平場の月のレビュー・感想・評価
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劇中で流れる薬師丸ひろ子の歌がめっちゃ沁みた。。
大人の恋愛映画、良い映画でしたね。
堺雅人と井川遥、二人ともめっちゃ良かったです。
見終わって、心にドンっと響いた映画。
やっぱり心に残る映画は良いですね。
中学時代にあんなやり取りがあって再会してお互いシングルだったら、そりゃあ、盛り上がっちゃうだろうな。
映画ではサラッとしか語られなかったけど、彼女の壮絶な過去。
本当は、これがこの話のキーなんだろうけど。。
このキーに関しては映画での描かれ方が薄く感じた分、二人の出会いから恋愛までがメインでラストはともかく楽しく見る事が出来た。
それと劇中で流れる薬師丸ひろ子の歌がめっちゃ沁みた。。
『メインテーマ』、久しぶりに聞いたと思う。
世代というか彼女のレコードは何枚か持ってた私。
ちなみに、よく思い出すのは『Wの悲劇』なんですけどね。
野村宏伸との『メインテーマ』は見返した記憶はなかった。
凄い今回の映画にマッチしてましたね。
50代の男性は皆、薬師丸ひろ子にはハマった時期があるんじゃないでしょうか。。
堺雅人は泣きの演技はダメですね。
そう思ってしまったかな。
井川遥の手を上げてのオイって言うシーンが良かった。
彼女の役柄の性格を太いって表現していたけど、劇中では『太い=男っぽい』と表現しているような気がして。。
律儀、責任感がある、頑固って言うのか表現が難しいけど、なんか違う気がした。
そこが少し気になりました。
ふと、昔みたアル・パチーノとミシェル・ファイファーの『恋のためらい/フランキーとジョニー』を思い出した。。
そして、塩見三省に助演男優賞をあげたい。
今年のベスト1映画です。
CМから逆算して構築したような映画
堺雅人が居酒屋の暖簾をくぐり、井川遥が酒をゴクリとくれば、もう完全に酒のCМの世界、もっと正確に言えばサントリーのコマーシャル。実際エンド・クレジットに協賛と提示されるわけで。まるでCМから逆算して構築したような映画に少し私はトーンダウン。外食では金が勿体ないからと、推奨するかのように、家飲みにスライド、もちろん飲むのは「金麦」。井川遥は昔はアサヒビールのキャンペーンガールでしたのにね。さらに言えば、吉瀬美智子はアサヒビールのCМに出てますから、別れた妻の役なのかも知れません。
すっかり超一流の役者となった堺雅人のラブストーリーなんて、もとより映画は少ない彼ですので、ある意味新鮮で、よくぞ取り組んだ。歳不相応に前髪たらし、男らしさとは対極にある彼の個性をどう活かすのかが本作の肝でしょう。そもそも前妻役が吉瀬美智子って、何をどうこじらせ離別したのかの説明はほぼなく、男性観客には苛つきの元でしかない。倉悠貴扮する頼りない息子が触媒役となるのかしらと期待しても、まるで主題に息子は入ってこない。そんな草食系男子に男前過ぎる美女が絡む設定からして定番を逸脱で、ちょっと理解が進まない。それを補完するためか、中学時代の様相に随分と尺を割く。そこではひたすら井川遥扮する須藤の少女時代の不幸を描き、同情を集約するかのように学校でも家庭でも虐げられた過去をこれでもかと描写。そこへ頼まれもしてない堺雅人扮する青砥の少年時代が白馬の王子様を演ずる。これって高校時代ならいざ知らず、埼玉県の朝霞市では青春のピークを中学で謳歌し、卒業後も密接に繋がっているってこと?なわけないですよね。
そんな過去を持つ二人が偶然再会しゆっくりとゆっくりと大人の恋を育むのが本作の主題。であるならば、中学時代から「私は誰とも付き合わない」宣言をしているのですから、35年後とて青砥の一人相撲を予見さているわけで。実際、青砥のペースに引きずられるようにして須藤は溶けているわけで。さらに共に結婚生活に破綻した二人に何ら障害はないどころか、青砥の同僚も須藤の妹も応援以上に望まれていた状態。障害のない恋なんて、目出度い目出度いで終わりでしょ。
と言うわけで本作での障害は「禁じ手」のようなもので決着をつけようってのが、私は気になるのです。確かに「余命いくばく」は数多の映画の殺し文句のような常套手段。折角芸達者な大人の二人を据えたのであれば、その苦い終焉も大人の結末にして欲しかった。不満はさらに、青砥の四人組も大森南朋までキャスティングしながら全く主題に入り込まない勿体なさ。さらに須藤の元カレ役として登場する成田凌はもっとチャラ男でいて欲しかった、なんですかあれでは好い人でしかないじゃないですか。
12月20日をキーポイントに、その二年前から描きだし、一年付き合って、「温泉へ行こう」が「やっと普通の生活に戻れたの、だから来年にね」と素直に納得。須藤が相手をおもんばかって唐突な拒絶に出られたら、優しき男は信じてしまいますよ、可哀そう過ぎますよ。鈍い野郎だなんて彼を責めることは出来ませんよね。逆に言えば須藤の方こそ配慮がないと私は思うのです。一緒にいる事の幸せを最後の最後まで二人で噛みしめてこそ、と私は思います。噂話づたいに初めて知るなんて衝撃でしかないじゃないですか! 原作もののようですので、プロットは脚本と言うより原作に所以しているわけで、原作者さんの感覚には違和感ありありでした。
最後に、平場って言葉の使い方まで気になります。確かに庶民もその通りで、ましてや女一人病院売店のパートでしたら、さぞや苦しい生活ですよ。でもそれを都会の一角だろうと、上から目線で平場と称する感覚が少々厭らしい。
いつだって青春
心に響いた
突然すぎて…泣けるのに泣けない作品
自分も癌の手術した経験があり、現在も定期通院しているので、須藤(井川遥さん演)の心情には共感できました
最初に医師から告知された時に死にたいする不安よりも、周りになるべく迷惑かけたくないなって先に思ったので…
で結果、青砥(堺雅人さん演)は1人この世に残されてしまったわけですが、この後事あるたびに須藤の事を思い出すと思うんですよね
そう考えるなら須藤(性格的に無理だったのかも知れませんけど)はきっちり感謝の言葉を残してから他界すべきだったと感じました
自分の経験上もっと何かしてあげれば良かってずっと後悔する形になりそうなので…
自転車二人乗り。ホントはダメなんだろうけど良い笑顔。
『VIVANT』や『半沢直樹』、『南極料理人』など、ちょっとキャラクター強めの役が多いイメージの堺雅人さん。個人的には『クヒオ大佐』が一番好き。
そんなクセつよ俳優が、普通のおじさん役。
今でもあるのか謎なパイプベッドでの起床から、弁当箱に入りきらない余りをつまむ、ありきたりな風景で幕を開ける、ごくごく普通の日常。
共演も大森南朋さんや、でんでんさん、柳俊太郎さん、宇野祥平さんなど、やらかしそうな俳優さんばかりなのに普通の人々。
暴れなくていいのか吉岡陸雄⁈と、逆に心配になるくらい、みんな普通に良い人。
葬儀の後の、一目で悟って見えないマウント争いをする、今カノVS元妻のシーンはゾクゾクした。
井川遥さんも吉瀬美智子さんも、気の強そうな雰囲気があるから、なかなか良いキャスティング。
住んでる所も、行きつけの店もオシャレ要素は皆無、大袈裟な演出やダイナミックな劇伴曲もない、市井の人々のしっとり切ないラブストーリー。
特に過不足なく、腑に落ちない所もない。
意外な結末もなく、エンディングで塩見三省さん演じる大将の、気の利いた演出も素晴らしかった。
結果、普通に良い映画だった。
いくつになっても恋したっていいじゃない
■ 作品情報
第32回山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみの同名恋愛小説の映画化作品。監督は土井裕泰。主要キャストは堺雅人、井川遥、中村ゆり、でんでん、安藤玉恵、塩見三省。脚本は向井康介。
■ ストーリー
妻と別れて地元に戻り、印刷会社で働く青砥健将は、ある日、中学時代の初恋相手の同級生・須藤葉子と再会する。須藤は夫と死別し、地元でパートをして生計を立てていた。再会をきっかけに、互いに惹かれ合うようになった二人は、空白の時間を埋めるように親交を深めていく。しかし、須藤が経験してきた波乱に満ちた人生や、それぞれの現在の立場が、二人の関係に複雑な影を落とす。互いに過去を語り合い、再び芽生えた感情を抱きながらも、現実の厳しさに直面し、大人の不器用な恋愛における葛藤が描かれていく。
■ 感想
大人になってからの恋の機微を繊細に、そして深く描いた本作に心揺さぶられます。大人の落ち着いた恋愛の中に、中学時代の初恋の初々しさが確かに息づいているのを感じ、誰もが遠い記憶に思いを馳せることと思います。
はたから見れば、人生の酸いも甘いも知った中年男女。しかし、記憶の中の初恋相手の姿は、いつまでも色褪せることなく鮮明に残っているものです。再会した二人が、現在の姿に昔の面影を探し、たちまち輝きを取り戻していく様は、胸を締め付けられるようです。もっとも、アラフィフであの美しさを保つ井川遥さんは反則級ですが、誰しも自分の初恋相手は、記憶の中ではこれぐらい魅力的に映るのではないかと深く共感します。
しかし、人生経験を積んだ大人だからこそ、あの頃のように何も考えずに恋に盲目になることはできません。健康や将来、世間体など、さまざまな現実的な要因が頭を巡り、それが相手に負担をかけるのではないかと、アクセルよりもブレーキを強く踏んでしまう。その葛藤は痛いほどよく理解できます。それでも、人はいくつになっても何も諦めなくていいのではないかと思え、二人の姿を眩しく見つめていました。ほろ苦くも切ない、本気の大人の恋の物語を堪能させてもらったような気がします。
そんな大人の本気の恋に説得力をもたせているのは、主演の堺雅人さん、井川遥さんを始めとした俳優陣のすばらしい演技です。その佇まいから台詞回しまで全てが自然で、まるで本当に彼らの日常を覗き見ているかのように、作品世界に深く没入することができます。個人的には、居酒屋店主の塩見三省さんの存在感が非常に印象的で、あの店で旧友とゆっくり酒を酌み交わしてみたいと感じます。
言葉や表情の裏にある心情
前情報なしで、井川遥さんと堺雅人さんの二人乗り自転車シーンのコマーシャルを観て観ることを決めました。
ちょうど、物語の設定と同年代の私にとって、身近な日常のリアルで、自分の生き方、家族の愛し方を考えさせられました。
井川遥さんの演技、とても素晴らしかったです。言葉や表情の裏にある心情を首筋や背中や指先を使って表現されていました。演技っぽい演技ではなく、本当の日常会話のような自然な表現に、プロの役者さんの凄さを感じました。居酒屋の声の小さいおじさんもとても良かったです。
ホントは心が繊細だったと思った
堺雅人と井川遥どちらも、華のないやや低層な庶民の役にピッタリハマってだと思いました。
台詞がなかったら主役が埋もれるくらい有名人がオーラを見せず普通に見えるって逆に大変そう。
と言うのは吉瀬美智子が出た時、我々の暮らしの中にいない大女優の美しさ感じてしまった。
でも、その吉瀬美智子を含めてハリ艶のない50代の中でもくたびれた肌感がそのまま映し出されていたので、どっぷりストーリーに入り込めた。
葉子は心が太いという表現なるほどなぁと思った一方で、強く見えるようで、迷惑かけたくない、弱る姿を見せたくない、実は人一倍繊細で誰よりも怯えているように感じたのは私だけ?
人生折り返し過ぎると、歩んできた歴史もそれぞれ、背負ってるものもそれぞれ。
「神様は乗り越えられない運命は与えない」「神はみんなに平等の人生を」とか色んなポジティブな言葉があるけど、実際は乗り越えられない運命も与えるし、不平等であることを痛感するこのお年頃にはリアルに映る作品でした。
きみの顔では泣けない😎
2025年11月14日の公開日は満月が右から欠けて、ちょうど三日月から新月になるあたり。レイトショーから帰る途中、晴れて星は出ていたが、 とうとう月は見つけられなかった。ハコ(須藤葉子)は完全にお隠れになってしまったんだなぁと、むしょうに鶏から揚げで角ハイボールが飲みたくなった。
井川遥といえば、すぐに思い出すあのCM。
朝霞の商店街のあの店に行きたい。
自転車の二人乗りや月夜の晩に青砥がアパートの下から物憂げに窓の外を眺めるハコを見上げるシーンなどはキヨシローの初期の曲(僕の自転車のうしろに乗りなよ、夜の散歩をしないかね)をイメージして、センチになってしまった。
堺雅人。恋愛映画初主演らしい。
ツレがウツになりましては恋愛映画ではないってことか。
キスシーンがないと恋愛映画ではないのだろうか?
堺雅人と井川遙のキスシーンはとてつもなく恥ずかしかった。なぜなんだろうか。
井川遙の妹役には雰囲気も似ている中村ゆり。
元嫁役には吉瀬美智子と完璧過ぎる布陣。
脚本は向井康介。
ジワる夜ドラ。
塩見三省、でんでん、宇野祥平、安藤玉恵、栁俊太郎、椿鬼奴、大森南朋、倉悠貴らの脇役に惹かれて鑑賞。
でんでんのセリフと最後のほうの井川遙のセリフで泣きそうになったが、堺雅人の顔がアップになると·····
惜しい❗
昭和のワタシは薬師丸ひろ子のメイン·テーマからセーラー服と機関銃の渡瀬恒彦、その兄の渡哲也(大腸癌で人工肛門)を思い出していた。
エンドロールもメイン·テーマの曲で押してくれたら、鼻ジュルジュルになってしまったかもしれない。
🎵 わ〜ら〜ちゃう 涙の 調節ができない〜
60年も生きてきたからね〜
月に願いもいきどまり。
自分にも起きちゃいそうなラブストーリー
原作は知らないので、ラブコメディに違いないと想像しながら着席。堺雅人演じる青砥健将が、離婚して地元に戻ってきて印刷会社に再就職。結構忙しそうだったけど、残業はなかったのかな。まず驚いたのは、認知症の母親に会いに行ったら、息子は死んでいると言われるシーン。息子が何をしてるか分からないのは仕方ないんだけど、亡くなっていたら、その事を忘れるのがリアルなのにな。井川遥演じる須藤葉子は夫が亡くなって1人になっていた。まだ50代なのに悲しいよね。青砥が友人達と食事会を繰り返す。家だったり店だったり、皆んな実家に住んでるのかな?青砥と須藤は付き合ってる様に見えなかったけど、チューしてて驚いた。それにしても中学時代の思い出を何度も何度も見せられる。苦手な演出なんだけど、毎回楽しかった。こりゃハッピーエンドになると思っていたら、予想と違いラストは泣けちゃった。
キャスティング
ままならない人生も良しと思える映画かな
この年になると、1年後の約束など恐くてできなくなる。
今までは、「また、こんど」と言って、何年先になるかわからない今度が信じられたのにね。
映画「平場の月」は、そんな気持ちを起こさせる映画でした。とってもしっとりとした良質の映画でした。
特にあのキスシーンは、邦画ではめったに見られない美しさと情感の籠った素晴らしいキスでした。あー、私ももう一回でいいから、あのようなキスをしてみたい♡
井川遥さん素敵でした。特に、中年になってからの良さ、中年女性に独特な色気は、抜群ですね。相手役に堺雅人(めっちゃ久しぶり)を持ってきたが、やはり彼独特の「作った顔」が、やや気になります。しかし、では他の役者がこの役をどう演じられただろうとも考える。 堺雅人だから、この映画にある種のスパイスを効かせられたのかもしれないとも思った。
井川遥の中学生時代役の女の子、セリフ回しも上手いので、将来が楽しみですが、この役どころである精神的な「太さ」を表現できていたかと言えば、演出や脚本も含め、物足りなかったかもしれない。それが故に、その資質を受けた井川遥の振る舞いに、十分な説得力がなかったかもなーという点が、少し惜しかったでしょうか。
悪くはないけど
曲が流れた途端、
薬師丸ひろ子の『メインテーマ』だと
わかる世代です
大好きだった男の子と二人乗りした
思い出もあります
だけど。。。
申し訳ないことに、どうしても
堺雅人さんが無理
半沢直樹も、『VIVANT』も観てますけど
ご本人のせいではなく
私自身の好みとして、坂本愛登に、
初恋しても、堺雅人に、ここまでの「太い」
最後の恋は、出来ない
決まったとおりの想像通りの展開と結末で
作品によっては、それでも号泣することが
あるのだけれど
今回は、そうでもなかった
中学生の時に、あれほど強く
一人で生きていくと決めたのに
案外、男に流されてるやん
離婚した理由は、知らんけど
嫁と別れて、持ち家で
昔、好きだった人とよろしく生きていこう
なんて、ムシが良すぎませんか
まぁ、人生いろいろあった末
再び、めぐりあった二人
ということなんだろうけど
イマイチ、二人の人生に
共感できなかったことも
作品に、可もなし不可もなし
と、感じた理由です
50代の恋愛が平場にもあるかも
原作本の方で、『平場』という言葉が気になり購入し、映画が決まるまで、積ん読してて、キャストが決まってから、その雰囲気で読んで、そして映画を観た。読んでる時からキャストは絶妙だなぁと思いつつ、やっぱり素敵でした。ウミちゃんも最高。自分と同年代であり、もしも一人身だったらあるかも?という設定が平場なのかもしれない。出会、別れ、たわいもない日常、そして小さな幸せや喜び。とても素敵でした。キスシーンはドキドキしましたね。そして、ラストの主人公に涙が溢れるまでの数分間は堺さんの演技良かったなぁ、泣けました。吉瀬さんもピッタリでしたね
終盤の吉岡里帆の語りのシーンで安易に過去回想シーンを入れないのが、...
全392件中、281~300件目を表示
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