劇場公開日 2025年11月14日

「平場、て」平場の月 こしひかりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 平場、て

2025年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作を読んでいないのですが

井川遥さんお美しくて
そりゃ世間のおばさんには程遠い。
なんかセレブ感は溢れている。
高級なものを身につけなくても庶民には思えない。

庶民感覚をアピールしたいようで
あえて『ユニクロ』さんとかの身近なブランド名を出して
一般市民?観客と共感を得られるようなあざとさを逆に感じる。

配役についてお二人が適役だったと感じでおられる方も多いのですが個人的には井川遥さんはどうだろうと思いました。お綺麗すぎる。

その年代が抱えてる、親の介護、親の認知、結婚生活の破綻、中高年の健康への不安、病気。
それはそうそうよくある悩みは実に日常でリアル。これが平場なのでしょうか。
ほんとに中高年の現実は日々の悩み、不安を抱えています。

看護士さん達の
売店での買い物時に
たくさん買い込む看護士さん達の
あるある会話。

噂話好きなもと同級生、悪気があるわけでなく
フツーに話題にするひといるよね。

あるある、いるいるをふんだんに
ぶっ込んでる。

平場
それが大人の日常なのです。

さて
内容は

淡い初恋のひととの想いは時空を超えて
歳を重ねても
変わらずキュンとするように甘酸っぱい。
大人になり
違う相手との恋愛や結婚生活も経てすっかりおじさんおばさんなのに
呼び名も名字で呼び合うまんま、あの時のままです。

ニケツして乗る自転車の2人は
中学生の時の2人だけれど
実はもう二人は
あの時の不慣れなもどかしい二人でなくて
いろんな体験から
大人としての包容力や相手への気遣いが備わっている。

膀胱癌になられた方にしかわからない、苦悩も生活のしづらさも今の相手なら言える関係性になっている。

大人な恋です。
素敵です。

最後のシーンで
主人公が泣く場面があるのですが
以前から他の作品の時から感じていたのですが泣き顔のアップ、この方はなぜか笑い顔になって見えるのです。
そこが気になります。
工場で働く姿などはとても自然に演じておられるのですが
泣き顔は。、、
少し残念。

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こしひかり
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