「息止まり、生き留まり」平場の月 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
息止まり、生き留まり
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鑑賞前に主題歌の歌詞を調べてしまったのだが、これ、完全ネタバレじゃねぇか…
予告でなんとなく分かるように、大きなことが起こる作品ではない。
唯一何かあるかと思われた「青砥が一緒にいたいと思うような人間じゃない」も小さなこと。
徐々に距離が詰まる、という感じでもなく、カラダを重ねた以外は再会からほぼ変わらず。
これが“大人の恋愛”なのかなぁ。
そのつもりがないなら別だけど、あの歳で2年は結構長いというか、悠長な気もする。
脇のエピソードがどれも半端なのは気になった。
「一人で生きていく」と言っていた葉子が略奪愛だの貢いだりしたのは、単に“血”ということ?
互いの過去や闘病も強く描かれないし。
息子の転職や同棲、葉子の元ヒモ(金はポストに入れればいいだろ)なんかも特に効いてこない。
元同級生3人のみならず、倉悠貴や吉瀬美智子、成田凌など豪華過ぎる配役は逆にノイズ。
過去でも現在でもやった頬に顔寄せるのは何?
葉子の退職見送りに4人も制服着てたり、「助ける」と言ったのはうみなのに青砥が責められたり…
無駄なところに引っ掛かりがあって残念。
中学時代の2人が現在の姿にまったく繋がらないし。
結末を察してたことを除いても、病状を考えたら一年も離れるのは阿呆だよなぁ。
検査結果も濁されてるわけだし。
青砥は鈍感だし、うみはどんどんウザくなるし、中村ゆりの妹だけは最後まで素敵だった。
死別はいいとしても、それを受けての何かを描かず終わるのは肩透かし。
結局なにが描きたかったのかが分からなかった。
青砥がキスの間ずっと目を開けてるのがなんか嫌。笑
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