平場の月のレビュー・感想・評価
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元鞘?焼け木杭?悪いことは出来ない…
中学生の頃に両思いだった2人が、地元に戻り再会する話
なんとなく先が読めて、こうなるよね〜と読みどおりに話は進む
井川遥は昔程の美しさはなかったが、すっぴんでも綺麗でした✨演技はむちゃくちゃ下手なイメージでしたが、上手くなっていた
神様は以外にも観てるのかもしれないね〜
久々に邦画で刺さった。しかもかなり深く。
50歳、(場所は違えど)癌経験ありの私には刺さりすぎた。
平場の意味がわからず調べてみたら、ごく日常的な場所や人々、とのこと。なるほどなーとしみじみ納得してしまった。
特別なエリートやセレブでもなく、印刷工場や病院の売店で働く2人。
親の介護があったり、検診に引っかかって検査結果をドキドキしながら待ったり、昔の同級生と居酒屋で集まってワイワイ飲んだり…いろんな人たちがいろんな場所で経験している日常と同じ生活。
そんな日々の中で偶然出会った2人、あーもー幸せになってほしかった。
なんであのピースサインで気づかなかったんだよー!と叫びたくなる。
不安に押しつぶされながら、たった1人で検査結果を聞いたんだろうなと思うと泣ける。
ワガママなんかじゃないから、相手に自分をさらけ出してほしかった。弱音をはいてほしかった。でも、受け入れてくれると分かってるから、負担になりたくなかったんだろうな、とも思う。
なんとも切ない。
ふたりで温泉に行ってほしかったなぁ。
ん〜〜微妙。
50代離婚経験独り者。きっと刺さりまくる映画と思いハンカチを握り1人鑑賞。
1番気になったのは須藤葉子像。予告編でも若干気になっていたのですが、言葉遣いや仕草が違和感有りまくり。略奪婚からの死別。そして年下の男性に貢ぐ。もっと女性としての可愛らしい部分も有るのでしょ?いくら同級生とはいえ青砥に対する接し方に、もう少し柔らかい部分が見えた方が自然なのでは?と感じました。ふとい。というより、かたい。かな?
月を見てた時の何を考えてた?(これを聞く方も聞く方だが)の応えも、あのセリフは無いわ〜。でした。
原作を読んでいれば少し違った感想になったかもです。
平場の恋
『平場の月』という映画を観に行って来た。
学生の頃、好き合っていた男女が、時を経て再会する。お互いは各々結婚し、そして離婚しそれなりに普通の生活を取り戻していた。そんな時、偶然再会するのだった。逢った瞬間、あのほろ苦い青春の思い出や、かつて好き合った心の動きが反応する。いまはお互い独り身なので、何度か食事を介して逢瀬を重ねる。やがて『再婚』を考えるようになる。ある夜、男が打ち明ける。しかし、女は断る。自分の病氣が助からないと知ったからである。一度は、2人で病魔と闘おうと頑張って、克服したかに見えたが再発してしまったのだ。男が再婚を告げた時、女はやがて死に行く自分に愛する人まで道連れに出来ないと決心したわけだ。彼は、彼女と別れてから1年後に、彼女が死んだことを知る。
この作品のいいところは、平凡な、普通の、目立たない日常生活を送っているその人間模様を通して、何が1番大切なのかを教えてくれているところにあると思う。考えてみると、生きていくのに気負いとか望外な欲望など全く必要ない。普通でいいのである。周りのことなど達観して(無関心とは違う)いればいいと思う。この作品を見終わって、そう感じた。
余談だが、セリフの多い映画だから私のように耳の悪い者にとっては、字幕スーパーを設置してくれると、より感動が伝わってくるのである。
毎日を大切に生きる
毎日を大切に生きなくちゃ…
と、思わせてもらいました
現実的な描写に、生々しさを感じました
でも、2人の関係はそんな事を感じさせない
彼女の生き様、葛藤を感じさせる
病院のシーン
こんな映画こそ、最後まで感動的に2人で…
でも、最後は2人別々の時間を過ごす
そこが、また現実的
彼女の心の、治療の頑張りに、心打たれました
本当は彼と一緒に時間を過ごして欲しかったけど、
そうしなかったのが、このお話の感慨深いところなんでしょうね
主人公とは住所、職業、年代が同じ
なので観に行きました。
朝霞周辺はよくロケに使われるくらい環境が良いのですが、この映画は全編朝霞ロケと言って良いくらい朝霞の映画になってるのが凄い。
もちろん井川遥と堺雅人の好感度高い人気俳優を使ってるのも良いですが、演出が繊細で脚本も繊細、役者陣も繊細でアドリブ的なものも凄く良い。
だから物語に凄く説得力と共感が生まれます。予告編で観た内閣総理大臣を取り調べるTVドラマの劇場版らしいシロモノで、やたら喚きまくってるのは絶対に観ないのですが、それとは真逆の映画です。
ただ頻繁に出てくる回想シーンはドラマに上手く機能しているとは言えず、逆にテンポをやや悪くしている。冒頭にまとめて短く描くか、バッサリと切っても良かったと思う。
局制作ではない「国宝」の新記録大ヒットは素晴らしいが中身がイマイチ。
今年は邦画に良い映画が無いなーと思っていた所、この作品に巡り会えて良かった。
なんか後に残る
50代にはささるかも(ツラい)
映画の公開を知り、原作読んでからの鑑賞。
淡い中学時代の恋。
再会したその人と恋に落ちるけど。。。
あの時つきあっていたら?
もっと早く再会していたなら?
これからの人生、もっと貴方といたかった。
井川遥の表情、話し方などがとても良かった。
*****
先日、大学時代の友人に10年ぶりぐらいに会った時、既に亡くなっている同級生がいる事を知った。50代以上ともなると、この作品のような事もあり得ると、涙が出た。
*****
♪愛ってよくわからないけど傷つく感じが素敵〜20年も生きてきたのにね♪
薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」は、ひろ子ちゃん二十歳の時の主演映画&主題歌かつ野村宏伸デビュー作!早見優「夏色のナンシー」など、50代には懐かしいヒットソングの数々。
星野源の歌が普段はちょっと苦手なのだが、エンディングの曲はこの映画にあっていて、すごく良かった。
普通の日常の映像美
「間」や余白がいい
予告編を見たあと、星野源の主題歌を聴き、なぜかこれは映画館で観なければと思い、遅ればせながら鑑賞。
この作品は中学の同級生が再会することを描いているが、そのシーンの中で、自分が中学時代を過ごした地元が出てくることや、未だに自分も地元の友人に会うと男女ともに名字を呼び捨てで呼び合うことに妙に感傷・シンクロした。
個人的な話はさておき、この映画は「間」と余白がよかった。
・主人公の母が亡くなった葬式で前妻に会い、須藤がハンカチを渡した後、主人公が須藤をどう紹介するかの間
・主人公が須藤にプロポーズをする際、須藤がおそらく検査結果を伝えようとしたのを遮り、自身がプロポーズした「間」の悪さ
⇒須藤にとって、「大切な人に病状を伝えなきゃ」から「自分が好きな人に夫として弱る姿を見せたくない」に変わった?この順番が違ったら、いき違うことはなかったのかと想像したり。
そのほか、
・須藤は乙女心のほかに自身も死別を経験している分、星野源の歌詞にでてくる「間違った優しさ」で太く、会わないことを選択したのかな
・再検査のピースは、大丈夫だったではなく、再発(2度目)を指していたのかな
・須藤は母や自分を憎んでいたからこそ、前夫との子どもを望まなかったのかな
などなど、映画を観終わった後も余白の考察にふけり、そして星野源の主題歌を聴きまた泣きそうになる。
自転車の二人乗りは同じモノに共に乗るという点で恋愛のような象徴だったかなと思うと(須藤の初恋は青砥、再会後は当初恥ずかしいと思ってた)、グッズのキーホルダーを買えばよかったなと思う今日この頃。
泣けます
回想のシーンで出てくる若い頃の役者さんたちのキャラクターと、大人になった2人に共通点を感じ、芯が通っていて違和感がなかったです。
少しでも感情移入した登場人物が死ぬのは、やはり悲しいので、大分泣けました。
2回目で深まる、すれ違いの切なさ
1回目は観終わった後の強い余韻……言い換えると“食らった”。
2回目は登場人物が抱えている痛みや、感情の深さがより鮮明に見えた。
別れ話のシーンでは、何かを言おうとした須藤が、青砥のプロポーズを前にそのまま飲み込んだように感じた。
あの時、彼は何を言おうとしたのか——
すれ違っていく様が胸に刺さる。
そして、塩見さん演じる焼き鳥屋の大将。
語りすぎず、踏み込みすぎず、ただあたたかく見守ってくれる大人の存在がこの映画に落ち着きと救いを与えている。
快気祝いのサービスや、1年ぶりに来店した青砥に立ち上がって声をかける姿が、2回目ではより印象的だった。
エンドロールの星野源の曲も、物語をそっと引き立てる。
曲と映像まで含めて、一つの余韻として完成された映画だと思う。
(おまえのこと)だいぶ好きなんだ!
『平場』の意味が今ひとつぼんやりしてたのでググってみました。
【特別な存在ではない「普通の場」や「一般の人々」のいる場所・立場】
そうか、青砥と須藤は(同級生たちなんかも)まさに平場の住人なんだぁ。でもそれぞれにとっては誰もが主人公って昔さだまさしさんが言ってました!
例えば秒殺振られの江口(大森南朋さん)の娘さんの早い結婚も印刷会社での椿鬼奴さんの普通のおばちゃんぶりやでんでんさんとの会話なんかもごく普通(すぎるくらい)に平場なんですよね。
そんな平場で再会した中学生時代の同級生二人!確かに劇的出会いではないかもしれませんが青砥にっては離婚して戻ってきた故郷の街では大事件だったでしょう。まさに♪ずっと好きだったんだぜ!(斉藤和義)♪の世界!
葉子(井川遥さん)は太いタイプなんですね。美容師のクズ野郎元カレ(成田凌さん)にもバレてました!色々とあったもののアラフィフの幼なじみが支え合って生きていくのも悪くない気がしますけどね。最期を看取ってもらえる人が近くにいるだけで幸せだと思います。
最後の居酒屋で同僚たちから離れた席での青砥(堺雅人さん)の絞るような泣き・嗚咽は沁みました。主人公のお二人(井川さんと堺さん)の会話、自然なやりとりで全編アドリブじゃないかと思ってしまうくらいでした。
中学時代の葉子(一色香澄さん)なんかみたことあるなって調べたらドラマで北川景子さんに誘拐され育てられた女の子なんですね。ドラマでもよくやってるなって感心しましたが全く井川遥さんの子供時代(当時から太い性格の)を見事に演じられてました。
エンディングでの中学時代の自転車二人乗りはキュンとしました。
あと葉子の妹(中村ゆりさん)ここのところドラマで大活躍で個人的に大注目の女優さんです。またこの映画でキモになると思ってます居酒屋の主人(塩見三省さん)よかったですね。薬師丸ひろ子さんの『メインテーマ』♪愛ってよくわからないけど傷つく感じが素敵♪
いいですね、二人の関係を表しているようです。(薬師丸ひろ子さん写真集持ってました。3部とも)♪そんな年頃ね♪
観終わったあと目頭を熱くしてるところへの星野源さんの曲、沁みすぎです。今年の締めになるかもしれない作品でしたが年代的にもドンピシャで泣かせていただきました。よかったです。
大人の映画
期待を超えない
中学生の頃好きだった人と数十年振りに再会し、恋する話。
淡々とどこかへデートするわけでもなく、居酒屋で飲んだり家で飲んだり、しながら2人の距離が近くなっていくわけなんですけど、それがつまらない訳ではないです。リアリティあって良かったと思いました。まだ主人公たちの年齢と遠いので、何がリアルかわかりませんが…
ただ、何の予備知識なく見に行った訳ですが、展開が読める。裏切りがない。
一年後の約束が叶わないのが透けて見える…
なので、最後泣けなかった。
井川遥さんみたいな女性とても好きです。ただ、堺雅人さんのキャラクター?なのか芝居なのか、がなんか気持ち悪く感じてしまったのは何故だろうか。
感情移入がしにくい作品だった。
もっと苦難を乗り越えて幸せになって欲しかった。
コレは好みの問題。
良い余韻が残る...しかしとても切ない
主人公(青砥)と、中学時代に想いを寄せ50代で再会した須藤が、互いに求め合いながらも微妙にすれ違う。絶妙なシナリオや計算し尽くされたプロットは用意されず、2人の不器用さ故に展開する、"まぁ、あるかもしれない" もどかしげなストーリー
劇的ではあるが、(最近の邦画にありがちな)用意周到な物語でも、強引に"泣かしに行くお話し"でもないのが、この映画の最大の美点
いい感じに感情移入して観ていると、「え〜、何で今その選択?」などとつい思ってしまう。しかし、常に"客観的に正しい選択をする訳ではない"のが現実の人生。そういう経験が豊富な世代ほど、ササる映画ではないかと
「平場」という言葉は自分の語彙にはなかった。「普通の」という意味だが、確かにこの映画では終始、"普通"の生活風景が描かれる
東京近郊の市街地で普通に働き、通勤は徒歩や自転車。帰りにスーパーで買い物、月に数回は飲み屋にも立ち寄るがそれ以上は経済的にちょっとキツイので家呑みも多い。みたいな
(離婚した後、)親の介護の都合から地元に戻り、職場に「おな中」がいたり、たまに同級生で集まって呑んだりする
50代にもなると、健診で引っかかって再検査を受け、ポリープやらガンやらが見つかったりすることも...
描かれるシーンは普通にある出来事だらけだが、30代以下は多少共感が難しく、40代はそろそろ実感?、50代にはあるある多し、60代以上には実体験と重なりすぎる所もありちょっとシンドイ?
しかし、井川遥さん演じる須藤は、必ずしも普通じゃない特殊なキャラクターで、これがこの物語の殆ど全てをカタチ作っている。ソトから見てどう映るかはさておき、本人は"納得"の人生。そういう"覚悟"で生きている人の人生を観る物語だと思うし、そこがまた、とてもセツナイ
(切実すぎて、泣けないけどね)
P.S.
冷静に考えると、別れた元妻が吉瀬美智子で、初恋相手&恋人が井川遥って、ちょっと"平場"ではない、かも...
P.S. (2)
同級生役の安藤玉恵さん、今回も"平場の人"を好演!!
玉ちゃん出演作に、やっぱりハズレなし
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