「相手を気遣うそっとした優しさに涙。」平場の月 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
相手を気遣うそっとした優しさに涙。
パートナーとの離婚や死別を経験して地元に戻った2人の男女が偶然の再会を果たすところから始まる今作。
正直、訳ありげに振る舞う女性に時を経て恋をする男性が主人公の、お涙頂戴ものラブストーリーなのかなと思いきや、これが良かった。
それは2人がもういい歳をした大人で、仕事もルーティン化、新しいことを始めるのも億劫という中で出会って、距離を縮める過程が大人の妙味を感じたからだ。
どこまでも相手の健康を気遣う、その向こう側に見える相手のことを想う気持ちを感じられる余白をとことん残す、上質な一作でした。
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