「忘れられぬ人にどれだけ会えるだろう」かくかくしかじか ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れられぬ人にどれだけ会えるだろう
原作既読です。
「海月姫」「東京タラレバ娘」「主に泣いてます」など、映像化作品も多い東村アキコ氏の自伝的作品が原作。漫画家になるまでの経緯と恩師の思い出が綴られています。
東村作品は世代的にツボなギャグやネタも多く、公開を楽しみにしていました。
将来は漫画家になりたい。美大に進んでデビューしてーと楽観的に進路を思い描く高3の明子は、同級生北見に紹介された絵画教室へ通うことになる。ところがその教室の日高先生は、竹刀を振り回して怒鳴りまくる、スパルタ指導者だったー。
東村先生が何度もオファーしたという、日高先生役の大泉洋が、抜群に良かったです。
「描け!」
一貫して姿勢を崩さず無茶苦茶な中にも愛がある。
目指すものが違っても、後々も活きてくる先生の言葉。画家になれということではなく、先生は明子を信頼し、大好きな絵を共に描き続けてほしかっただけなのだろうと思いました。
明子の先生への感謝や、おそらくは後悔もあっただろうし、様々な感情が伺え、涙が出ました。
朝ドラ「半分、青い」に続き漫画家役の永野芽郁。
お団子ヘアーにジャージ姿がトレードマークの東村先生役が似合っていました。
今後も頑張ってほしいです。
宮崎は南国のイメージがありましたが、パームツリーの並ぶ海岸沿いがとても素敵でした。
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ひでちゃぴんさんのコメント
2025年5月18日
ふわりさん、レビューをお読みいただき、ありがとうございます!宮崎らしい風景をちゃんと映像に取り入れてもらえていたのでうれしかったです。地元ロケということで、他エリアの映画館よりも集客はあるんじゃないかなと期待しております。
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