「50年も生きてきたのにね」平場の月 ミドレンジヤーさんの映画レビュー(感想・評価)
50年も生きてきたのにね
50代の人生。
50代の恋愛。
自分自身や周りの同世代が遭遇する様々な出来事、失敗、トラブル、そして喜び…
そんな「オーバー50あるある」な感じが2時間ずっと続くんだけど、結論、私の感想としては「なんだかきまりが悪い」。
50歳過ぎて、もちろんいろんなことがあって、それでもなんだかんだで乗り越えなきゃいけないし、それでいちいち大声上げてわめきちらしたりすることはない。
でも、生きてくって大変だ。
みんな分かってる。
それを、何でもないフリして生活してる。
50代すぎたって、いろんな出会いがある。
別れだってある。
特に「死」との向き合い方はこの年齢特有のものだろう。
この映画は、世の中を動かしている40代以下の人々を撮り続けてきたカメラの背後にいる、世の中の中心を外れ始めた人々、そんな、決して特別ではない存在としての50代にあらためてカメラを向けた作品。
当事者世代の私としても、その切なさや息苦しさには共感するし、涙する気持ちも分かる。
そんな当事者世代だからこそ…
予備知識を入れずに観た私の責任だと自覚した上で、
「私はこの映画は好みじゃない」
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