「実話ベースの手堅い作品」フロントライン asanoさんの映画レビュー(感想・評価)
実話ベースの手堅い作品
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当時何が起こっていたか、中ではどんな人々がいてどんな人たちが動いていたか知ることができる。
ただ人を救う、だけでは終わらない。人の思い込みや話題に飛びつくマスコミやSNSとの戦いもあってある意味での人間らしさというものが味わえる。
ただコロナに向き合えばいいというだけではないのがより現実的だった。
当時コロナを含め様々なものと戦ってくれた医療関係者には頭が下がる思い。
しかし現実ベースだからこそほかの医療ものと違ってエンタメのような大きな波や派手さはない。
例えば急病患者がいてスーパードクターがお決まりの台詞と共に参上し全て解決、なんていう爽快感はない。
それと一人ひとり過去や事情などが説明されたりするところもないので登場人物たちにも強い思い入れなどが起きない。
エンタメ性はないため淡々と静かに物語が進んでいくような感じ。
故に人によっては映像作品として少々退屈してしまうかもしれない。
しかし実話ベースなので変に話を盛るよりもこちらの方がいいように思う。
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