「リアルとファンタジーの境目のような映画」平場の月 プリズナー No.6さんの映画レビュー(感想・評価)
リアルとファンタジーの境目のような映画
クリックして本文を読む
とにかく堺雅人と井川遥が素晴らしい。
井川遥の波瀾万丈だった己の人生に疲れ果てた“諦観”のようなやさぐれっぷり。
堺雅人が井川遥の死を後から知り、そこからの呆けたような表情と最後の号泣。
そして二人とも約束の令和7年12月20日のカレンダーに赤丸をつけていたなんとも言えないやるせ無さ。
主人公の二人と世代的に近いこともあって、自分の人生と重ね合わせてしまうかのような物語は、どこか心か痛くなる。
もっと上手くやればより幸せな結末を迎えられた二人なのに、こうなってしまうことが運命だったのかもしれない。
でも、二人は決して不幸ではなかったと信じたい。
PS 「メインテーマ」は泣けた。さすが松本隆。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
