クラッシュ(1996)のレビュー・感想・評価
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共感ゼロの性嗜好のお話ではありますが・・・
この作品の中で描かれる性嗜好の方はいらっしゃるのでしょうかね?
あくまでその嗜好が架空、想像の世界という前提で以下です。
まず、ここで描かれる嗜好については共感ゼロです。全く。「はぁ?」って感じです。
けど、本作品は共感を得ることを目的としてないですよね?きっと。
人間の欲には限りがありません。きっと。さらに美味しいもの、さらに綺麗なもの、さらに多く、さらに大きく、さらに気持ちよく。
特に気持ちよくなることには興味ありますよね?探究心も旺盛になりますよね?こうなったらどうなっちゃうんだろー?みたいに。
さらにそれは命の危険ギリギリというラインスレスレになると、また別の快感が付随してくるのでしょうかね?吊橋効果みたいに。危険ギリギリを共有すると気持ち盛り上がるというか・・・。
そんなのがあるのかな?
こんな稚拙な考察で語れるものではないとは思いますが、次、また次、次、次とエスカレートしていく様、命ギリギリとの抱き合わせなどはうまく「車」という媒体を使って描いたのではないでしょうか?主人公がドツボにハマっていき後戻りできない(なんだったら、新たな探求者?)状態になっていく様もよく描けていると思います。
また、新たな「気持ちいいことかもしれない」ことの出会い方もいいですね。
あんな感じで自分の中に新しい感情と快感が飛び込んできたんでしょう。
で、もっとも大事なことだと思いますが、本作において。
「エロ大爆発」です。
Hシーンではなく、それ以外のエロティックな表現が、まぁなんというんでしょ、心の中で
「こりゃ・・・エロいわ・・・」と何度つぶやいたことか。
まさか、傷口にエロを感じるとは思いませんでした、僕自身が。
そーいう点でも、車と人間の欲望のむすび付け方、うまいよなぁって思います。
序盤に「車が多くなってきた」ってセリフ、好きなんですよね。
今まで単なる風景だったものが、何も変わってないはずの風景が、自身のなんらかのターゲット(興味の)になった時、人は見る印象が変わるはずなんですよね。
こんな部分にも人間の欲の表し方うまいなぁって思いました。
(気になる異性を目で追う回数が増えてしまうように)
共感ゼロですが良作ではないでしょうか?
性癖なんて人それぞれだからね。
好みの女性ひとつ取っても
ロリから熟女好きまでさまざま。
SMマニアもいれば
ここには書けないような
俗に言う“変態”はこの世に居過ぎるくらい居るので
もう“アブノーマル”という言葉は死語である。
それもこれもSNSで個人の性癖を言っても
共感出来る生活環境になったからですな。
そんなこんなで交通事故でイク人達の話。
クローネンバーグ監督作品って
難解な映画が多いと言われてるが
難解な原作に挑戦してるだけで
作りが難解なリンチやノーランとは違う。
「裸のランチ」観てみなさい。
意味わかんねーけど
「あー、伝えようとしてるー!」
って思うから(^_^;)
この「クラッシュ」も
性癖分析しなければ
わかりやすい物語。
当時、観逃してたので面白かった。
「わかるわかる」って思って観てたって事で
やっぱ私も一般的に言うと変態なんだな。
ドンドン傾倒してしまうその危うさ
いろんな変態
以前から気になってた映画で、今回やっと観られたわけですが、わたしにはなんかピンとこなかったかも。
変態ですよね、これはもう。
自分の快楽が得られれば、なんでもいい誰でもいい死んでもいいってやつですよね。
ほかに人生の楽しみはないもんかって、そんなこと真っ当に思ってしまう自分がバカみたい。
痛いのが、快感?なのかな。
いんや、わたしは痛みに弱いのでこれはわからん。
めちゃくちゃに破壊する痛みでエクスタシーを得るのであれば、たとえば末期のガンの痛みなんかでも恍惚とするのかしら?とか、帰りの電車で色々考えてしまった。
それとも痛みとはちと違うのかな。
いえ、変態が嫌なんと違います。
変態にもいろんなバージョンがありますよね。
わたしは変態村って映画がとっても好きでDVDで時々見返したりしてますが、あそこに出てくるひとたちの変態っぷりの方がわたしにはしっくりきます。
とは言え、わたし自身は変態ではありませんが、
なんて自分で言ってる人ほど変態かもしれん。
変態村が好みっていってる地点で怪しいもんだ。
変態変態と連呼してしまい、恥ずかしいやら、ごめんなさい。
痛いのは嫌です。(加筆•修正)
クローネンバーグは好みなのだが、作品により共感できないものと興味を引くものがはっきり分かれる。今回は前者でした。
生を感じることで性を感じるのだろう。極端になれば死と隣り合わせのなる生こそ、最もエクスタシーを感じる性。
先日鑑賞したブレスレスは未だ理解できるが、こちらは理解不能。
理解できないエロばかりで眠かったが、惹きつけるものは有る。
ドライブインシアターで観よう。
まさしく、鬼才たる由縁がこの作品
クローネンヴァーグ以外に、こんなシナリオを誰が書ける?
交通事故の衝撃、死の恐怖、直接的な肉体の痛みがフェティシズムの脈絡に則って快楽に変わる人たち。衝撃的だ、余りにも衝撃的な発想だ。否、発想ではなく現実かもしれない。自分の生活や人生で中々出会いそうもない経験を映画を通して体験出来る。才能溢れる監督によって、異次元の体験が出来るのも、映画の醍醐味の要素である。とても興味深い映像体験だった。レヴューは濡れ場シーンばかりがフューチャーされているが、エロスとタナトスが組んず解れつする見事なカット割りが、台詞と演出と俳優陣の蠱惑的な演技力によって優れた映像美へと昇華されていたのも発見だった。映像にしろ、文学にしろ、音楽にしろ、あらゆる表現手段において、快楽の延長線上に迎える死への憧れは持って来いのテーマである。
圧倒的、ド変態。。。。
1963年型の真っ黒い"リンカーン" 走り続ける エンジン火が噴くまで〜♪
鉄、錆びた鉄、女性器を表すようなロザンナ・アークエットのエグくてグロい傷。
直接的な暴力描写は皆無、自動車事故からメタリックな痛々しさ、性的欲求からの変態的Sex、アブノーマルからゲイ&レズの関係性、最も危険な性の吐口的な暴力描写と当て逃げは当たり前的な御勘弁。
デヴィッド・リンチとかポール・バーホーベンなんかが撮っていてもおかしくは無いような、クローネンバーグが撮るべくして撮った原作者J・G・バラードとの相思相愛的、バロウズ以来に。
衝突事故からの生=性、ギリギリに死から逃れた恐怖心を解放した後に満たすは性欲的興奮のみ!??
世の中には色んな人が居る。
異常が正常の地平となった それがラストシーンの意味だと理解した
事故によって得られる性と生の悦び
異常な性愛
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