「堺雅人の泣きの演技が秀逸」平場の月 元祖浮遊人さんの映画レビュー(感想・評価)
堺雅人の泣きの演技が秀逸
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静かに淡々と時間が流れていくドラマ。変に盛り上がることもなく主役の2人のやり取りの日常性を丁寧に映し出してゆくところに同世代として共感できた。
青砥(堺雅人)は胃カメラの検査で訪れた病院の売店で偶然中学の同級生の須藤葉子(井川遥)と出会う。最初は居酒屋で飲んでいたがどこの居酒屋も満席で葉子の家で飲むようになり何度目かの飲みの時に結ばれる(ヤッちゃう)。
葉子はガンの転移を知ってもう助からないと悟ってそのことを隠して青砥と別れようとするが約束の旅行に行くために一年待つことを了承(?)その間2人は会ってなかったようで熱海旅行の1週間前に人づてに葉子の死を青砥は知る。
会社の飲み会でいつも2人で飲んでた居酒屋に久し振りに訪れた青砥は、ふと2人でいつも座っていたカウンターの席に座り空いている隣の席を眺めながら薬師丸ひろ子の「メインテーマ」を聴きながら嗚咽する。この笑っているとも泣いているともどちらともつかない嗚咽のシーン、ホントにスゴかった。
青砥の元妻役の吉瀬美智子、ワンシーンだけの出演でもったいなかったなぁ。
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