「多くの判断の難しさ」フロントライン ゆゆさんの映画レビュー(感想・評価)
多くの判断の難しさ
なんとも考えさせられる内容でした。
今となってはあぁすればこうすればと結果論で語れますし、今や当時の感覚は薄れつつあります。
ただあのときは電車で移動することすらためらったり、この先どうなるのか、と誰もが自分を優先しなくてはと思っていた時期ということを思い出しました。
きれいごとを言うならば、何故助けない?何故撤退する?誰かが受け入れてあげなければと思いますが、現実は自分が感染するかもしれないという恐怖、感染したらどうなるのかもわからない分、病院も、医師も、地域も、判断と決断が本当に難しかったと思います。
ただこのストーリーに出てくる方々は少なくとも自分を二の次で最前線で力を尽くしてくれていたことに感謝しか感じませんでした。
クルーの方も逃げ出したかったでしょうし休みなく仕事し疲弊したと思います。
当時のニュースでスポットがなかなか当たらなかった人たちのストーリーが少しでも実話に基づいて知ることができたので、映画としてはストーリーのアップダウンは少なく物足りないかもしれませんが、満足行く作品でした。
私がそこにいる関係者だとしてもそこまで尽くせるかと言われたら正直自信がないので、こういった方々がいてこそ救われる世界があるなと感じます。
そしてこんなマナーのいい観客ばかりの映画館久しぶりでした。おそらく全員が体勢すら変える人がいなく見入ってたからかと。
長くなりましたが、総括しますと...
窪塚くんがかっこいい。
小栗旬よ、窪塚くんを口説いてくれてありがとう。
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