キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのレビュー・感想・評価
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安定のそつなしエンタメ
サインだけで言い値で巨額のカネが動く小切手っていかにも防犯上ゆるゆるそうで犯罪王国?アメリカで問題が起きないんだろうかとよく思ったものだがやっぱりこういうことがあったんですね。
日本ではあまり一般的ではないのでピンとこない部分もあるのですが、本作では技術的な面より人たらしの面に焦点をあてているので置いて行かれることなくテンポのよいストーリーに惹きこまれていきます。
主人公がディカプリオにしてはヒロインらしいヒロインが出てこないのでちょっとさびしい男たち中心の展開。クライムものですが主人公がピュアで被害者は企業であるため義賊ものっぽいテイストで後味も悪くないです。(それでいいのかとも思うのですが笑)
嘘は大声で派手にやったほうが疑われないというのはそうなんでしょうね(そんな国家もあることですし感心してばかりもいられません)。あと制服パワーと肩書きパワー、半端ないです。このへんも洋の東西問わず、人類普遍の摂理のようです。
夢が無いけど夢みている‼️救いが無いけど感動する‼️生きるのが辛いけど生きる糧になる‼️
詐欺師フランク・・
軽妙
にわかに信じ難い話だった。
実話がベースの本作。
作中で語られるエピソードがホントなんだとしたら、彼は16歳の時に高校の教諭を1週間務めた事になる。16歳が16歳を教えているのだ。
結婚したのは17歳で、その1年半の間にパイロット→医師→弁護士と花形の職業を渡り歩いてる。
各職場での人望も厚そうだ。
パイロットの時はホームパーティを開いて、名前を気さくに呼び合う仲間がいるし、わんさか人が集まってる。
ある意味、超がつく程の天才だ。
2週間勉強して司法試験に受かったってのもホントなら、それの証明にだってなりうる。
人の才能って何に発露されるのかホント不思議!
作品的にもデカプリオxトム・ハンクスと豪華。
当時デカプリオが何歳なのか知らないが、13歳〜21歳くらいを演じ分けてる。
13歳の時の走り方とかホントに幼く見えて、惚れ惚れしてしまう。彼らもまた稀有な才能を発露させたお2人なのであろう。
現実味の薄い主人公をトム・ハンクスがガッチリ掴んで現実から逃さないようにしてた感じだ。
スピルバーグの演出も的を外さない。
やにわに信じきれない人物像に、しっかり十代の若者ってテイストを持ち込んでる。
それに対応するデカプリオも流石ではあるのだが、フランスで連行される時の表情や、母親を窓越しに見つめる目、また腹違いの妹に相対した時など、十代の片鱗を十分感じさせる。
芝居のキレはいいし、物語はスピーディーに展開していき楽しかった。
冒頭の犯罪者当てクイズとか、実際あるんだろうか?
色々と理解が追いつかない本作ではあるが、観劇後の後味は悪くない。
オープニングのアニメーションが粗筋だったみたいで、そんな茶目っ気からして監督のユーモアを感じたりする。
Netflixにて数ヶ月もの間、ラインナップから外れてない理由がよく分かる。
2002年の映画
【大人と”子供”のリアルな”鬼ごっこ”。憑依型の若き天才詐欺師と彼を追うFBI捜査官の物語。】
■今作の魅力
1.オープニング・シークエンスのセンス
2.短調基調で奏でられる、一度聴いたら忘れられないメインテーマ
3.ー 実話に”Inspirare"された物語 ー の絶妙な”Inspirare”の匙加減
4.フランク・W・アバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)の父を演じた、クリストファー・ウォーケンの演技をじっくり堪能できる
ーフランクの詐欺師の天性は、父から引き継がれたものであることが良く分かる。”これは、貴女が落としたネックレス・・”-
5.一番最初のフランクとカールが対峙するシーン
-フランクの咄嗟の頭の回転の速さが分かり、カールがまんまとひっかった悔しさを露わにするシーン。”トムとジェリー”を観ているようである。-
6.”クリスマス・イヴ”の描き方
1)当初数年
フランクからカール(トム・ハンクス)にかかって来る電話。
”フランク、話し相手がいないんだろ・・”
2)逮捕前
・フランクのフランスの隠し印刷工場でのカールとの遣り取り。
・飛行機から脱出したフランクは危険な事は承知で、再婚した母親の家に足を運び・・。
7.フランクの”憑依型性格”が露わになるシーンの数々
・街で、パイロットが”憧れ”の視線を浴びているのを観れば、パイロットに・・
・医者、検事は”憧れの職業”であることで、ニセ医者、検事にやすやすと・・。フランクに憧れてしまうナース、ブレンダ(エイミー・アダムス:ビッグな女優になったなあ・・)が可哀そうではあるが・・。
そして、彼が司法試験に合格した理由は明かされない・・
ーここが、ラストに効いてくる。実に上手い脚本である。-
■”鬼ごっこ”をするフランクとカールが、徐々にお互いの距離を縮め、奇妙な信頼関係を構築していく様も面白い。
<フランク・W・アバグネイル本人自らが”監修した”面白き、実話に”Inspirare"された物語。
見事な作品である。
エンドロールで流れる、”カールとフランクは今でも仲の良い友人である”というクレジットも良い。>
なかなか
少し長めの映画にも関わらず、終始惹きつけられました。久々のヒットでした!
実話を基にしたという事だが、とてつもなく地頭が良い人なのだろう。最後は自身の経験から、偽造防止小切手まで作り、毎年きちんと懐に入るように合法的に金儲け。
実話と言いながら作りすぎだろうと思い、Wikipediaで本家を見てみると、もっと凄い人生を送っていた。映画もですが、本人に魅了されてしまった。
実話はすごい
まず最初にこれが実話だと言うことが本当にすごいです。
16歳から21歳の間で、ここまで人を騙せる詐欺師が存在すると思うと、悪質を超えて、すごいと言う感覚にすらなってしまいます。
まず一発目から転向した学校で、嫌味な男に恥をかかすために先生になりきったシーンで度肝抜かれます。
しかも1週間も先生を演じるってすごすぎです。
とても家族が大切な男の子だったのは見てよくわかりました。
父親を尊敬してるし、大好きなのも伝わりました。
アメリカの刑務所にうつされる途中の飛行機で、父親の事故死を知り、飛行機から逃亡し、再婚して暮らす母親のもとへ行ったら、再婚相手との子供が生まれていましたね。
そこでもう自分の居場所がないことを確認し、大人しく逮捕されていきました。
絶対に自分が逮捕すると決めて追い続けた犯人。
そんな彼を捕まえた後、四年もかけてFBIを交渉して、12年の刑の彼を刑務所から出し、FBIの捜査官として迎え入れます。
フランク頭が切れる詐欺師だからこそ、見破れる詐欺事件。
犯人側から逮捕する側になるお話だとはさすがに予定外でした。
ラストでは、カールとフランクはラストにはお互いがお互いを求めてましたね。
君は月曜日に戻ってくる。誰も追いかけてこない。と。
ちゃんと戻ってきた彼も、カールを求めていましたね。
犯罪のお話なのになぜかすごくハッピーエンドでした。
騙されて、婚約破棄された女の子がフランクのことを売ってはしまいましたが、単純にあの子、可哀想でしたね!
そんな彼はいま72歳だそうです。
すごい人がいたものですね。
嘘のようなホントの話
追いかけっこ
とにかく若い。偽装札を作り続けるフランクとFBIマークの2人の追いかけっこ物語。
そんな関係性でも、だんだんと親子のような絆のようなかけがえのない存在へと変化していく。
クリスマスにフランクが毎年マークに電話するの、印象的だったなぁ。敵なのにまるで電話では友達のようになっていくのだから。偽装札作るの、いろんな偽○○作るのうますぎるけど、逆にそれが悪人を見つける仕事に役に立ち、結婚もして、幸せにいきてるって言うのが素敵すぎるなぁ。
人生も終わり良ければ全て良し?的な…
おしゃれなオープニングタイトル
映画の展開がイメージでき、ワクワクする。これだけでも見る価値あり。
映画としてはおもしろいけど、主人公の生き方は行き当たりばったりで、天才ではあるにせよ、どうも合わない。終盤で逮捕されるシーンを見る限り、家族愛を求めていて、看護師の彼女とも温かい家庭を望んだのかもしれない。婚約パーティまで開いて、空港で会えなかった彼女はどうなってしまったのか? まわりの人を不幸にしてはいけないでしょ。
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