フロントラインのレビュー・感想・評価
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1人でも多くの人に観てほしい
2020年1月30日、ナゴヤドームへQUEENのライブに行ったその数日後にダイヤモンドプリンセスが横浜港に入港した。その後の一連のニュースを見ながら「対応遅っ」「え、感染者降ろすんだマジか」「早く誰かなんとかしろよ」等々、勝手なことを思っていた自分を、この映画を観て思い出した。
自分はいわゆる映画の評価とか上手く書けませんが、この映画は1人でも多くの人に観てほしいと、観るべきなんじゃないかと思います。
とくに当時、最初に述べたような私と同じ思いを持ってた方たちには是非観てほしい。
俳優さんたちの演技も素晴らしかった。ほぼほぼ泣き通しでしたが、この涙の半分は当時の自分への悔恨の思いもあったかもしれません。
ダイプリで支えていた人たちがいたということ
メディアがコロナ差別を煽っていた
2020年ダイヤモンドプリンセス号でDMATの新型コロナ対応を映画化したもの
あの出来事はなんだったのか?
エンタメというよりも
できるだけ事実に忠実につくっているように感じた
そこまで盛り上げる映画でもない
新型コロナがどんなウイルスかよくわかっていない状況で
対応をしなければいけない医療従事者
厚労省の役人もなんとかうまくやっていこうとする
しかし、メディア(基本的にテレビ)がダイヤモンドプリンセス号の出来事について
危機感を煽り、それがコロナ差別につながっていく
コロナ差別によりDMATのメンバーが務めている病院に苦情がきて
医療行為に問題が生じたり
メディアが危機感を煽った弊害を本作ではかなり問題視しているように感じた。
最初に乗り込んですぐに降ろされた医師が
批判のための暴露動画にすぐメディアが食いつくのは
ネットのフェイクニュースとか批判できないようなと思った
偉大なことをした医療従事者が
それが知られると差別されるので他人に知られてはならない
という人がいたのは観ててとてもつらいし
これは現実にあったんだなとも考えてしまう
乗客の夫婦や兄弟、船内のスタッフなど
医療従事者以外の人も極限状態でも
とても気丈に振る舞っていたのが感動的だった
この作品を見ると自分の2020年はどんな感じだったのか考えてしまう
2回観ましたが、まだ観たいです
公開を心待ちにしていたのですが、今日やっと観れました。今日続けて2回観ました。公開初日の舞台挨拶で、窪塚洋介さんが日本中の人に観てもらいたいとおっしゃってましたが、私もそのとおりだと思います。あのクルーズ船の中で起きていたこと、乗客の命を救うためにどれだけ多くのクルーや医療従事者、行政職員、官僚たちが頑張っていたか。なのにそれを面白可笑しく報道するマスコミ、ネットの情報に踊らされ、無責任に批判する私も含めいわゆる世間の人たちがたくさんいました。あれから5年しか経っていないのに、もう遠い昔のことのようになってしまっていますが、この映画を観たことで、私も当たり前と思っている日常がとても尊いことを痛感できました。藤田医科大に乗客を搬送して落ち着いたところで、怒りを露わにしながら防護服を脱ぎ抗議する滝藤さん演じるDr.に、自分のせいではないのにひたすら頭を下げる池松さん演じるDr.の姿が印象的でした。こういう姿、普段仕事してる時の私たち、みんなやってるよなって。自分の病院で理事たちの前で謝る結城先生もそうでした。最初冷たいと思っていた立松さんも実は熱い人で、こんな官僚いたら日本の将来も大丈夫かもと思えました。とても深い映画です。ぜひ多くの人に本当に観てほしい。どの役者さんもみんなよかったのですが、森七菜ちゃんも私には久しぶりの窪塚洋介さんもとても良かったです。20何年前にドラマで音大生の役をしていた洋介さんがカッコよくて大好きでしたが、久しぶりに見たらこんなに渋くて素敵な大人になっていて驚きました。この映画の素晴らしさは書ききれないので、劇場にぜひ足を運んで観てほしいです。
私はまだ2回は観に行こうと思っています
医療従事者に改めて感謝を
歴史の1ページにするにもエンタメにするにもまだ時間が浅すぎる。でも記憶が薄れていて「そんなこともあったな」って部分も多い。
当時テレビの向こうから見ている側の人間だった私には身につまされるようなお話だった。
いい映画で心に響いたのに、映画見た一番の感想は「小栗旬×窪塚洋介×松坂桃李めっちゃいい…!」でした。我ながらミーハー過ぎる。
キャスティングした人、素晴らしいセンスですね。当て書きですか?こういう小栗旬が見たい、こういう窪塚洋介が見たい、こういう松坂桃李が見たいを全部叶えてくれるじゃん???1つの映画で二種類のバディ感を楽しめて最高。
池松壮亮も森七菜も桜井ユキも大変良かった。
あの当時のコロナは未知のウイルスで、感染したら命の保証はないっていう怖さがあった。現場の方への敬意は風化させちゃいけないなと思った。
今回は現場の医療従事者目線の映画だったけど、受入先の病院や役人や報道者や患者にも様々な立場や思いがあるのも忘れてはいけない。
人間の愚かさと美しさ
思い出した、忘れてはいけない
映画館も間隔空けてマスク徹底だったこと思い出しました。
今日の映画館は、マスクの人はほとんどおらず、満席でしたので、しみじみと感じました。
当時何かわからずただただ恐怖だったコロナに
立ち向かった(立ち向かわざる得なかった)関係者の皆様には
本当に頭が下がります。
改めて、何のためにそれぞれの職についているのか
を考えるきっかけとなった。
医者になった方は命を救いたいと思ったはず
ただ、その中で、他に守らないといけないこともそれぞれ抱えているので
それぞれの判断も正しいのだと思う。
マスコミも何のためにあるのか、
我々一般市民も何のためにSNSで拡散するのか。
正しいことをしたい、
世の中のためになりたい、
誰もが思っているはず。
掛け違えず、惑わされず生きたいですね。
コロナ禍を経験しているからこそ、この作品には誰もが強い共感を抱くことができるのだと思った。
感動的で価値ある作品
ダイアモンドプリンセス号内での真実
新型コロナが何物か判明しない時に発生したダイアモンドプリンセス内での集団感染と無私の心で戦ったDMATたちの真実に基づく物語
当時マスコミは煽る報道ばかりだったことを思い出す
医師はすべからくご多忙な方が多いものだが、何冊も本を手がけられる優秀な岩◯医師もいたなぁと思い出した
今でこそ感染対策は常識に近づいてきたが、当時は怖かったはずなのにDMATの活躍には頭が下がる
小栗さんと桜井さんのセリフがまさに全てを表していると思う。
自称感染専門家が連日テレビに出ていたが、何故対応に動かなかったのだろうか?と疑問に思ったものだ
FUKUSHIMA50 といいこのような映画は後世に残すべき作品だと思う
死に直面した人を1秒でもはやく治すために動く人たちがいる反面火事場泥棒的動きで面白ければそれでいいと報道する人たち
どちらが大事なのか?改めて考えさせられる映画でした
タイトルなし(ネタバレ)
2020年2月、横浜港停泊中の豪華客船から新型コロナウイルスの感染者が出た。
対応する医療チームはおらず、神奈川県災害派遣医療チーム“DMAT”が対応に当たることになった・・・
といった、コロナ禍の端緒、豪華客船での集団発生の対応をDMATの活動を中心に描く実録物。
3.11の原発事故対応を描いた『FUKUSHIMA 50』を彷彿させます。
非常事態下での普通の人びと(専門知識があるとはいえ)を描く、いわゆるエンターテイメントの王道。
(スティーヴン・キングがいうところのエンターテインメント。ただし彼が描く非常事態は架空の出来事だけれど)。
その後のコロナ禍を経験しているので、単純にエンタメとして楽しむわけにはいかないが、当事者たちの苦悩と活躍、冷静な活動、周囲の心無い対応などが巧みに描かれていました。
中心となる俳優陣は、小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、森七菜、窪塚洋介。
豪華俳優陣なので、鑑賞前は「もしかしたら嘘臭い感じがするんじゃないか」と危惧しましたが、杞憂でした。
いずれも好演。
こんなことが起きていたなんて思いもせずに
あの頃、私はこのニュースを避けていた
得体の知れない、何かとてつもなく悪いことが始まってしまった感じが怖くて、受け入れられずにいた
できるだけニュースを見聞きせずに目を逸らして、知ることを先延ばしにしていた
そんなとき、あの場所でこんなことが起きていたなんて思いもしなかった
叩いている人たちの気がしれないとは思っていたが、いじめなどが起きた際に“傍観は加害と同じ”と言うことがあるから、私も叩いていた人たちと大差なかったなと今回この作品を観て感じ、己を反省した
いつも何かある度に、誰かが自分の何かを犠牲にするように頑張ってくれているお陰で世の中は何とかなっているが、この作品はその最も最近の分かりやすい大きな出来事を知る機会を与えてくれてありがたい限りです
欲を言えば、フィリピン人の入院してる姿を描いて欲しかった
ヒーローがたくさん出てくる描かれ方なので、その後の行方も平等に見せてくれたら嬉しかった
素晴らしい映画をありがとう
昔話になってきたがコロナ初期のダイヤモンドプリンセスを描く。振り返...
働く事は尊い
「人の為に動くと書いて働くと言う」
と言われます。
その人とは?
仙道さんが結城さんに問いかけます。
厚労省の評価なの?
世間の評判なの?
そして
こんな事の為に仕事をしているんでしょ。
今働かないでいつ働くの?
向かう相手、人を見据えています。
結城さんも言い放ちます。
感染が怖くて辞めたいなら医療に従事する事から辞めてしまえば良い!
私の仕事は人の生き死にに関わる事ではありませんがコロナ禍では生活衛生環境を保つ為のエッセンシャルワーカーとしての自負が有りましたし職場の仲間にも言い伝えていました。
自分が出来る事を精一杯する。清々しいほどの仕事感に敬服です。
桃李さんは文科省の次は厚労省と官僚役が似合って来ましたね。また「雪の花 ともに在りて」でもそうでしたが誠実さを演じるのが上手いですね。
まただ…
もう長いことワイドショーやネガティブな動画やSNSなどから遠ざかっているので今現在のマスコミがどのような報道をしているのか分かりません
本当に今作品のようなアプローチで報道されているのでしょうか?
もしもそうなら「なぜ?」と思ってしまいます
リアルタイムで今の現状を報道する事に意味はあるでしょうがリアルタイムだとなぜ非難が先に立つのでしょう
当事者達を信用していないのでしょうか?
なぜ信用できないのでしょうか?
現場の方々だって頑張っているんです、もっと応援してあげたって良いじゃないですか
報道されるほどの現場です、とても過酷なはずです
応援してあげましょうよ
報道を見ている私達に責任があると思うのです
映画やドラマなら感動を呼ぶものが断然多いけどそれがなぜ報道となると逆になってしまうのだろう?
とても不思議です
人の心理とは不可解なものです
お金を出してでも感動したいのに
今もそこにある危機
私たちの生活や社会を一変させたコロナ禍の端緒となったダイヤモンドプリンセス号を題材にした、社会派ドラマの力作です。テーマを声高に叫ぶだけでなくエンタメ作品としても成立していて、2時間超の上映時間があっという間でした。これは、遠い過去の遠い国の出来事ではなく、ついこの間、私達の眼前で起こったことですが、コロナ禍が過去のものになりつつある今、この作品が製作された意義は大きいです。未知のウィルスに侵された乗客を満載した客船と言う閉鎖空間に飛び込んでいく、DMAT隊員の勇気もさることながら、彼らがボランティアである事に医師としての矜持が感じられ感動しました。一方で、未知のウィルスの恐怖から、隊員やその家族への差別、それを煽るマスコミの取材に対する問題も取り上げながら、未曾有の国難にあたり正しく情報を伝える重要性が指摘されます。これらの教訓があらゆる分野での危機管理に生かされているのか、DMATに限らず無私の精神で闘う人達への私達の理解が進んでいるのか、この作品で語られる危機は、今も存在していると思います。役者では、小栗旬はじめ主役四人は当て書きのような好演ですが、特に窪塚洋介の頼もしい現場指揮者がかっこよかったです。
冷静に振り返られる
コロナ禍の影響がほぼなくなった今だから、冷静に振り返るにはいいタイミング。
そう言えばそんなことあったよなと、当時は近くには住んでなかったが、それでも異様な不安を感じた記憶が戻る。
前例がない、ルールも決まっていないが、ただ目の前で刻々と悪化する状況を何とかしなければならない中で、適切な判断を下すことの難しさや厳しさ、それを一つ一つどうこなしたか、責任の範囲外で自ら現場へ赴いた医療従事者には頭が下がる。同じ立場だったとして自分が同じ行動を取れるか。何か別の災害が起きた時にどう動くか。
いわゆるお役人のイメージとは異なる、厚労省の立松の臨機応変な言動に対して、結城が徐々に信頼を寄せていくところが、個人的には最も印象に残った。
事実をベースに、過剰な演出を除いた内容で、今観ることに価値のある作品だと思う。
藤田医科病院の院長に愛知出身の滝島賢一をキャスティングしたのは狙いだろうか。
だとしたら、なかなか粋な計らいですね。
経験の無い感染症の恐ろしさと闘う
船上からマスクを脱いで深呼吸の空気の美味さ!
新型コロナウイルス感染症が蔓延る世界ではいちばんのご馳走かと思う数年間でした。
豪華客船で日本初の新型コロナウイルスの集団感染が発生して誰もが経験の無い世界に導かれて行きました。
未知とのウイルスに対応する経験も無かったDEATが批判を浴びながら治療に専念する姿に心を打たれました。
狭い空間の中でさまざまな患者・ドクター・看護師・クルーズ船のクルースタッフ、更には船外から司令塔となり政府や厚労省のスタッフなど正規な法律では解決出来ない難問を人道的な配慮と共に解決する強固な姿勢もなかなかましたね。
何よりもこのクルーズ船が新型コロナウイルス感染症の国内での蔓延の助長にすぎなかった事、多くの医療関係者がコロナ患者との接触・感染を疑われ差別を受けるなどあの忌まわしい時期を思い出してしまいました。
でも全ての人々が未知とのウイルスと戦いその道標となったのがこのクルーズ船での出来ことだったと思います。
絶望から希望へと関係者に感謝したいと思いました。
全545件中、221~240件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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