「根は深かったのだ」平場の月 吉田透さんの映画レビュー(感想・評価)
根は深かったのだ
という原作のラスト一行をどうするかと思ったら、二人の行きつけの焼鳥屋で、薬師丸ひろ子の「メインテーマ」が流れて泣き崩れるシーンだったので、ちょっとがっかり。私事だが、自分も15年前、大腸癌を患ったので他人事と思えない。今になると、人工肛門やストーマとか懐かしい気もする。井川遥はそういうシーンも上手く濁すかと思ったら、丁寧に描写されてて感心した。個性派揃いの中学同窓生の中に吉岡睦雄がいるのが嬉しい。でんでん、塩見三省の脇も良い。原作読んだ時、映画かドラマになるなと思ってた。
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