「夢みたいなこととは」平場の月 映画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
夢みたいなこととは
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原作未読です。話題になった当時手には取りましたが積ん読のまま行方不明に。今より少し若いときに読んでおけばよかったような読んでないから映画を楽しめたような。
須藤がガン再発を言い出しにくくピースサインのようなものを見せてしまう。それを見た青砥は嬉しくて前のめりになってしまい、須藤が実は...と何か言い出そうとするのを遮ってプロポーズしてしまう。お互い本当にわずかなボタンの掛け違いで別れを選ばざるを得なくなる。切ないです。
須藤が月を見ながら思った夢みたいなこと。病気も大きくは進行せず、売店でシフト通り働き、小さな部屋で青砥と結婚もせずただ静かに共に時間を過ごし、いつか青砥に看取られて先に逝くこと。周りから見ればそんな取るに足りない人生が不幸だった須藤にとっては夢みたいなことに思えるのではないでしょうか。
商業的には厳しいですがキャストが美しき井川遥でなく普通っぽいおばさんだったらまた別の良さがあったかもしれません。容疑者xの献身が堤真一でなかったらと思ったのと近い感覚ですね。
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