「ダイヤモンド・プリンセスの真実に涙した日」フロントライン kazu50さんの映画レビュー(感想・評価)
ダイヤモンド・プリンセスの真実に涙した日
新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の実話をもとに描かれた作品です。最前線で奮闘したDMATの医師や看護師たちが、誤った報道や偏見によって心ない差別を受けていた事実を知り、胸が痛みました。
私はこの船に、感染拡大の直前である2019年11月に乗船していたため、物語が決して他人事とは思えませんでした。ニュースでは見えなかった船内の混乱やクルーたちの葛藤が描かれ、当時から気になっていた彼らの姿が重なって、胸に迫るものがありました。
思いやりの届きにくい状況の中で懸命に支援を続けた医療チームと、閉じ込められた船の乗員たち。ようやく船を降りることができたときの光景を目にした瞬間、胸がいっぱいになり、自然と涙があふれました。
あのときのクルーたちに、心から「ありがとう」と伝えたい。そんな思いが強く残る、忘れられない一本です。
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