「後からくる」平場の月 ペットショップさんの映画レビュー(感想・評価)
後からくる
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劇場やTVで予告を見て、
面白そうだったので、鑑賞。
予告でいうと、
これは仕方ない事かもしれないんだけど、
堺雅人のあの泣いているカットは、
出来れば、本編にとっておいて欲しかったかな。
内容は、
大人の恋愛ってこんな儚い面もあるんだと思った。
中学生時代のシーンも良かった。
あと所々、日常の笑えるシーンがあって、
その辺りの空気感の作り方が上手かった。
堺雅人と井川遥の演技はもちろん、
その脇を固める役者陣の名演技が、
この作品をしっかり骨太にしていた。
お喋りな同級生に、先輩のオッチャン、須藤の妹、
青砥の母、中学生時代の青砥と須藤役の2人。
なんといっても、居酒屋の大将だな。
それぞれ、微妙な感情の変化を表現していて、
平場の人間のドラマがしっかり観れる。
自転車2人乗りは青春すぎて、
夜なのに眩しかった。
こっちが恥ずかしかったな笑
須藤が青砥に突然素っ気なくなったのは、
もしかして・・・と思ったけど、
須藤が亡くなったっていうのを、
あぁもあっさり聞いてしまうと、
青砥もすぐに受け入れられる訳無いよな。
須藤のカレンダーにも、
12/20に赤丸があったのが切ない。
居酒屋の、
あの席であの曲。
青砥の心情が溢れ出た良いシーンだった。
須藤が窓辺で考えてた夢みたいな事って、
何だったんだろうなぁ。
そんなこんなを思いながら、帰り道。
映画と同じ、月が出てた。
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