平場の月のレビュー・感想・評価
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素敵な脚本
かなり、大人びた作品。
でも、予告編からすごく雰囲気に惹かれていたから、観ることができてよかった。
この作品は劇中いろんな箇所に魅力的なセリフが散りばめられていて、観ていて面白かった。
でんでんさんの「一緒にいてくれる人がいるって当たり前のことじゃ無いぞ」って言葉。このセリフがとても沁みた。人は性別問わず、「この人となら」と思える人と一緒にいたい生き物だと思う。だから、「両思い」なんていうのは奇跡で、お互いに「この人と一緒にいたい」って思えるの、とても素敵なことだと思うし、当たり前じゃ無い。そしてこれは恋愛関係だけでなく、友情にも通づることだと思う。
この作品を観て、今”一緒にいてくれる人”の偉大さと温かさ、そして改めて感謝しようと感じさせてくれた作品。
月は形を変えて毎日空にいるように、
きっと須藤も、空から青砥を見ているんだろうな。
凡作のザ•邦画
とってつけたような病気で死に別れる量産型邦画
これで泣ける人は身の回りに病気の人がいない人かな
病気モノとしても恋愛モノとしても中途半端
病気の必要性がまったくない
ただ死に別れがあれば成り立つ話
この設定なら女(須藤)側から描いたほうが良かったんじゃないかなー
主人公は気持ち悪いけど狙ってるならアリ
なし崩し的に付き合ったが、特にその感動というか情動みたいなものもないし、主人公なんだおまえ…って感じ
もう会わないとは言ったが、でも会いたいとか、心配だとか、最も葛藤しているであろう箇所はLINE送ってるだけ(笑)で「…1年後」っと簡単にはしょったせいで亡くなったことを知ってからの涙がギャグみたいだった
時折挿入される風景のシーンが綺麗だったので☆2
リアルとファンタジーの境目のような映画
とにかく堺雅人と井川遥が素晴らしい。
井川遥の波瀾万丈だった己の人生に疲れ果てた“諦観”のようなやさぐれっぷり。
堺雅人が井川遥の死を後から知り、そこからの呆けたような表情と最後の号泣。
そして二人とも約束の令和7年12月20日のカレンダーに赤丸をつけていたなんとも言えないやるせ無さ。
主人公の二人と世代的に近いこともあって、自分の人生と重ね合わせてしまうかのような物語は、どこか心か痛くなる。
もっと上手くやればより幸せな結末を迎えられた二人なのに、こうなってしまうことが運命だったのかもしれない。
でも、二人は決して不幸ではなかったと信じたい。
PS 「メインテーマ」は泣けた。さすが松本隆。
切ないけれど、温かい気持ちになる作品
制作発表から、楽しみにしていた。
50代、同世代。
主人公や取り巻く人々の人生、
あるある、わかる。
レジのパートで、独り身の、
あまりお金を使えないから、家飲み。
青砥が宝飾店を覗き、「高い」と呟く。
成功した、キラキラではない。
庶民の現実だ。
みんな、精一杯生きている。
意地を張っても、
ひとりでは生きていけない。
繋がりに支えられ、世話になる。
焼き鳥屋の大将、塩見三省さん。
あんな人がいてくれたら、
会いに行きたい。名演でした。
中学時代の淡い恋、
堺雅人さんや井川遥さんと再会し、
あんな素敵な大人の恋愛ができるか。
映画だから。
誰れかを思い、大切にしたい気持ちは、
いくつになったっていい。
素敵ではないか。
堺雅人さん、井川遥さん、
周りの役者人、皆さんのお芝居が、
とても素敵でした。
タイトルなし(ネタバレ)
変を承知で言うならば、可もあり不可もあり、というような印象。
堺雅人の演技は好き嫌いが分かれそうなところ。安藤玉恵演じる海野の罪深さが程よくコミカルで嫌々しく、とても良い。
また中盤、寝たきりの須藤の部屋で妹とお茶をするシーン。ようやっと慣れ親しんできた須藤の部屋だが血縁者が加わった瞬間、まるで青砥がすっかり外様になってしまったようで、まったく別の部屋のようで、精神的に取り残されてしまう。あのショットはなかなか良かった。
イタい。との評価が散見されるが、土井さん或いは坂元さんが表現するのは、皆がいつも胸中に秘めているイタさと現実とのギャップ、その間の歯痒さだ。イタくて上等、そのリアリティがどの程度作中の表現で担保されているのか、個人的にはそういった見方が求められると感じた。
星3以上の評価は構わないけども、それより低い評価はして欲しくない、そんな作品。
他人事じゃない、平凡な場所?にもある事なんじゃないかと、平場の月を見て思った。
井川遥さんのサバサバした可愛い女性と同級生との再会、そして、思いもよらぬ健康診断の結果から回復からの再発、そして最後が切なくて。
早くからの定期的な検診がいかに大切であるかということと、50代くらいまでの年代は特に進行が早く、若ければ若いほどあっという間に間に合わなくなってしまうんだなと思った。
泣けなかった…泣きたくて鑑賞したのに
井川遥の演技が、とても良かった!
ただ、それだけの映画。堺雅人が演技がくさすぎる…泣かせて欲しい所、肝心な所で泣かせてくれない。逆に笑わせようとしてるのか?と思いました。最後の号泣するシーンも泣いてると言うより笑ってるのかと思わせるほど。
シリアスな泣かせる映画にこの役者向いてない。
井川遥の熱演が良かっただけに、非常に残念でした。
「大人の恋」ではなく「中年の恋」…⭐︎
堺雅人が出演する映画になると言うことで、原作を読んでの鑑賞。
原作は自分にはあまり響かなかったけれど映画はすごく良かった。
堺雅人は青砥健将になりきって、今までの彼にはない町工場で働くしがなく真面目な男だったし
男言葉を使う須藤葉子に井川遥⁇と思っていたけどこれがなかなか良くて、かえってその儚げな
感じがガンになり闘病する姿と重なり雰囲気が出ている。
結婚に失敗して、生まれた街に戻り出逢う中学の同級生同士の恋という一見ベタなシチュエーション
だけど二人とも中年の域に入り、「大人の恋」と呼べるようなオシャレなものではなく、
親の介護や貧しさなどある意味生活感溢れるお互いの立場とガンとの闘病が絡み合って
なんとも言えない優しい関係を育んで行く。
青砥と須藤が初めての夜を過ごす初々しい感じや須藤が亡くなっても泣けなかった青砥が馴染みの
居酒屋で初めて涙するシーンには泣きそうになってしまった。
原作には大腸がんのストーマの記述がもっと細かく描かれていたが映画ではさすがに映像化は
出来ないんだなぁ…
でも、大変さは充分に伝わって来た。
ヤッソさん役のでんでんや噂好きのうみちゃん役の安藤玉恵などなど脇役も固めてあって、
恋愛映画が甘さだけでは終わらない仕上がりになっていたと思う。
イタい
50ねぇ…
まあ、ギリギリかなと思う。
個人的には老いらくの恋なんて気持ち悪くて見てられない。
堺雅人と井川遥ならスタイリッシュな大人の恋を見せてくれるのかと思いきや、
まさかのごくごくありがちなガンで死ぬ御涙頂戴の中高年版。
かなり早い段階で展開が見えてしまうのでまさかね?と思ったが、
何の捻りもなくそのまままさかの終了。
何度も吐息が漏れて鼻白んだ。
子供の頃のトラウマという筋書きもありふれすぎて陳腐だし、
井川遥演じるヒロインも略奪愛や年下貢ぎなどシンパシーをこれっぽっちも持てない。
対する堺雅人演じる主人公も読めなさすぎてイライラする。
つまり、ストーリーにも登場人物にも共感できない。
加えて、何を囁いたのかとか元妻の登場意義とか、意味不明なシーンが多い。
予告編で大いに期待していただけに落胆も大きい。
焼き鳥屋の主人がいい味出していたのが唯一の救い。
ちなみにあれを聞いて薬師丸ひろ子が出てこないなんてあり得ない。
夢みたいな事だよ、夢みたいな事をね、ちょっと。
11月17日(月)
TOHOシネマズ上野で「平場の月」を。原作未読。
離婚した青砥(堺雅人)と亭主と死別した須藤(井川遥)。二人は朝霞へ戻って来る。印刷会社で働く青砥。検査に行った病院内の売店で須藤と再開する。
中学卒業以来?なら約33年振りに会ったのに「須藤?」「なんだ青砥か」
これで二人の関係性が判る。
病院の前で仕事上がりの須藤と一緒に飲む約束をする青砥。
焼き鳥屋「酔いしょ」で待ち合わせた時の須藤の手の挙げ方。あの時あそこまで高く手を挙げたのは須藤の「太さ」を表している。そしてラストの伏線にもなる薬師丸ひろ子の「メインテーマ」。
実質的な台詞は「薬師丸ひろ子」一言の焼き鳥屋の大将、塩見三省の存在感。
「ファーザー」のレビューにも書いたが、私の認知症の母も特養の施設に入っている。私は母からしばらく名前で呼ばれていない。死んだ事にはなっていないけど。
週に一度母親の面会に行くが、施設に持って行くものには1個ずつ名前を書く。青砥も母親の部屋で名前を書いていた。私の母親はまもなく98才になる。
私も数年前に大腸ポリープを切除して良性か悪性かの生検の結果を聞きに行った事があるが、青砥のように医師(前野朋哉)の口から「良性でした」と聞くまでは安心出来なかったものだ。しばらく噂を聞かなかった映画の友人が大腸癌で亡くなっていたと知った事もある。
70ジジイの私としては身につまされる事が映画の中に幾つも出てくる。
大宮(新幹線停車駅)でもなく、浦和(県庁所在地)でもなく朝霞という土地柄もあるか。埼玉県の南東部に位置する朝霞市。埼玉県民あるあるとして都心に出るなら銀座じやなくて池袋、二人で池袋・西武に行こうと言う台詞もあった。全国の方は判るのかな?私は埼玉県民ではないが、東京の北の外れの近くに住んでいるから判るけど。
飲み屋が何処も満員だった事から、その朝霞の須藤のアパートで家飲みをする二人。
亭主と死別した後、若い男に貢いで家まで売った過去を告白する須藤。二人の距離は近づいて行くのだが…。
須藤も検査を受ける。青砥は良性だったが、須藤は大腸癌を発症して手術を受け、抗癌剤治療を行う。人工肛門を着用した須藤は匂いを気にする。(人工肛門は本物そっくりな小道具だそうだ)
6ケ月検診で転移が確認された須藤は一人で生きて行くと青砥に別れを告げる。
「青砥とはもう一生会わない」
結局、二人が再開してから約1年あまりでお互い会わない事になってしまう。
「お前は約束を守る女か。お前の顔を立てて一年我慢してやる」
1年後の須藤の誕生日12月20日に一緒に熱海へ温泉旅行へ行く約束をして。
青砥は、熱海への旅行の1週間前に須藤が先月亡くなっていた事を知る。
須藤のアパートに行くと部屋を片付けている妹の道子(中村ゆり)と会う。
須藤は青砥に迷惑をかけない道を選んだのだ。そして死を青砥にも知らせるなと。須藤の妹が見せた闘病中の姉の写真の首には青砥が贈った月のネックレスがあった。
そして部屋の12月のカレンダーには20日に赤丸が付けられていた。
青砥の部屋のカレンダーと同じように。
会社の昇進祝いが「酔いしょ」で行なわれ青砥も参加する。青砥は須藤と二人で飲んでいた席で嗚咽を漏らす。その声が聞こえないように大将は流れている「メインテーマ」のボリュームをそっとあげるのだった。
いくら須藤と約束していても同じ朝霞に住んでいて1年間連絡を取らなかった青砥もどうなのだろう。栃木や種子島まで行ってしまった訳でもあるまい。ましてや相手は再発の可能性もある病なのだ。そこにちょっと合点が行かない。
それにしても脇役がみんな素晴らしい。
安藤玉恵の脇役としての安定感は最高だ。
また、関連動画をいくつか観た。
動画で焼き鳥屋「酔いしょ」の店内がセットだったと知ってビックリ。てっきり店だと思っていた。
堺雅人と井川遥が撮入する段階で中学生時代の撮影は全て終わっていたので、「この延長上を演じれば良いんだと、楽でした。」と堺雅人が語っていた。
中学時代の須藤を演じた一色香澄は「秒速5センチメートル」の白山乃愛と並んで今後に注目したい。(タイプは違うけど)
私の中学の同級生ブッチ、30歳位に会った時は「ねえ、ハチ」だった。
「結婚決まったんだ」
「おぅ、おめでとう」
あれから彼女は結婚したはずだ。その後会っていない。
40年振りに会ったらブッチは私の事をハチと呼ぶのだろうか。「なんだハチか」
参考動画
制作報告会見
完成披露試写会
特別鼎談:堺雅人、井川遥、(原作者)朝倉かすみ(30分)
オトナ女子座談会(SAKURAIさんオススメ)
あればVサインじゃなく
まさに平場の出来事。
特に盛り上がりがあるわけでもないのに、最後まで見入ったのは堺雅人の演技力か。
にしても青砥は何故須藤の本心に気づけなかったのか?
あればVサインじゃなく、2度目の「2」だった。
ネタバレです
主人公たちとほとんど同年代です。
流れる楽曲が懐かしかった。
CMで病院の井川さんと泣き崩れる堺さんのシーンがあったので、死ぬ映画だとはわかっていたけど、ミスリードであって欲しかった。
人は確実に寿命があり死ぬんだけど、
主人公やその相手が死んでしまうラブストーリーは、50代の私にはもうお腹一杯です。
私も死はリアルに怖い年齢になってきたし、見ていて辛かった、というのが本心です。
映画はとても丁寧でよくできていました。
冴えないおっさんの堺さんがよかった。
あの雰囲気なら幸せ側にいていいのに、とても惜しい立ち位置の人物を演じた井川さんも素晴らしかった。
当たり障りない普通の善良な市民に見えて、2人とも二股したり、年下男に狂ったり、大袈裟でなくありそうなエピソードを持っている人物像に共感できた。
コワモテイメージしかなかった塩見三省さんがとてつもなくよかった。あの雰囲気ずるい!
そして、
身体の検査はやはり年齢的にも定期的に行かないといけないことを真摯に教えてくれた映画でした。
いろいろ考えました。
ありがとうございます。
井川遥の存在感!!!
予告からあの「さばさば」というか「ふとい」演技が目をひいたねえ。これがすべてと言ってもいい。
鑑賞中もやはり、「須藤」の存在感がハンパない。ほんとはこれだけで、★5にするつもりだった。パンフも買ったし。
でもね、やっぱ
ガンで死んじゃう系
は今更感なのですよ。まあ、キャストのおかげでワンパターン感はあまり感じなかったけど。
あと、堺雅人、メイク濃くない?普通の男ならメイクしないでしょ?そこは、地で行って欲しかった。あと周りの同級生たちのちょっとした家庭エピソードは邪魔だよね。コンビニの同級生の母娘の関係とか、鬼奴の旦那とのあれこれとか。何にもつながらない雑味になってたなあ。あと、予告で堺雅人の「泣き」を出したのは失敗。あれで、「あー、死んじゃうんだな」って丸わかりだし、途中の「大丈夫感」が白々しくなっちゃうよね。
でも、ああいう、どこにでもありそうな「中年の恋愛」って少し憧れるかも。きらきらもしてないし、今更感も出る。でも、それでもそれぞれの過去を経て再び近づく男女の心模様は少し甘酸っぱかった。
ロケが朝霞台駅付近で、見慣れた風景という点が、すこーしだけ自分の過去と重ね合わせたのかも笑、、、重ねるほどの過去なんてないけど。
ラストのあっさり感とエンドロールは良!
とにかく、今回の井川遥はずば抜けていた、よね!
2025年度劇場鑑賞48作品目(50回鑑賞)
同じ月を見つめる二人の思いは?
妻と別れた青砥と、夫と死別した須藤が、故郷で何十年ぶりに再会し、親交を深めていく。生活疲れが顔に出ている須藤は、今の姿を青砥にだけは見られたくなかったのだろう。それでも何度も会ううちに、一緒に過ごす時間が大切なものになっていく。しかし、二人の時間は長くは続かない。弱っている自分を見られたくない須藤と、それでも側にいたい青砥の気持ちは、中学時代と変わっていない。カレンダーの日付に付いた◯印。二人は会わなくても、その日に再会することを願っていたことが分かる。須藤と一緒に過ごした居酒屋で、薬師丸ひろ子のメインテーマを聴きながら号泣する青砥を見守るベンさん(塩見三省)は、そっと有線のボリュームを上げる。
美しい物語だが、自分だったらあれほど泣けないし、互助会の距離を縮めようとは思わない。(実際に井川遥が目の前にいたら別だが)母親のことを軽蔑していたのに、須藤の結婚は妻子ある男性との不倫の末のようだし、夫の死後は連れ子との関係は希薄。若い男に貢いで貯金を使い果たし、そしてその男も去って行く。こんなヤバい女に惹かれる青砥も病んでいる。(本当に井川遥だったら別だが)青砥は典型的な男でアホだ。妻はそんな青砥に愛想を尽かして、別の男に走ったのだろう。
原作は未読。小説では二人の気持ちが丁寧に描かれているのだろう。観てから読むことにして、青砥の気持ちを理解することにしよう。オマケだが、出演者が豪華過ぎて元が取れるか心配になった。
艶っぽく色気のある映画
井川遥が綺麗でした。
堺雅人と2人の雰囲気もとても色気があってよかったです。
とても素敵な恋愛映画でした。
井川遥が部屋で洋服を見ていた時に、後ろから堺雅人が急に距離を詰めてきたシーンはドキドキしました。
ただ、こんな風にしか生きれなかった須藤に、どうしようもないやるせなさも感じました。
親に恵まれず、中学生の頃に一人で生きていくと決めた須藤。
その後も人に頼れず、頼ってくるダメ男ばかりに惹かれてしまい、人生がしんどい方へといってしまう。
若い頃はみんな同じなのに、50代にもなると、すごく違ってくる。
親に恵まれず、ずっと自分を受け入れられないのはきつい。
幸せが近くにきても、そうでない方へいってしまう。私も50歳近くになって、リアルにそういう人はたくさんいるな、と考えこんでしまう映画でした。
息止まり、生き留まり
鑑賞前に主題歌の歌詞を調べてしまったのだが、これ、完全ネタバレじゃねぇか…
予告でなんとなく分かるように、大きなことが起こる作品ではない。
唯一何かあるかと思われた「青砥が一緒にいたいと思うような人間じゃない」も小さなこと。
徐々に距離が詰まる、という感じでもなく、カラダを重ねた以外は再会からほぼ変わらず。
これが“大人の恋愛”なのかなぁ。
そのつもりがないなら別だけど、あの歳で2年は結構長いというか、悠長な気もする。
脇のエピソードがどれも半端なのは気になった。
「一人で生きていく」と言っていた葉子が略奪愛だの貢いだりしたのは、単に“血”ということ?
互いの過去や闘病も強く描かれないし。
息子の転職や同棲、葉子の元ヒモ(金はポストに入れればいいだろ)なんかも特に効いてこない。
元同級生3人のみならず、倉悠貴や吉瀬美智子、成田凌など豪華過ぎる配役は逆にノイズ。
過去でも現在でもやった頬に顔寄せるのは何?
葉子の退職見送りに4人も制服着てたり、「助ける」と言ったのはうみなのに青砥が責められたり…
無駄なところに引っ掛かりがあって残念。
中学時代の2人が現在の姿にまったく繋がらないし。
結末を察してたことを除いても、病状を考えたら一年も離れるのは阿呆だよなぁ。
検査結果も濁されてるわけだし。
青砥は鈍感だし、うみはどんどんウザくなるし、中村ゆりの妹だけは最後まで素敵だった。
死別はいいとしても、それを受けての何かを描かず終わるのは肩透かし。
結局なにが描きたかったのかが分からなかった。
青砥がキスの間ずっと目を開けてるのがなんか嫌。笑
映画観賞後メインテーマを何度となく聞いてます。
青砥は堺雅人さんはイメージが合わなかった。上手いけど、恋愛モノにね…。
須藤の井川遥さんはやつれていく姿が最近の恋愛モノで元気そうな顔のまま亡くなってしまう役の若い女優さんより上手いと感じた。(演出が良かったのかな?)
青砥はなんで遅く帰って来たのに、須藤の6ヶ月検診の結果をぼんやりはぐらかされたのにおかしく思わなかったのか?結果なんて良い方しかないなんて考えて、自分の周りの人間はみんな幸せになれるはずな訳ないと考えなきゃいけなかったのにね。だから1年先の12月20日に温泉に行こうなんて…。
喧嘩するようにしてもう会わないと須藤。1年の間に何かコンタクトしなきゃ青砥は好きな人なんだから…。
青砥はメインテーマを聞くたびに涙する残りの人生を送っていくのかね、後悔を感じながら…。
全150件中、81~100件目を表示
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