劇場公開日 2025年11月14日

「さえないバツイチ男が自己肯定感の低い女にハマる話」平場の月 minavoさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0 さえないバツイチ男が自己肯定感の低い女にハマる話

2025年12月6日
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鑑賞方法:映画館

中学時代の初恋の女性と50歳の離婚独居男が出会って恋に落ちる話。

向井康介さんの脚本で新しい切り口に期待して観に行ったけど、監督がダサいからか退屈だった。クライマックスのラブシーン、急に手持ちカメラに切り替えるのやめてもらいたかった。同じ世代からみても美しくない。

ひとつだけ、だよね、と思ったのはネックレスとリングのくだり。男をふった女子に理由をきくと、いきなりリングをプレゼントされてドン引きしたというのが多いからだ。このあたりの描写はうまいな、と思った。

会社でも家庭でも存在感がなく、男性どころか人間扱いもされない中年男性が、自己肯定感が低い(病弱、家庭内ハンデなどあればなおよし)女性なら、助けてあげられて、感謝されるからといって、大切な家族を犠牲にしてキャバ嬢に入れ込む。

本作のヒロインは井川遥さん。この超美人の俳優の自己肯定感が低い設定を観客に納得させるため、悲惨な過去の回想シーンが必然なのもわかる。わかるからくどかった。

でも、その辺のキャバクラにいけば、超美人なのに自己肯定感が低い女子なんかいくらでもめぐりあえる。なぜなら、それが、コンプレックスを抱えた男に対して一番効果がある武器だからだ。

minavo
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