「作品自体は」フロントライン みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
作品自体は
骨太で見応えがあって素晴らしい。
マスゴミが製作委員会に入っていないこともあって、違和感なく観られた。
DMATをはじめとする関係者の方々のヒロイズムには涙した。
そこから始まったコロナ禍下での彼らの献身には感謝してもしきれないし、
尊崇の念を禁じ得ない。
小栗旬や松坂桃李、池松壮亮の演技にも引き込まれた。
その上を行って異彩を放ったのが窪塚洋介で見事だった。
良い映画だろうということは想定していた。
興味もあった。
それでも足を運ぶことに二の足を踏んだのは
今まさに感じているようなどす黒い感情が渦巻くから。
本作の中にあるようにマスゴミは確かにひどい。
これでも何らかの忖度をしていて描き切れていないだろうと感じるほどに。
そして、その後押しをしているのがワイドショー民と揶揄される
小泉の米パフォーマンスに踊らされるような方々だろう。
このテーマを扱うからにはここを避けては通れない。
派手でない分ある意味リアルで上記の感情が次々湧いた。
観客の皆様は自分はそうじゃないと思ったのかな。
ほとんどの方はもうマスクはしていなかったし、
ワクチンも打っていないだろうけれど・・・・。
折角観賞したのに気分がだだ下がりなのは本意ではない。
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