「平場の月」平場の月 フクミさんの映画レビュー(感想・評価)
平場の月
初めての映画レビューを投稿します。
思った事をまとまりなく、書いていきます。
映画館を出た後、薬師丸ひろこの「メインテーマ」
をスマフォで聴きながら帰宅した。
直ぐに感化される私
主人公と同世代で、ほぼ同じ時代を生きてきた
このメインテーマと中学生の「ハコ」の友人の一人が聖子ちゃんカットで時代が被る
50代で事情を抱えて、新たに出会った青砥とハコ
お金が無いから自宅で飲もうと、ハコが青砥を誘った。すごくリアリティがある。
青砥が天気予報を見ながら、自分のお弁当を作っている場面も気に入った。唐揚げが入っていて色とりどり。おかゆや鍋をよそっていたり、料理上手な青砥。
息子が青砥に会いに来たとき、息子が冷蔵庫の作り置きを食べようとすると「俺の夕飯だから食べるな」と言う場面もリアルすぎる。
青砥が職場の印刷工場で丁寧に仕事をしている部分も上手く描いている。仕事仲間とお弁当を食べていて、人間関係も良好。青砥が離婚した理由はあまり
納得しなかったけど。古瀬美智子のような美しい妻だったから、価値観が合わなくなったのだろうか?
この主人公の二人を取り巻く同級生の登場が羨ましかった。特に青砥の仲間3人。友人の娘の結婚式、
青砥のお葬式に出席したり、関係が続いているのが
羨ましい。
ハコが働いているパート先にも、中学の同級生。
青砥とハコを後押ししてくれていた。
地元で暮らしていると、こんな人間関係があるのかな?
青砥の母の葬儀で、青砥の元嫁とハコが会話をし、
元嫁はパートナーの車に乗り、ハコは葬儀場にもどる。青砥が一人残されたのは、今後を暗示していたからなのか?
青砥がハコの全てを受け止めようとしたのに、ハコは別れを選択。??と思った。一緒になろうと青砥が言った言葉を、何故受け止めなかったのだろう?
その後の展開に期待していた。納得しないハコ別れの切り出し方だったから、またよりを戻すと思っていた。
同級生からハコの死を聞いた青砥
こんな展開あるかなー
ハコは、愛した人に別れも告げずスーッと旅立ってしまった!ハコの部屋は整然としていた。亡くなった後もハコがいるように。
そして焼き鳥屋で、青砥の職場の後輩の昇進祝いの中、薬師丸ひろこの「メインテーマ」が流れて
青砥が大将のいるカウンターに座って、溜めてた悲しみを吐き出すように泣き出す。この堺雅人は、いつも笑っているような顔だから、泣きじゃくっているのが余計にハコの別れの辛さが伝わってきた。
スマフォの操作を電車でしていたら、スマフォを床に落としてしまった、鈍臭い私
映画の余韻に浸れず、現実に戻った。
50代半ばの私が、加齢による聴力低下で青砥とハコの声量が小さい場面は聞き取れず。
これが50代。身体も老化しつつ、平場の月を求めて
数年ぶりに映画鑑賞しました。
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