「気が付かなかった恋」平場の月 マサ雅さんの映画レビュー(感想・評価)
気が付かなかった恋
本年度ベストワンの恋愛映画ではないだろうか。こんなにカッコいいヒロインを見たことない。ただカッコいいだけではない。表面の素っ気なさ(映画では「太い」と表現される)と真逆の人恋しさ、切なさ、女らしさを持っている女性。もちろんそれを100%表現している井川遥は当然女優賞確定だろう。平凡な中年男女の、こんなにも切なくエロチックなキスシーンは、人間賛歌だ。極力固有名詞、商標名を台詞に織り込んであるから、我々が気が付かないような愛が、すぐそこにあるのだと実感する。「平場の月」のタイトルがいっそう心にささる。
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