「大人向けの等身大の「悲恋」映画です」平場の月 天空住人さんの映画レビュー(感想・評価)
大人向けの等身大の「悲恋」映画です
中学生時代に同級生だった二人青砥健将と須藤葉子がひょんな事から出会って恋に落ち、悲恋で終わる大人向けのラブストーリーです。大人の青砥役が「堺雅人」、須藤役が「井川遥」が演じています。ラブストーリーの名手「土井裕泰監督」の業が今回も冴えています。
・中学生時代は青砥が須藤に一方的に思いを寄せていたが(須藤も思いはほのかにあったかもしれない?)、大人時代は両想いになります。
・堺は印刷工場に働くごく普通の工員で、井川もレジで働く店員で、どこにでもいる「等身大の普通な」大人です。互いに「青砥」「須藤」と名字で呼び合っているところに両者の親近感をよく表しています。
・デート場所は、近所の「居酒屋」が多く、たまに街中に出かけます。「居酒屋デート」はお金がかかるため、やがて井川の住むアパートに堺が出向いていくことになります。
・中学生時代の様子も、体育の時間の体操着、堺の横カバンなど、時代をよく反映しています。
・中学生時代、大人時代にともに「自転車の相乗り」の場面がとても印象に残ります。
・堺の前妻役の「吉瀬美智子」はお高く留まったキャラクターを好演、井川の妹役の「中村ゆり」は質素な妹を好演しています。
・この映画は40代後半~50代の方々にはよく刺さる恋愛映画だと思いました。
・ラストについては詳述は避けますが、悲恋で終わると述べておきます。
・この映画で得られた教訓としては「健康診断」は重要だという事でした。
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