キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのレビュー・感想・評価
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【大人と”子供”のリアルな”鬼ごっこ”。憑依型の若き天才詐欺師と彼を追うFBI捜査官の物語。】
■今作の魅力
1.オープニング・シークエンスのセンス
2.短調基調で奏でられる、一度聴いたら忘れられないメインテーマ
3.ー 実話に”Inspirare"された物語 ー の絶妙な”Inspirare”の匙加減
4.フランク・W・アバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)の父を演じた、クリストファー・ウォーケンの演技をじっくり堪能できる
ーフランクの詐欺師の天性は、父から引き継がれたものであることが良く分かる。”これは、貴女が落としたネックレス・・”-
5.一番最初のフランクとカールが対峙するシーン
-フランクの咄嗟の頭の回転の速さが分かり、カールがまんまとひっかった悔しさを露わにするシーン。”トムとジェリー”を観ているようである。-
6.”クリスマス・イヴ”の描き方
1)当初数年
フランクからカール(トム・ハンクス)にかかって来る電話。
”フランク、話し相手がいないんだろ・・”
2)逮捕前
・フランクのフランスの隠し印刷工場でのカールとの遣り取り。
・飛行機から脱出したフランクは危険な事は承知で、再婚した母親の家に足を運び・・。
7.フランクの”憑依型性格”が露わになるシーンの数々
・街で、パイロットが”憧れ”の視線を浴びているのを観れば、パイロットに・・
・医者、検事は”憧れの職業”であることで、ニセ医者、検事にやすやすと・・。フランクに憧れてしまうナース、ブレンダ(エイミー・アダムス:ビッグな女優になったなあ・・)が可哀そうではあるが・・。
そして、彼が司法試験に合格した理由は明かされない・・
ーここが、ラストに効いてくる。実に上手い脚本である。-
■”鬼ごっこ”をするフランクとカールが、徐々にお互いの距離を縮め、奇妙な信頼関係を構築していく様も面白い。
<フランク・W・アバグネイル本人自らが”監修した”面白き、実話に”Inspirare"された物語。
見事な作品である。
エンドロールで流れる、”カールとフランクは今でも仲の良い友人である”というクレジットも良い。>
なかなか
少し長めの映画にも関わらず、終始惹きつけられました。久々のヒットでした!
実話を基にしたという事だが、とてつもなく地頭が良い人なのだろう。最後は自身の経験から、偽造防止小切手まで作り、毎年きちんと懐に入るように合法的に金儲け。
実話と言いながら作りすぎだろうと思い、Wikipediaで本家を見てみると、もっと凄い人生を送っていた。映画もですが、本人に魅了されてしまった。
実話はすごい
まず最初にこれが実話だと言うことが本当にすごいです。
16歳から21歳の間で、ここまで人を騙せる詐欺師が存在すると思うと、悪質を超えて、すごいと言う感覚にすらなってしまいます。
まず一発目から転向した学校で、嫌味な男に恥をかかすために先生になりきったシーンで度肝抜かれます。
しかも1週間も先生を演じるってすごすぎです。
とても家族が大切な男の子だったのは見てよくわかりました。
父親を尊敬してるし、大好きなのも伝わりました。
アメリカの刑務所にうつされる途中の飛行機で、父親の事故死を知り、飛行機から逃亡し、再婚して暮らす母親のもとへ行ったら、再婚相手との子供が生まれていましたね。
そこでもう自分の居場所がないことを確認し、大人しく逮捕されていきました。
絶対に自分が逮捕すると決めて追い続けた犯人。
そんな彼を捕まえた後、四年もかけてFBIを交渉して、12年の刑の彼を刑務所から出し、FBIの捜査官として迎え入れます。
フランク頭が切れる詐欺師だからこそ、見破れる詐欺事件。
犯人側から逮捕する側になるお話だとはさすがに予定外でした。
ラストでは、カールとフランクはラストにはお互いがお互いを求めてましたね。
君は月曜日に戻ってくる。誰も追いかけてこない。と。
ちゃんと戻ってきた彼も、カールを求めていましたね。
犯罪のお話なのになぜかすごくハッピーエンドでした。
騙されて、婚約破棄された女の子がフランクのことを売ってはしまいましたが、単純にあの子、可哀想でしたね!
そんな彼はいま72歳だそうです。
すごい人がいたものですね。
嘘のようなホントの話
追いかけっこ
とにかく若い。偽装札を作り続けるフランクとFBIマークの2人の追いかけっこ物語。
そんな関係性でも、だんだんと親子のような絆のようなかけがえのない存在へと変化していく。
クリスマスにフランクが毎年マークに電話するの、印象的だったなぁ。敵なのにまるで電話では友達のようになっていくのだから。偽装札作るの、いろんな偽○○作るのうますぎるけど、逆にそれが悪人を見つける仕事に役に立ち、結婚もして、幸せにいきてるって言うのが素敵すぎるなぁ。
人生も終わり良ければ全て良し?的な…
おしゃれなオープニングタイトル
映画の展開がイメージでき、ワクワクする。これだけでも見る価値あり。
映画としてはおもしろいけど、主人公の生き方は行き当たりばったりで、天才ではあるにせよ、どうも合わない。終盤で逮捕されるシーンを見る限り、家族愛を求めていて、看護師の彼女とも温かい家庭を望んだのかもしれない。婚約パーティまで開いて、空港で会えなかった会えなかった彼女はどうなってしまったのか? まわりの人を不幸にしてはいけないでしょ。
なんとも切ないが爽やかな一本だった。
真実に基づくというからスゴイ!
イルミネーションとパトランプ
まわりの評判が良かったので期待して観始めたが、期待以上にとても面白かった。
両親の離婚がきっかけで家出した16歳の主人公フランクが、名前と職業を何度も偽って小切手偽造事件を繰り返し、その天才詐欺師フランクをFBI捜査官カールが追うという物語。
フランクの"子どもの顔"と"天才詐欺師の顔"が絶妙なバランスで描かれており、フランクの甘いマスクもあってか人を騙しているのに観ているこっちは嫌な気持ちにならない、むしろ応援してしまいたくなるほど。
物語終盤、飛行機内で父親の死を知らされトイレから逃げ出したフランクが、すでに新しい家庭を持った母親の姿を家の外から見つめるシーンは、庭のイルミネーションと追ってきたパトカーのパトランプ、そして流れるクリスマスソングで何とも切ないシーンだった。このシーンで、フランクがこの日まで追い求めてきた"家族再生への夢"は完全に失われたのだと思う。少し泣きそうになった。
実話だというから驚いたが、フランクとカールの"おいかけっこ"は、楽しくハラハラドキドキ出来るし、作品の随所でいろんな形の愛を感じる温かい作品。人に薦めたくなる一本。
これが実話なんて信じられないけど、すごい頭がいい人だったんだなーと...
哀愁漂う感じが似合いますよね、ディカプリオ氏は。
才能を活かして上手くやっていく感じが素敵だったけど結局捕まっちゃったのはなあ。
最後は銭形とルパンみたいな友情劇に発展してたし。
久しぶりに”太陽がいっぱい”とか”グレート・ギャツビー”が見たくなってしまった。
今回お部屋を模様替えしてシアタールームにし、これを機にアマゾンプライムとかにも契約してみた。じゃんじゃん色々と観ていきたいな〜と思った、コロナショックにより自粛が続く今日この頃。
若き日のディカプリオ美しい
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