劇場公開日 2025年6月13日

「取材を元に事実を真摯に描いてる実話もの」フロントライン ゆたかちひろさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0取材を元に事実を真摯に描いてる実話もの

2025年6月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

驚く

邦画にしては珍しく、社会派エンタメ映画なのに、ドキュメント観てるような気もする、かなりリアルを描くことを心掛けてた感じ。
演出の都合上俳優にあんまりマスク付けさせられないのは仕方ないけどw

まだ記憶に新しい実際にあった出来事が、こんなに早く映画化されるって日本ではなかなか無いよね?すごくない?

色々見てる間に思い出してきて、家族がコロナ患者を受け入れてる病院で働いてるだけで避けられるような、訳の分からない差別みたいなのもあったな⋯とか
あの頃あった色々、キレイなとこ集めてダイジェストにした様な映画ではあるけども!改めて、医療従事者さん達の働きに感謝しないと!と思わされる良い映画でした。

当時、ダイヤモンドプリンセス号について外野がああだこうだと批判するのを見て、自分が乗船客や治療にあたってる側ならどう思うんだよ?とモヤモヤしてたのも思い出して、その気持ちがスッキリしたのも良かったです。その後のコロナ禍と呼ばれる約3年ほど、色んな選択があったけど、難しい選択を色んな人が責任を負ってやってくれてたんだろうな。
こういうことを考えるきっかけを与えてくれる、そこがこの映画の一番素晴らしいところだと思う。

邦画にしては没入感ある画角だなと思ったら、65mmフィルム撮影だそう。お金かかってる!

【パンフレット A4 表紙込み44P 1100円税込】
装丁は至って普通。最初買う気はなかったけど、たまたまTOHOのグッズ売り場で中がパラパラ見られる様に見本があって、インタビューやプロダクションノートも豊富にあったので即買いw何よりモデルになったご本人達のインタビューが一番興味深くて良かった。当事者が、ここを取り上げてくれて良かったと具体例を挙げて口々に言ってるのは、映画への信頼感がアップしてすごく良かった。

ゆたかちひろ
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