊のようなキャラばかりなので、映画的には純粋な悪役を出してもっとカタルシスが欲しかったですね‼️キャラの中では始めは冷酷な政府の高官なのかなと思わせといて、実はイイ奴な松坂桃李がオイシイ‼️パンデミックを描いた映画としては緊迫感があって、人間ドラマとしても優れてるとは思うのですが、ダイヤモンド・プリンセス号から始まった悲惨なコロナ禍を知ってるだけに素直に楽しめない作品ではあります‼️ぜひ全国に拡大したコロナウィルスの脅威に立ち向かう主人公たちのその後の姿も観てみたい‼️フィクションでもいいから‼️
マスコミってほんとに。。
ダイヤモンドプリンセス号の話、見てきました。
ごく一部を切り取っただけでしょうけど(きっと現場の過酷さはもっとあったんじゃないか、とは思いますが)
医療従事者と、厚生労働省の役人目線でそれなりに当時の大変さを表現してくれていたように思います。
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プリンセス号の乗務員の苦悩(お客様の気持ちを最大限汲み取りたいけど医療スタッフとの板挟みに合う)、
乗客の例として夫が感染した妻の苦悩、
小学生くらいの息子と2人旅だったけど持病の薬が必要な母(薬は早めに手配してもらえて良かったですが。。)
両親が先に感染し別病院に送られていて12歳と6歳くらいの兄弟だけ取り残されしかも陽性は弟だけ、という家族の苦悩。。
そして医療スタッフとして活動に加わったけどその妻や子を世間の目からどう守るのか、という問題。医療スタッフのおかけで患者は治療してもらえるけど、その子の通う保育園とかではその子が親からもしや感染してないだろうか、という疑心暗鬼の目で見られる。。
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これ、そういえば物流業界でも配達スタッフが同じようにバイ菌扱いされて酷かった、というニュースもあったように思います。
医療スタッフも物流スタッフも居てもらわないと困るのに、これじゃ携わる人いなくなってしまう、という問題。
色々と当時を思い出しました。
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そして中でも映画で印象的に描かれていたのがマスコミの姿勢。
現場の真実や医師や看護師の苦労とかよりも、「どうすれば記事が売れるかどうか」しか問題にしていない編集長。
いかにセンセーショナルな記事にするかだけ気にして、
隔離したらしたと批判。
隔離を解除したらしたで批判。
視聴者がいかに騒ぐような内容に出来るか、ばかり考えている。
一応、現場の記者のほうがその掲載方針に疑問を持ち始めてくれたので良かったですが。。
何よりも視聴者のひとりとして、
偏向報道は時にあるってこと、
意図的に仕向けられた報道かもしれないということ、
たとえそのニュース自体は事実だとしても実は全体像が全て語り尽くされていなくて本当は他に隠されていることもあるかもしれないということ、
マスコミ報道を鵜呑みにしちゃいけないと理解はしてるつもりですが、改めて「出回っていることだけ」を盲信しない感覚を忘れずにいたい、と思いました。
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そういえば当時映画館も、営業再開しても必ず座席1つずつ空けて販売されたり(必ず空いてることは逆に快適ではありましたが)、
解せなかったのは1人鑑賞にも関わらずとにかく本編始まるまでは、予告編の間はまだ座席でポップコーンとか食べないでください、とか映画館の鑑賞規制色々あったことを思い出しました。
いや、、1人ぼっち鑑賞だから誰ともしゃべらないので私の飛沫はスクリーン内に1ミリも飛ばないけど。。それでも本編まで食べちゃいけないのか。。ポップコーンはともかく、チリチーズポテトは熱いうちに食べ始めたいけど。。あぁ本編始まったらだいぶ冷めちゃったなぁ。。という切ない思い出(すみません、罹患した方の苦悩や医療関係者とかの皆さんの苦悩に比べたらポテトが冷めるくらい我慢せいや!って思われるでしょうね。。すみません)。
なんか脱線しましたが、コロナ禍ってライブハウス行くのも映画鑑賞するのも色々大変だったこと思い出しました。
このダイヤモンドプリンセス号の件は象徴的な1つの事例として忘れちゃいけないことだったな、と改めて思いました。
松坂桃李さん演じる厚生労働省の役人が、次第に融通を利かせてくれるようになったことはとても良かったです。
窪塚洋介さんの演技がとても良かった
期待していたよりも面白かったです。
英雄譚ではなく、現場での苦悩をきちんと描いていることで、映画に感情移入出来たと思います。
窪塚洋介さんの演技がとても良かった。
小栗旬さんを始めとして、松坂桃李さん、池松壮亮さん、森七菜さん、光石研さん、桜井ユキさんも各々良かった。
キャスティングの齟齬はほとんど無かったように思います。
ハッピーエンドではなく、一定のモヤモヤが残るエンディング。
それはそうですよね。
日本は、このエンディングの後から、本当のコロナの地獄を見ることになる訳ですから。
真実は小説より奇なり
25日間の攻防を2時間に収めようと思えばこうなるでしょう。正直なところ、話がトントン拍子に進んでしまい物足りなさを感じました。物足りないと言ってしまっては、現場で奔走した医療従事者の方々や乗客に失礼だとは思いますが。
役人は有事の際にも責任を取ろうとしないし、常に動くのは下の者たちです。
5年前、毎日のように報道されたダイヤモンドプリンセス。自分の職場の目と鼻の先の出来事でした。感染はどんどん広がり、どんなウィルスなのかわからない中で有名コメディアンが亡くなったことで日本中がパニックになったのだと思います。現実のDMATの方々はもっともっと大変だったと想像に難くありせん。あの船に出入りしている事が分かれば家族まで巻き込む事になるという極限状態で、それでも命を救うために戦ってくださった皆さんを2時間に収めるのは無理と言うものです。夫が重症化し、喚きながら手すりにまたがるパニックおばさんは余計でした。小栗旬も窪塚洋介も演出なんだろうけど淡々としていて、疲労のかけらもなく、綺麗さっぱりな松坂桃李が並んだ時には白けてしまいました。
リアルさが余りになくて。
池松壮亮は頑張っていたかな。
あと、意外にも森七菜が良かったです。
うーん、辛口になりましたが物足りない、が正直な感想です。
観るべき作品に間違いない
あの豪華客船が横浜沖に停泊した日のことは
遠い横浜の地であっても、恐怖したことを
今も鮮明に覚えている。
未知のウイルス、日本に持ち込まないでーって思った。
会社でも罹患者第一号には絶対なりたくないって思った。
だって、どんな扱いをうけるかわかっていたもの。
誹謗中傷、差別、みんな怖いからだろうけど酷かった。
(あの時言われた言葉の数々は忘れない)
客船を停泊させたことを諸外国は
「国民の命が大切じゃないのか?」と言うコメントを
見聞きしたし、ほんとだよ!!って思ったけど、
あの時あの決断を彼らがした事で、乗員乗客3,700人の
命は助かったんだと(下船してから亡くなった方はいるが)
人道的に正しい行動だったんだと、今更だけど知れてよかった。
役者陣も誰も彼もいい。最高。
観るべき。
アカデミー賞作品の後だけに🤭
コロナ禍のきっかけとなったクルーズ船の中での、医療従事者(D-mat)と厚労省のいけすかない役人の対立軸、と思って見にいったら全然違った😅
とにかく男性陣がカッコいい❣️小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介。特に小栗旬といけすかないと思ってた厚労省の役人役の松坂桃李の2人の関係。いけすかないのは最初だけ、実は熱い男だった。「俺だって、人の役に立ちたいと思って、役人になったんですよ」静かな口調で言った言葉に痺れました。あと、最後に「偉くなれよ。そうすれば現場の俺たちはやりやすくなる」っていう小栗旬のセリフも、電話越しってのもまた良かった。
アノーラ、サブスタンス…、アカデミー賞作品の派手な演出とか女性の裸とか、そんなものばかり見せられて正直うんざりしてました😮💨観終わった後の静かな感動…。観て良かったーって思ってます。
何が起こっているのか報道でしか分からないこともあり、マスコミの対応は多少誇張しているところもあるかもですが、そんなもんだろうと。なんか変なこと言い出した大学教授はなんだったのか。これではいけないと気づき始めた、女性キャスター。様々な角度から、人間模様を映し出した秀作です。
最前線で守るべきは、この国か、目の前の命か。
初日初回大入り!
リアルタイムで世界中が経験した、あのパンデミックを描いた作品とあって、皆さんの関心の高さが伺えます。
(本作→ドールハウスと行きたかったんだけど、こっち、12:00終わり、あっち、11:40開始でさすがに無理ゲーだったorz
10分かぶりならイッちゃうけど20分は、、、戦えなかったorz)
日本で最初の新型コロナウィルスの集団感染が発生した「ダイヤモンド・プリンセス号」
中では何が起きていたのか?
事実に基づく物語です。
2000年2月の出来事なんですね。
"もう"なのか"まだ"なのか。
あれから5年経ちました。
毎日どの番組でも何時でも、TVに映し出される「豪華客船」
子も小さかったし、横浜港は近いので、毎日緊張しながら行方を見守っていた事を思い出しました。
あの頃はまだまだ未知のウィルス。
感染したら「死」というイメージで、とても恐ろしかった。
日本には未知のウィルスへの対応が出来る専門の医療チームがなかった事もあの時初めて知りました。
そんな中要請を受けたのは、地震や洪水などの災害時に対応する派遣医療チーム「DMAT」
専門外の医療チームの皆さんが最前線に立って戦ってくれていたんですよね。
今更ながら本当に頭の下がる思いでした。
政府の対応が遅いとか、いつまで隔離しておくのかとか、逆に、家に帰しても大丈夫なのか、などなど、マスコミ含め我々も好き勝手に発言していたように記憶していますが、先ずは何よりも、この最前線で戦ってくれた医療関係者の方々はじめ、最善を尽くそうと尽力してくれた官僚やクルー達に心を寄せるべきでした。
乗客の方々も船内という閉鎖空間で長い間隔離され(23日間!)不安で不安で堪らなかったと思います。
ましてや家族が感染したり、自分も症状が出てしまったら。。
想像を超える精神状態だったと思います。
お辛い経験になった事でしょう。
どうかトラウマになっていませんように。。
そこで働く人々の事を考えれば、安易に受け入れますと言い難かった医療機関の立場も分かる。。
だけど誰かが手を挙げなければならなかった状況で、申し出てくれた病院や宿泊施設を提供してくれた方々の存在も忘れてはいけませんね。
この未曾有の事態を一致団結して乗り越えようとした方々の存在。
医療に携わる者としての信念を曲げる事がなかった皆さんの、精神力の強さを見せつけられました。
戦うべきは未知のウィルスであるはずで、
そこに注力したいのに邪魔が入る。
責任を取りたくない官僚や、視聴率至上主義のマスコミ、厳しい世論とも戦わなければならなかったのだと知り、心が痛みました。
安全地帯で無責任に発っする事が、こんなにも現場の方々を傷つけて、邪魔をしている事になるんだと痛感しました。
結城先生、仙道先生、真田先生、厚労省の立松さん、船内スタッフの鳥羽さんなど、実際にモデルになった方がいらっしゃるのですよね。
(真田先生を演じた池松君。
常にマスクを付けっぱなしにして顔に
"マスクの跡"を付けたそうです)
改めて感謝とお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいになりました。
人ごとではなく、自分事として観られる作品です。
風化させない為にも是非!
ここで終われば良いものを。。
やっぱりひと言失礼しますm(__)m
作品としては、脚色されている部分があるのは承知ですが、マスコミの描かれ方が極端過ぎでは?と思ってしまった。
(そうじゃないと信じたい気持ち含め)
ちょっと残念。
アイラブみつけんさんがあんなに酷い奴だったのはカナシミ〜でした。
あ〜ゆうゲスも巧いからやんなっちゃううううー
桜井さんの心変わりもチョロ過ぎて(°▽°)
小栗君は例のアレのおかげ(せい?w)で、英語、勉強したんだな〜と伝わったw
森七菜ちゃんはもっと英語頑張れーー
ともあれ、小栗君、窪塚君、池松君、桃季君、4人のキャラと関係性に萌え過ぎて燃えた。
個人的MVPは桃季君!
些細な表情の変化とセリフのトーンが良かった。
(ほくろ、デカくなってた?!w)
特に後半。
周囲からは結構すすり泣き聞こえたが、乾いた女のワタクシはやっぱりドライアイ。。
だけど、コーヒーのくだり、ちこっとだけグッとキタ。
滝藤さんが良かったってこと(^。^)b
○追記
本作の関連記事、FRAU、毎日新聞、NHKなどのインタビューに応える阿南先生、近藤先生の記事を読みました。
先生方の信念と決断、行動力には改めて感謝しかないし、同時にとても心強いなと思いました。
私たちの心無い差別や暴言によって深く傷ついた医療関係者の方々も多かったのに、それでも我々に心を寄せてくれている阿南先生は正に、この作品に登場するヒーローそのものでした。
阿南先生、近藤先生、お互いを"あなんちゃん""こんちゃん"と、"ちゃん付け"で呼び合っているそうです。
何故だか涙が出そうになりました。
多くの方に観て欲しい!
お友達にも薦めます。皆さんも!
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