平場の月のレビュー・感想・評価
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ホントは心が繊細だったと思った
堺雅人と井川遥どちらも、華のないやや低層な庶民の役にピッタリハマってだと思いました。
台詞がなかったら主役が埋もれるくらい有名人がオーラを見せず普通に見えるって逆に大変そう。
と言うのは吉瀬美智子が出た時、我々の暮らしの中にいない大女優の美しさ感じてしまった。
でも、その吉瀬美智子を含めてハリ艶のない50代の中でもくたびれた肌感がそのまま映し出されていたので、どっぷりストーリーに入り込めた。
葉子は心が太いという表現なるほどなぁと思った一方で、強く見えるようで、迷惑かけたくない、弱る姿を見せたくない、実は人一倍繊細で誰よりも怯えているように感じたのは私だけ?
人生折り返し過ぎると、歩んできた歴史もそれぞれ、背負ってるものもそれぞれ。
「神様は乗り越えられない運命は与えない」「神はみんなに平等の人生を」とか色んなポジティブな言葉があるけど、実際は乗り越えられない運命も与えるし、不平等であることを痛感するこのお年頃にはリアルに映る作品でした。
きみの顔では泣けない😎
2025年11月14日の公開日は満月が右から欠けて、ちょうど三日月から新月になるあたり。レイトショーから帰る途中、晴れて星は出ていたが、 とうとう月は見つけられなかった。ハコ(須藤葉子)は完全にお隠れになってしまったんだなぁと、むしょうに鶏から揚げで角ハイボールが飲みたくなった。
井川遥といえば、すぐに思い出すあのCM。
朝霞の商店街のあの店に行きたい。
自転車の二人乗りや月夜の晩に青砥がアパートの下から物憂げに窓の外を眺めるハコを見上げるシーンなどはキヨシローの初期の曲(僕の自転車のうしろに乗りなよ、夜の散歩をしないかね)をイメージして、センチになってしまった。
堺雅人。恋愛映画初主演らしい。
ツレがウツになりましては恋愛映画ではないってことか。
キスシーンがないと恋愛映画ではないのだろうか?
堺雅人と井川遙のキスシーンはとてつもなく恥ずかしかった。なぜなんだろうか。
井川遙の妹役には雰囲気も似ている中村ゆり。
元嫁役には吉瀬美智子と完璧過ぎる布陣。
脚本は向井康介。
ジワる夜ドラ。
塩見三省、でんでん、宇野祥平、安藤玉恵、栁俊太郎、椿鬼奴、大森南朋、倉悠貴らの脇役に惹かれて鑑賞。
でんでんのセリフと最後のほうの井川遙のセリフで泣きそうになったが、堺雅人の顔がアップになると·····
惜しい❗
昭和のワタシは薬師丸ひろ子のメイン·テーマからセーラー服と機関銃の渡瀬恒彦、その兄の渡哲也(大腸癌で人工肛門)を思い出していた。
エンドロールもメイン·テーマの曲で押してくれたら、鼻ジュルジュルになってしまったかもしれない。
🎵 わ〜ら〜ちゃう 涙の 調節ができない〜
60年も生きてきたからね〜
月に願いもいきどまり。
自分にも起きちゃいそうなラブストーリー
原作は知らないので、ラブコメディに違いないと想像しながら着席。堺雅人演じる青砥健将が、離婚して地元に戻ってきて印刷会社に再就職。結構忙しそうだったけど、残業はなかったのかな。まず驚いたのは、認知症の母親に会いに行ったら、息子は死んでいると言われるシーン。息子が何をしてるか分からないのは仕方ないんだけど、亡くなっていたら、その事を忘れるのがリアルなのにな。井川遥演じる須藤葉子は夫が亡くなって1人になっていた。まだ50代なのに悲しいよね。青砥が友人達と食事会を繰り返す。家だったり店だったり、皆んな実家に住んでるのかな?青砥と須藤は付き合ってる様に見えなかったけど、チューしてて驚いた。それにしても中学時代の思い出を何度も何度も見せられる。苦手な演出なんだけど、毎回楽しかった。こりゃハッピーエンドになると思っていたら、予想と違いラストは泣けちゃった。
キャスティング
ままならない人生も良しと思える映画かな
この年になると、1年後の約束など恐くてできなくなる。
今までは、「また、こんど」と言って、何年先になるかわからない今度が信じられたのにね。
映画「平場の月」は、そんな気持ちを起こさせる映画でした。とってもしっとりとした良質の映画でした。
特にあのキスシーンは、邦画ではめったに見られない美しさと情感の籠った素晴らしいキスでした。あー、私ももう一回でいいから、あのようなキスをしてみたい♡
井川遥さん素敵でした。特に、中年になってからの良さ、中年女性に独特な色気は、抜群ですね。相手役に堺雅人(めっちゃ久しぶり)を持ってきたが、やはり彼独特の「作った顔」が、やや気になります。しかし、では他の役者がこの役をどう演じられただろうとも考える。 堺雅人だから、この映画にある種のスパイスを効かせられたのかもしれないとも思った。
井川遥の中学生時代役の女の子、セリフ回しも上手いので、将来が楽しみですが、この役どころである精神的な「太さ」を表現できていたかと言えば、演出や脚本も含め、物足りなかったかもしれない。それが故に、その資質を受けた井川遥の振る舞いに、十分な説得力がなかったかもなーという点が、少し惜しかったでしょうか。
悪くはないけど
曲が流れた途端、
薬師丸ひろ子の『メインテーマ』だと
わかる世代です
大好きだった男の子と二人乗りした
思い出もあります
だけど。。。
申し訳ないことに、どうしても
堺雅人さんが無理
半沢直樹も、『VIVANT』も観てますけど
ご本人のせいではなく
私自身の好みとして、坂本愛登に、
初恋しても、堺雅人に、ここまでの「太い」
最後の恋は、出来ない
決まったとおりの想像通りの展開と結末で
作品によっては、それでも号泣することが
あるのだけれど
今回は、そうでもなかった
中学生の時に、あれほど強く
一人で生きていくと決めたのに
案外、男に流されてるやん
離婚した理由は、知らんけど
嫁と別れて、持ち家で
昔、好きだった人とよろしく生きていこう
なんて、ムシが良すぎませんか
まぁ、人生いろいろあった末
再び、めぐりあった二人
ということなんだろうけど
イマイチ、二人の人生に
共感できなかったことも
作品に、可もなし不可もなし
と、感じた理由です
50代の恋愛が平場にもあるかも
原作本の方で、『平場』という言葉が気になり購入し、映画が決まるまで、積ん読してて、キャストが決まってから、その雰囲気で読んで、そして映画を観た。読んでる時からキャストは絶妙だなぁと思いつつ、やっぱり素敵でした。ウミちゃんも最高。自分と同年代であり、もしも一人身だったらあるかも?という設定が平場なのかもしれない。出会、別れ、たわいもない日常、そして小さな幸せや喜び。とても素敵でした。キスシーンはドキドキしましたね。そして、ラストの主人公に涙が溢れるまでの数分間は堺さんの演技良かったなぁ、泣けました。吉瀬さんもピッタリでしたね
終盤の吉岡里帆の語りのシーンで安易に過去回想シーンを入れないのが、...
泣けた
一人で生きていく
…ほんのり甘いスイートなチョコでなく
切なさが残るちょっとビターなチョコ
ほろ苦さが効いている大人な恋愛
中学生の頃からお互い好意を
抱いていたふたり。
青砥と須藤
お互い一人身になって地元に帰り
偶然に出会う
そこから二人の関係が
話し相手から結婚を考える関係となる
しかし…
須藤は青砥のプロポーズを断る
そこには訳が…あった
須藤は
一生一人で生きていくと決めていた
家庭環境や母親の影響も大きかった
のかもしれない
心根が太い須藤は今さら青砥に
病気で迷惑かける事は考えられない
素直に甘えることが出来なかった
本音を話すことなく別れ
須藤の
特別なことはなくていい
普通でいい…という
須藤の生き方
自分の生き方が好きではなかった
と後悔するが…
楽しかったこともあったはず
青砥と出会って暮らせたことも
そして病気が再発してなかったら
青砥と結婚していたと思うが…
最後まで自分の人生を生きた
彼に会いたい気持ちはあったと思う
どんな気持ちで最期を迎えたのか
わたしには想像もつかない
少し重い作品でした
いくつになっても恋している時は
…青春。ですね
良かった 予告でほぼストーリー分かっちゃうけど、 良かった 『悲し...
良かった
予告でほぼストーリー分かっちゃうけど、
良かった
『悲しみが溢れるあのシーンはどこで出てくるんだろう?』って、
ずっと探しながら見てたかも
塩見さん、最高だった
見終わった時より、後からじわじわくる映画
舞台挨拶付きの上映だったら、
堺雅人から興味深い話を聞いた
ひとつは、
お坊さんのお経がリハと本番では変わってて、
本番が理趣経だったこと
もうひとつは、エンディングの曲の、
『いきどまり』の複合動詞には、
【行き止まり】だけじゃなく、
【生き留まり】も考えられるのではないかと
どちらも奥が深いな
ハッピーエンドでは無いが········
良い意味での素敵な擬似夫婦
原作未読。青砥役の堺雅人さんと須藤役の井川遥さんコンビが良かったです。初恋同志の2人が50代になって出会ってから、擬似夫婦(←良い意味での)になるまでの流れが、違和感がなかったですね。自転車の2人乗りシーンは、シニアの私がみていてもほのぼのしました。
脇を固める須藤の妹さん役の中村ゆりさん、同級生の大森南朋さん、宇野祥平さん、吉岡睦雄さん、安藤玉恵さんなどもいい味出してました。特に居酒屋の大将役の塩見三省さんは、渋かったです。(←でもなんか老けましたね)
吉瀬美智子さんは、相変わらず綺麗でした。
須藤の気持ちや考えを尊重して、青砥は暫くは連絡を取りませんでしたが、私だったら出来ませんね。やきもきしていると思います😅。2人には一緒に温泉行って欲しかったです😭。
鑑賞動機:予告1割、ぼーっとあらすじ見てたらなんか急にピンと来た8割、評判1割
葉子だからハコかなるほど。朝霞ねえ、なるほど。だから池袋かなるほど。立教も池袋だしなるほど。
『メイン・テーマ』のメインテーマっぷり…。20年どころか50年生きたって…ね。人それぞれだし一括りにするのは馬鹿げているとは思うが、それでも同年代なら思い当たったり、身につまされるところはあるのだろう。
ありふれた人たちのありふれたお話。でもそれこそが魅力の一端に思えるのが、また面白い。
それもメイン二人がいてこそだけども。
大人の恋愛映画
本作は過度な演出や派手な恋愛要素は
余り無く、身近に存在する様な市井の
大人の恋愛
まるで文学作品を読んでいるかの如く
主人公達の日常が描かれているが
ある年代以上の鑑賞者にとって
そのひとコマひとコマが何故か
切なくエモい
商店街の居酒屋、夕暮れの鉄橋
古めのアパート
よく映画の中に登場する
海辺の綺麗な風景や自然ではなく
私達の身近な都会でも田舎でもない
町並み、人々の営みが
愛しく切ない
2人の出会い、再会、別れは
最低限の映像説明しか無いが
その映像の奥を読み取る小説的な
深みのある映画で
派手な悲恋を期待すると
肩透かしとなるかもしれない
強くて美しくて『太い』女性との大人の恋愛
⭐︎3.7 / 5.0
井川遥
全462件中、361~380件目を表示
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