ドールハウスのレビュー・感想・評価
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巧い。泣いた。矢口史靖、好調。
支持。
私的年テン上位当確。
チャッキーにJホラー貞子を最適配合。
箱であの名作スリラーを模すとは。
そこで一安心させ、
混ぜ返し揺さぶり一気に魅せた。
シャイニングな劇伴、
長澤にクレしんみさえ的衣装など、
良作からの拝借の巧さ。
泣いた。
人形はやばいです
長澤まさみさんに釣られて鑑賞。
冒頭の衝撃の娘の喪失。幸せの絶頂からの一気に転落。精神を病んでいた中、ふと目にした日本人形…。この時点ですでに祟りの予感。
引き離しても、捨てても戻ってきてしまう人形という、ど真ん中の物語を基軸に、アレンジやひねりを加えながら、過去の事実が明らかになっていくという展開。使い古されたネタを少しリフレッシュさせた感じか。
個人的には、人形という映像だけですでに怖い。焦点があっているような、いないような目、笑っているような、すましているような口元。アップで見せられるだけでホラーです。
その、個人的に弱いとこを突かれたホラーだが、思ったより後に引かなかった。「その昔の怨念」の話が怖いだけで、現代の「人間の憎悪」などの醜悪さがないからだろうか。王道の、「祟りは怖いけど生きてる人間も相当だね」といったエッセンスがほとんど無いためか、話の展開も少しとっ散らかってしまい、物語が浅くなってしまった感がある。内容的には悪く無いので、少し惜しい。
そうそう、中身と関係ないが、後半登場の田中哲司さん、どうしてもSPECの冷泉先生に見えてしまう。ラミパス、ラミパス…さすがにレモンは齧らなかったけど。
暑くなってきたので、涼しい映画館でこんな怪談を楽しむのも一興ですね。
FAXはデジタルに入りません
予告の「あの人形は危ないんだってば!」がイケボ過ぎて楽しみにしてた。
配役か演技か、前フリの分かり易さか…
恐いところはしっかり恐いんだけど、何故かニヤニヤしながら観てしまう謎の雰囲気。笑
冒頭、洗濯機の中を見せない演出と、その前後の長澤まさみの表情、そして絶叫は見事。
予告で散々見た瀬戸康史の「ガタッ」ではクスクス。
そこからは定番ホラー展開の連続なのだけど、見せ方が上手いので楽しめた。
今野さんが出てきてお焚き上げでクライマックスっぽいが、いやまだ呪禁師が残ってるぞ、と。
正直間延びしてたので、後半であれやるなら前半はもっとコンパクトにしてほしかった。
最後の最後で幻覚なのかなんなのか無駄に混乱させる描写も要らないし。
軽率なDQNが映像まで残してくれるのは便利なのだろうけど、YouTuberを絡めたがる最近の傾向は少し嫌い。
立ち直った途端に人形の扱い雑過ぎ。
あんなに殴ったら真依ちゃん死ぬでしょ。
干潮の目安「◯時〜◯時」って書いてあるんだから、タイマーじゃなくて時計見なよ。
全身の骨が全部入ってたら重さヤバくない?
「アナログ人間」とか言いつつFAXからスキャナー、金属探知機まで使う神田の線引きが分からん。
…などなど色々あるけど、アヤちゃんの絶妙な表情や各シーンの髪の乱れ方、造型の変化などはかなり凝ってた。
「ドールミステリー」ってことで何か仕掛けがあるのかと思ってたら、普通にホラーよね?
なんで「ミステリー」で打ち出したのかがミステリー。
もうちょっと纏まりとテンポが良ければ、とは思うが、なかなかに楽しめました。
やっぱり、ホラー映画かなぁ。
長澤まさみはホラーに合う。
長澤まさみを観ているだけで恐怖感倍増。
そして人形が動く。からの、襲う!噛みつく、引っ掻く、子供は髪で首を絞められていたな。
途中から人形の顔歯と歯茎むき出しで西洋人形のホラーみたいに顔が変化するので失望。
出来れば、日本人形は顔が変わらないまま凶行を行なっていれば、怖かったと思います。
最後はハッピーエンドでないから、続編がいくらでも作れます。2や3に期待。
矢口史靖監督の新境地!絶対に戻ってくる日本人形の恐怖
【イントロダクション】
娘を失った悲しみを骨董市で見つけた人形で癒す(ドールセラピー)母親が、やがて人形に付き纏われる恐怖に晒される。
主演、長澤まさみ。監督・原案・脚本は『ウォーターボーイズ』(2001)、『スウィングガールズ』(2004)の矢口史靖。
第45回ポルト国際映画祭グランプリ受賞、
【ストーリー】
住宅街で子育てに励んでいた鈴木佳恵(長澤まさみ)は、交代制で近所の子供達の世話を引き受けた。しかし、家のお菓子やジュースを切らしてしまっており、佳恵は1人娘である5歳の芽衣に留守番を頼む。
子供達は家の中でかくれんぼを始め、芽衣は隠れ場所がなく困っていた。佳恵がスーパーのレジ待ちをしている最中、他所の主婦が近所で不審者が出た話をしている。心配になり急いで帰宅する佳恵だったが、芽衣はかくれんぼの最中に行方不明となっていた。
連絡を受けた看護師の夫・忠彦(瀬戸康史)が帰宅すると、既に警察が来ており、芽衣の捜索願いが出されていた。心配で塞ぎ込む佳恵を励まそうと、忠彦は飲み物を差し出すが、佳恵は誤ってテーブルクロスに溢してしまう。
テーブルクロスを洗濯しようと、佳恵はドラム式洗濯機のドアを開ける。そこには、中から開けることが出来ずに窒息死していた芽衣がいた。
1年後、引っ越し先で荷解きも満足に済んでいないまま、佳恵は忠彦の勤務する病院でセラピーに参加していた。佳恵は、未だに芽衣を失った悲しみと自己嫌悪から抜け出せないままだった。心配して家を訪れた姑の敏子(風吹ジュン)は、近所の神社で行われるお焚き上げを提案し、チラシを渡していく。
ベランダでチラシに目を通す佳恵だったが、突風によりチラシが飛ばされてしまう。慌てて家を飛び出して追いかけた佳恵は、近所で行われていた骨董市に辿り着く。
夜、忠彦が帰宅すると、佳恵は上機嫌で夕食の支度をしている。佳恵が元気を取り戻した様子にホッとしたのも束の間、忠彦はテーブルに座らされた古い日本人形を目の当たりにする。それは、佳恵が骨董市で気に入って買ってきたものだった。
佳恵は人形の汚れを丁寧に拭き落とし、髪型を整え、爪を切り揃え、“アヤ”という名前を付けて大層可愛がった。人形に亡き娘の面影を重ねる佳恵に忠彦はどう接していいか分からずにいたが、病院の医師から“ドールセラピー”と呼ばれる、家族やペットを失った悲しみを人形で癒す方法を紹介され、佳恵のリハビリになるのならばと、彼女と共にアヤと日々を過ごす。
家にはアヤとの思い出の写真が沢山飾られるようになった。そんなある日、佳恵は2人目を妊娠する。
やがて、鈴木家には真衣という娘が生まれ、2人はアヤを他所に新しい娘の子育てに夢中となった。あれだけ飾られていたアヤとの写真は、全て真衣との思い出に掛け替えられた。
ある日、佳恵は泣きじゃくる真衣をあやそうと、真衣のベビーベッドにアヤを横たわらせる。しかし、佳恵が目を離した僅かな時間に、真衣の首には正体不明の長い髪の毛が巻き付き、危うく命が危険に晒されるところだった。佳恵はアヤを気味悪がり、買ってきた際に収められていた大量のお札が貼られた箱にアヤを戻し、クローゼットの奥に仕舞い込んだ。
5年後、亡き娘と同じ5歳に成長した真衣は、ひょんなことからアヤを見つける。佳恵は「昔からウチにある人形だから、大切に扱ってね」と、アヤを真衣に与える。しかし、次第に佳恵や真衣の周囲で不可解な現象が起こるようになる…。
【感想】
矢口史靖監督の新境地!日本人形という日本古来からの怪談話のモチーフに、『リング』(1998)、『仄暗い水の底から』(2002)といったJホラーの名作の要素を織り交ぜながら、古き良き、しかし確実に現代的要素を含んだ新しいJホラーの傑作を生み出した。
矢口監督といえば、青春モノやコメディといった“万人ウケする明るい作品”で知られており、だからこそ、当初は自身のキャリアと掛け離れた本作は別名義で手掛ける事すら考えていたという。しかし、ここに来てまさかの新境地。また、本作を鑑賞するだけでも、矢口監督が怪談やオカルトの類が好きな事が十分伺える。本作のノベライズやコミカライズに、怪談作家の夜馬裕さんや怪談家としての一面も持つ凸ノ高秀先生が起用されている事からも(矢口監督からのオファーとは限らないが)、そうした文化に造詣が深いのかもしれない。
演出にツッコミ所(アヤの入っていたお札だらけの箱や、細かい所では、佳恵にチラシを追わせるなら即骨董市に飛ばさせて良かっただろう等)は多々あれど、それでも、何度でも戻ってくる人形の恐怖、アヤの正体や目的に捻りを効かせた脚本と、一級のエンターテインメントとして成立させているのは、キャリアの長い矢口監督だからこその技だろう。
前半は、謎の日本人形アヤが日常生活で徐々に邪悪な本性を出していく様が描かれ、後半はその正体と呪いを解く方法が描かれる。
予告編にもあったアヤをMRI検査に掛けるシーンで、アヤの内部に人骨が存在すると判明した瞬間のインパクトも良かった。ヨーロッパ圏の人形であるビスク・ドールには、滑らかな質感を出す為に動物の骨が用いられていたと聞いた事があるが、本作のアヤは人骨に素材を貼り付けて造られており、より生々しさ、悍ましさを感じさせる。
長澤まさみの“子供を失った母親役”が良く、特にセラピーで芽衣の死因を語る瞬間の動揺と後悔の渦巻く演技は迫真で拍手。
また、脇役で登場する安田顕や元キングオブコメディの今野浩喜も良い味を出している。アヤを巡って邪な思いで接する者が悲惨な末路を遂げるというのは、一種の御約束ではあるのだが、もしかするとアヤは人間の持つ邪念を操って自らの処分を回避させていたのかもしれないと思わせる。
【呪いの根底にあるのは、“愛されたいという気持ち”】
全ての親が子供を愛するとは限らない。同時に、全ての子供が親を愛するとは限らない。
アヤの正体を知った佳恵と忠彦は、呪禁師の神田(田中哲司)の協力を得て、アヤを故郷である新潟県の孤島に返そうとする。
しかし、私はアヤの本性である鬼の形相や『リング』の鑑賞経験等から、「故郷に帰す事が、本当に呪いを解く事に繋がるのか?」「もしかすると、アヤは生前母親を嫌っていたのではないか?」と疑う気持ちを抱いていた。
そして、案の定アヤは生前病弱だった事から母親に虐待を受けており、母親を憎んでいた。だから、アヤは真衣に「母親の交換」を提案していたのだ。
偶然にも、佳恵は人形にアヤと名付けた事で、彼女の生前の名である礼(礼と書いて“あや”と読む)と重なり、2人の間には繋がりが生まれたのだと思う。佳恵はアヤに芽衣の面影を重ね、それはそれは丁寧に、愛情を注いで扱った。虐待を受けて母親を憎んでいた礼にとって、佳恵から注がれる愛情はどれほど心地良かった事だろう。だから、アヤにとっては佳恵こそが理想の母親となり、彼女を手に入れる為に、故郷に返させて意識を完全に乗っ取るという罠を仕掛けた。
神田は「しまった!人形をあの島に返してはいけなかったんだ!」と、自分達の間違いを悔やむ台詞を発する。しかし、佳恵と忠彦の最大の間違いは、アヤを返した事ではなく、「子供は親を愛しているし、子供も親を愛しているはず」だという価値観を持っていた事だろう。勿論、それは親として大変素晴らしい真っ当な価値観なのだが、世の中には目を背けたくなるような邪悪な意思が渦巻いており、親子関係においてもそれは間違いなく存在するのだ。
一方からの見え方だけで行動してしまった以上、あの結末は避けられない運命だったのだ。何とも皮肉な話である。
【総評】
日本人形という古風なモチーフに、セラピーや虐待問題といった現代的なテーマを融合させ、そこに矢口監督の作家性である“万人ウケする”というコーティングがなされ、新しいJホラーの傑作が誕生した。
是非、今後も矢口監督には本作のようなホラー作品も手掛けてもらいたい。
世にも奇妙な物語
これは世にも奇妙な物語でやったほうが良かったと思います。
ギュッと縮めて15分ぐらいで終わるストーリーにすれば名作になったと思います。
あのお焚き上げの寺から、悪徳坊主が転売しようとするくだり必要でしたかね…?
田中哲司が除霊師?なのですが、後半引っ掻き回して余計な事をたくさんしてくれます。序盤からもっと早く出て来て人形の真相を証してくれればもっとサクサク話が進んだはずですし、最後に人形を母親の墓へ返しに行かなければ、ふたたび鈴木家がドールハウスになることもなかったのではないかと思いました。
そして結局はバッドエンド。ふたたび人形を可愛がる夫婦に戻りました。続編では残された子供とばあちゃんがカギになると思いますので、「ドールハウス2」に期待します。
久々の正当Jホラー作品
「リング」「仄暗い水の底から」直系にして、それらに引けを取らないJホラーの新たな傑作
俳優・演出・脚本どれも一流を揃えて、真正面から王道ホラーをやり切っている。特に前半、超常現象なのか、子供を亡くして不安定になった母親の妄想なのか、ギリギリまで引っ張る緊張感が、主演・長澤まさみの演技力と相まって素晴らしい。霊能力者が登場して雰囲気が転調する後半も、息もつかせぬ展開の連続で、衝撃の結末まで一気呵成に走り切る。全編を通して、子供と人形の入れ替わりトリックが多用され、人形ホラーの要素を最大限に生かして恐怖と不安を盛り上げているのも好印象。人形を封印するやけにメカニカルに厳重な箱(しかしあんまり役に立たない)とか、手持ちスキャナーを使ったダウジング墓探しとか、細かいギミックにも手を抜かない凝り様も良い。
うちも洗濯機買い替えたばかりデス
まさみちゃんだし予告が面白そうだったから、ホラーチキンの私ですが超楽しみにしていた本作。
リーフレットもイイですね♪
冒頭。
よくある建売住宅の共用スペースでだべっているママさん達。
まさみ1人だけ明らかにカタギじゃないオーラがぷんぷんで、その顔の小ささ、スタイルの良さで、1人だけ浮いていて笑いそうになった。
でよ?
アタシが1番謎に思っている"白紺ボーダーにGパン"ってファッション。
女100人いたら全員同じ格好出来ますよ!ってそのコーデ。。
どこにでもいるふつーの主婦ですよって?
敢えてソレ選んだのかな衣装さん。。
あのコーデ嫌いなんすけど、流石はまさみ!
格好良かったねw
(学校の行事とかでママさん集まると確実に2人はいるの。
絶対被るのに何でソレで来る?
気まずくないのかなっていっつも思う。。)
(洗濯機のギャーーー!!!の後、ご近所さん集まって来てたけど、その中にもボーダーGパンのママいたw)
って、何の話しだ、関係ないm(_ _)m
佳恵(まさみちゃん)の家でみんなと遊ぶのって急に決まった事だったの??
ジュースちょっぴりなら出さんでも。。
今って親なし子だけって時は、お家に呼んでもお邪魔しても基本「水以外は出さない!」ってメンドーな暗黙のルールがありますケド、
そこはご近所さんだからね。
まぁジュースも出すのでしょう。
でも、子らを置いて買い物出かけちゃ〜
あかん!!
初っ端から変で、その後も何だかずーーーっと変だった。
登場人物もみんな全員変だった。
今野登場でどっちらけ〜!!だし、唯一頼りになりそうな山本(田中哲司さん)も、おっちょこちょいでズコーー( ̄▽ ̄)
こ、これはこめでぃーですカ??
あんな形で娘を失った佳恵の、想像を絶する悲しみは、同じ子を持つ親としては理解出来ますし、ドールセラピーの事も知っていたし、実際にそんな方に接した経験もあります。
その方もベビーカーにお人形さんを乗せていて、、、
ごめんなさい初見時はギョッとしちゃいましたm(_ _)m
で、でも。。
おふだびっしりのケースに入った、薄汚れた礼(あや)ちゃん。。
買うかなぁーー?!?!
ストーリーとしても、ミスリードがミスリードにもなってなく、辻褄も合わなければ、怖がらせたいのかも分からなかった(°▽°)
芽衣ちゃんの洗濯機シーンも、変に見せ過ぎずで良かったし、洗濯物ゴシゴシ手洗いのシーンも良かったケド。。
んーーー。。
こっちはゾクゾクのドールミステリーを観たかっただけに肩透かし。
私は脚本も手がける監督さんをリスペクトしているのですが、本作も矢口監督が全部やってますけども、、、
何か合わなかったデスごめんなさいm(_ _)m
ドール・ミステリーではなく、人形ホラー
破傷風にはご用心
あそこからラストへの流れで冷めてしまったのだが、全体としては面白かった。ホラーな展開の端々で「人は見たいものだけを見る」的な風刺が物語のエッセンスとして上手く機能していた様に思います。
そう考えてみればそのエッセンスは最後まで効いているのでそこが一貫していたのこそが良かった気がしたりして。
ホラー演出(特に邦画)がめっぽう苦手な私でも楽しめたので、世間の評判よりは食いつきやすいかなぁなんて思ったりもしました。長澤まさみさんは所々の抜けた台詞回し(「むずかしーのー」が特にしびれた)がキュートだし、この手の映画に出てきた時の田中哲司さんの安定感(安心感)たるや笑
"人形"と言うよりも"念"の怖さだったのは少し残念だったかも。
長澤まさみ
をはじめとする豪華なキャスティングに惹かれて観賞。
既に自分自身が半分怨霊と化しているじじいがホラー映画が怖いはずはなく
なぜこんな手垢のつきすぎたテーマにこのキャステイングなのかに興味があった。
それほど画期的な展開があるわけではなく、キャスティングの意味はわからなかった。
それでも前半はかなり冗長だったものの、後半の謎解きはそれなりに見応えがあった。
ラストもリゾートバイトのような感じで、結構意外性はあった。
前半を抑えめにして後半に重点を置いてくれていたらさらに良かったと感じた。
それにしても子供だけ置いて買い物に行くのが始まりというのはどんなもんかな。
そんな親いる?
それともそれが何かラストにつながっている?というのは勘ぐりすぎか?
いずれにしろ亡くなった娘と人形の関係性を掘り下げて欲しかったと思う。
折角の豪華キャストだっただけにいろいろ惜しい。
怖すぎた
スオミvs礼
なぜそこでそれ
緩くて長くて平板、必要性を感じないシーンが多い、笑いが多めで脱力気味、だが肝心なところがうやむやでもやもやする、というのが私の矢口史靖監督作品の印象で、しばらく忘れていたが本作を見たらやっぱりで、改めて矢口監督は合わないと思った。
なぜそこでぐずぐずしているのか、くつろいでいるのか、何でそれ持っていくのか意味が分からない。
ミスリードのためだけのシーンがいくつもあって、だからといってミスリードがさほどの効果もない、エピソードが多いがすべて緩くてメリハリが今一つ、いつまでも続く、まだ終わらないの? と何度思ったことか。
(でも、笑いどころは結構笑えました。)
肝心のクライマックス部分は、鈴木夫婦は礼に操られて亡くなった芽衣の姿の礼を墓場から家に連れ帰ってしまうのはわかるが、その後の展開がカオス。芽衣が事故時の旧型洗濯機から飛び出してママに襲い掛かっていた幼女を連れて去っていったが、連れて行った幼女は誰なのか? 妹の真衣のほうだったのか、それならなぜママに襲い掛かっていた? それとも、洗濯機から出てきたのはホンモノの芽衣の霊で(そうミスリードされるような意図を感じました)、おねえちゃんも両親の愛を一身に受ける妹に嫉妬していたのか?
前後の展開を考慮するとどう解釈してもつじつまが合わない。夫妻が連れていた子供はベビーカーに乗っていたので、あれは礼であることは間違いないが、礼の希望通りママを交換したなら、なぜ真衣が車に閉じ込められて泣き叫んでいるのか? あの車は風吹ジュンと田中哲司が乗ってきたもので、直前までそこになかった。
一度安心させた後に最恐のラストが待っている、というのはリングみたいな展開で悪くないので、他の監督で作ってくれたらこんなにもやもやしなかったのでは、と思う。
ただ、最愛の子供をあんな形で亡くしたら、まともではいられない。親なら、特に母は、もう一生立ち直れないと思う。たとえ下に子供ができても、多少は和らぐかもだが一生苦しむと思う。その気持ちは他人事とは思えず、よく描かれていたと思う。
俳優達は、子役も礼も含めて良かったと思うので、個人的には矢口監督(脚本も)なのが残念です。もったいない。原案だけにしてくれたら良かったのに。
終始、恐怖から来る鳥肌が止まらなかったホラー映画。 本年度ベスト級。
思った以上に怖い作品だった(笑)
来るぞ来るぞと心の準備は出来ていたけど、その度に鳥肌が立った感じ。
子供を亡くし悲しみに暮れる日々を送っている長澤まさみサン演じる佳恵。
偶然(伏線あり)骨董屋で見つけた娘に似た人形を買った事から始まるホラーストーリー。
個人的には買った人形が全然可愛くない(笑)
そんな人形で佳恵に笑顔が戻るものの、新しい子供が生まれ今まで可愛がっていた人形を無下にする事で謎の出来事がはじまって行く感じ。
驚かすシーンは音や突然の映像と古典的。
だけど橋の上の監視カメラ。
子供見守りカメラの映像がなかなか恐ろしいくリアルな映像だった。
安田顕さん演じる刑事。
今野浩喜さん演じるお坊さん。
この2人のヤバいシーンも見所だったって感じ。
田中哲司さん演じる呪禁師の神田。
邪気を祓うシーンがめっちゃリアル!
だけど、痛恨な勘違いをした事が、いまだに信じられません( ´∀`)
チャッキー人形
劇場霊よりは遥かに出来がよい。
ホラー作品として悪くない。
次の展開を、機会を…と見えるラストが悪い(商売っけが匂う)。
こんな書き方をしたが、近年公開された日本製ホラーの中では良くできているし、ライトユーザーにも優しい“作り”で目立つグロさもなし。ちょっとばかしのジャンプスケアを用意しておりますと言う内容。
日本らしい過去の設定などを見るに純粋なホラー作品
作中、鈴木家に起こった不幸な出来事のシーンで、子どもを放置したらいけないと言うのをイヤになる位刷り込まれる。
そして悪い奴ってのは、弱ったとこにつけ込んでくる流れ。精神薬で妄想、幻聴、幻視を抑えられても心の弱い所にぬるりと入り込んでくる人形。まぁ普通の感覚なら、あんな御札だらけの箱入り人形絶対買わない(笑)
亡くなった娘に似た容姿の人形に入れ込んで、セラピー効果が発生し妻は回復?(あれで回復とは思えないが)し、新たな命を授かる。
その娘が5才になった頃に蔑ろにされた人形が、その牙(歯)を剥き始めるのだが、あの歯形はほんとに痛々しい、引っ掻き傷も…。
即妻を疑う夫だがちょっと不満がある。
精神薬を飲んで持ち直したとは言え、そんな妻に任せて夜勤三昧?で娘と風呂にも入ってない様子。幼稚園で描いた絵とかも見てない。元患者の妻に頼りすぎと見るべきか?それとも夫の稼ぎだけで家を持っていた様子からローンと賃貸マンションの賃料のダブル払いで必死に働いているのか?…等と余計な事に頭がいってしまう俗な私。
まぁそれは置いても、人形の礼(あや)がアグレッシブに動くと驚くシーンが増える。
某マネキン映画はマネキンを歩かしていたが、本作は勢い良く視覚に訴えてくる為、まともに動いて人を襲う映像も出てくる。
だが、意外にもはっきり死んだと分かる人が出てこない。(死が確認出来てない)
島から出てきた理由がYouTuberと一緒に出てきたとして、YouTuberは編集で気づかなかったのか?実は6人になっていた!なら大喜びで撮れ高を喜んでいる筈なのに。
それとも彼らはもうお星さまになっているのか?
逆にクセ強なキャストが続々と登場し、こりゃやられるだろ?と見ていたら、クソ坊主今野についてはバチでも当ててみやがれと抜かした途端にバチが当たったし、イヤらしい性格が滲み出たような安田顕の刑事があっさりビビらされたり、人形供養のプロ?として登場する謎の呪禁師(じゅごんし)を田中哲司が期待持たせつつ、あっさり退場を決めるなど、肝心な時に役に立たねぇ~ユニークキャラクターが次々登場する。この辺は妙味がある。
しかしラストがいただけない。
二転三転させてどれが現実か判断がつかないようにしておいて、あのラストである。
祖母に預かって貰って、車で待たされていたと思われる次女真衣の横をベビーカーを押して幸せそうな顔をしている鈴木夫妻、腐った牛乳や枯れ落ちる花などを見るに、二人はもう連れていかれたのか?もしくは神無島でそのまま連れていかれたのか?色々考えてしまう。
そして次回もキャストを変えず製作するのか?それとも鈴木夫妻が亡くなった体で娘が人形供養の道に入るのか?
客の反応も悪くないけど、CMみたいに叫んでいる人は少なかった。まぁ公開から三日、日曜日に満席にならない程度の集客しか出来ないのを見ると…。コナン君とかドル箱になってる作品はロングになるけど、これは直ぐに終わりそうだ。私個人としては良い作品だが、観客数となると同じく夏場に公開されるホラー作品に押し負けるだろうから…。
どんな勘違いだよっ!
娘を亡くして立ち直れない女性が、骨董市でみつけて買った娘に似た日本人形を買って救われたが、次女が産まれて不穏な事態に陥っていく話。
5歳の娘を目を離して買い物に出かけている間に事故で亡くして始まり1年後…と始まっって行く。
ドールセラピーはわかるけれど、そのリアクションに対してこの医者大丈夫か?に始まって、次女が産まれた後の掌返しだったり、強烈な絵の話しがついでぐらいの感じだったりand more…色々と極端過ぎて笑けてしまうところが結構多く、やっぱりホラーとコメディは紙一重だなと実感したのは自分だけ?
異様に巨大化してて、でかっ!ってなったところもあったし。
終盤は、ホラー展開ラッシュではあるけれど、幻視と何でもありな後出しの繰り返しで、怖さよりもめんどくささを感じてしまった。
全199件中、61~80件目を表示
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