「人生百年時代の半ばを過ぎた男女二人の、中学時代の出会いと数十年後に再会してからを描いた大人の恋愛ストーリー。ただ甘いだけでなく年齢を経た分ビターかも。」平場の月 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
人生百年時代の半ばを過ぎた男女二人の、中学時代の出会いと数十年後に再会してからを描いた大人の恋愛ストーリー。ただ甘いだけでなく年齢を経た分ビターかも。
TV番組でこの作品を紹介しているのを見まして
その中で堺雅人のことは、かなり評価しておりました。
大河ドラマ「真田丸」で真田信繁役を演じてたなぁと
やや遠い目モードになりつつ、この作品観てみよう
という気持ちになり鑑賞。・_・デス
” 大人の純愛 ”
勝手にそうイメージしながらの鑑賞です。
爽やか …かなぁ
◇
主演は二人。中学の同級生。
青砥(堺雅人) 妻子あるも離婚。離婚後地元にUターンし再就職
須藤(井川遥) 妻子ある男と略奪婚。後死別。財産を燕に貢ぎ…
検診で病院に来ていた青砥。
病院の売店でレジ打ちバイト中の須藤とばったり遭遇。
軽く再会の言葉を交わし、何もなく… 終わりません。あら
須藤のバイト終業時間まで、外で待ち伏せる青砥。あらら
折角の再会。この後も、定期的に会わないか?
そう須藤に持ちかける青砥。
互助会みたいな感じで。愚痴を言い合ったり。
いいわ と首を縦にふる須藤。
場末の居酒屋で焼き鳥をつまんで。
流れてくる曲のタイトルが分からなくて。
薬師丸ひろ子 と教える店のオヤジとも
意気投合するようになって…。
やがて健康診断の結果が。
ポリープが良性と分かり、須藤に伝える青砥。
自分が結果オーライだったものだから
須藤の検査結果も問題無いだろう と
ややうかれ気味に軽い気持ちで訊く青砥だったのだが
須藤の方の検診結果は…
さあどうなる二人の関係
と、いうお話。 …うーん
◇
中学時代の二人の出会いの頃からの回想シーンを交え
二人の繋いできた過去と未来を描いたお話でした。
確かに大人の恋愛ドラマだったと思います。
中で描かれたのは、単なる恋愛ではなく
もっと複雑な感情のからみあう姿。
一見の価値のあるドラマでした。
観て良かった。
◇
心の中にくすぶっている埋み火が、
幾歳かの時間を経て再び燃え上がる男女の物語。
自分が当事者だったり
当事者のパートナーだったり
身近にそんな人たちがいたり …と
そんな人の心には刺さります きっと。
私には刺さりました。 サクサク
とはいっても私は
青砥や須藤よりも少し(…かなぁ)
上の世代ではありますが。
大切な人が、指の間からこぼれ落ちていく喪失感。
それを感じる機会が増えてきた気がします。 嬉しくない…
中学生のときも
再会した現在も
自転車を二人乗りしている瞬間が、ドキドキして
幸せな時間だったのかもしれない
最後の場面は…もう
あの場面で あの曲が流れるのはなあ…。(涙)
◇最後に
薬師丸ひろ子さん。
役者としても好きで、歌手としても大好きです。
なので、
思い出の曲として薬師丸ひろ子の曲が流れるのは
嬉しいのと同時にそんな昔の人じゃないのにさ と
ちょっぴり複雑な気分にもなりました。
そんな時には機関銃をぶっぱなすしかない です。
か・い・か・ん♪
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
返信コメントありがとうございます
レビュー同様優しく穏やかなメッセージにいぶきさんの人となりが伝わります⭐️
お陰様で体調も安定しております
これからもお互い素敵な作品に出会える様に健康でいましょうね!
お心遣い感謝いたします⭐️それではまた共感作で!
共感ありがとうございます!
堺雅人は半沢直樹で付いたイメージを消すのに一生懸命に演じていた感じがあって良かったです。無事に青砥の役になりきってましたね。井川遥もあまり好きな女優ではなかったのですが、須藤の役柄でちょっと見直しました。
中学生を演じた二人もそうですが、登場人物全員が一点の曇りもない心を持った良い人たちばかりなのがとても良かったです。
共感ありがとうございます。
爽やか、と言い切れない頑迷さや臭気が漂う年代の恋愛ですよね。
薬師丸さんの歌は上手いと言うよりとにかく澄んでる声と言うか・・ベスト盤買っちゃいましたよ。
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