フライト・リスクのレビュー・感想・評価
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僕はパニックものに耐性がないので、ハラハラ、ドキドキ、イライラの連続。だから面白かった分だけスゲー疲れた。
ああ、もうホント何でこのポンコツ刑事は脇が甘いと言うか、油断してるというか、学習能力がないんだあ~~~ (^^)。
オーイ、2人のどっちでもイイから、も少し後ろにいる犯人のヤローに注意を払って警戒しろ~~~。
後ろを見ろ、後ろを。ゔ・じ・ろ゙・ぉ゙ ~ ··· ( `□´)
パニック映画を面白くする要素には、もちろん天変地異みたいな不可抗力もあるが、その内の1つには間違いなくヒューマンエラーが有ると思った。
ナゼなら、この女刑事の油断、注意不足、判断ミス、思い込みなどが無かったら、ハリスとウィンストンはここまで窮地に追い込まれなかったであろうし、同僚の副保安官も死ななかったであろうし、ハラハラ、ドキドキする面白い展開にはならなかっただろうと思ったからだ。
パニック映画では脚本家や監督が、油断や判断ミスを意図的に仕込む。 出演者は自分の油断や判断ミスはもちろん気付かないが、見てる方はそれが分かるからハラハラドキドキだ。
もう面白いんだけど疲れた。
軽薄なワンシチュエーションスリラー
乳首捻りの刑
アラスカからアンカレッジに向かう証人移送中のセスナ機のパイロットが、証言されては困る男の手先でトラブルになる話。
アラスカで逮捕したモレッティの会計士ウィンストンが、司法取引を持ちかけて来て、NYの裁判所で証言する為に経由地のアンカレッジへ向かうセスナに乗り込み巻き起こっていく。
モレッティが誰だか良くわからない。始まりだけれど、身元の確認もせず離陸するし、いくら拘束しているてはいえ後部席に座らせてヘッドホンしてお話しに夢中でウィンストンを気にかけようともしないって油断し過ぎじゃないっすか?
パイロットがニセモノとわかってからの行動やリアクションも、感が良いんだかわるいんだか…味集中カウンターにでも座ってんのかってぐらい周りの状況見えてないし、思いついたことに猪突猛進で草。
とはいえ、機内の3人にとどまらずドラマを広げたり、うっかり主人公が故のスリリングさはしっかりあるし、91分という尺だしでなかなか面白かった。
ハクソー・リッジの次回作と思うとおもろ
脚本もキャストもイマイチ
設定自体は悪くなく、やりようによっては面白くなりそうな作品なのですが、残念ながら脚本が悪いためスリラーなのに緊張感が全然伝わって来なかったです。さらには捜査官に魅力がない上に頭も悪いので、全く応援する気になれないです。むしろ、マーク・ウォールバーグ頑張れと思ってしまいました。駄目押しはお決まりの管制官が黒人という、もううんざりするポリコレでした。
空中?
マーク・ウォールバーグの怪演が見もの
本命の「ウィキッド ふたりの魔女」の前に時間があったので、上映時間の都合のよかった本作をチョイス。意外にも客入りはそこまで悪くはなく、 B級作品となめていたのですが、思いのほか楽しめました。
ストーリーは、ある事件の重要参考人のウィンストンをアラスカで確保し、ニューヨークまで航空輸送することになった保安官補のハリスが、現地のベテランパイロット・ダリルの操縦するプロペラ機で飛び立ったが、ダリルには秘密があり、アラスカ山脈の上空をフライト中の3人は、思わぬアクシデントに巻き込まれていくというもの。
尺のほとんどが狭い機内での3人の会話劇という、典型的なワンシチュエーションサスペンスですが、単純におもしろかったです。小型プロペラ機内の狭い場所でどうやって時間を稼ぐのかと思ったのですが、ダリルの恐怖、ハリスの過去、事件の真相、機内のアクション、操縦士不在の緊迫感など、さまざまな要素を詰め込んでおり、間延びすることはありません。
中でも、ダリルのヤバさ全開の恐怖が、本作の大きな牽引力になっています。スタンガンも、結束バンドも、手錠さえも、彼の脅威を抑え込めず、この拭い去れない恐怖が、最後まで程よい緊張感を与えています。これに対するハリスの活躍もなかなかのもので、初めて握る操縦桿に恐怖と不安を覚えながらも、その合間に推理を巡らせて真相に迫るなど、孤軍奮闘ぶりが光ります。
道中の機体のトラブルがほぼなく、そこはちょっと物足りなく思いますが、あわや墜落や激突という場面はなかなかスリリングでよかったです。ラストの手に汗握るランディングも、よいクライマックスシーンとなっています。キャラの背景や事件のその後ももう少し知りたい気もしますが、本作においてそれはおまけのようなもの。観せたいのはフライト中のアクションだと思うので、そこにきっちり割り切った脚本は潔いと感じます。
内容も映像も観せたい部分に注力し、それらをテンポよく描き、90分という短めの尺でまとめているため、最後まで楽しく観ていられます。ツッコミどころももちろんありますが、それを考えさせない勢いのある作品に仕上がっていると思います。
キャストは、マーク・ウォールバーグ、ミシェル・ドッカリー、トファー・グレイスら。マーク・ウォールバーグの怪演が見ものです。
メル・ギブソン監督にしては・・・‼️
高度1万フィートを舞台にした、証人をジェット機で移送する女性保安官と、パイロットに変装した殺し屋との対決を描いたアクション映画‼️時間も91分と短いので気楽に観れるし、フツーに面白いんですけど、メル・ギブソン監督にしてはアクション描写もどぎつくなく、チョット拍子抜けな感じがしますね‼️
ハゲの必要あり?
ハラハラドキドキがずっと続いて楽しめました
もっとB級感いっぱいかと思っていたらとても楽しめました。
登場人物ほぼ3人、せまい飛行機の中というワンシュチュエーションなのに、最後の最後までずっと緊張感がありました。
この作品ではなんと言ってもマーク・ウォールバーグ!
見た目からやばい笑
やばい見た目だけじゃなくて、ひたすらしぶといし、表情も言う事も全てやばい。
狙われる証人のウィンストンのこわがりっぷりも納得でしかなかったです。
そんなサイコな役のマーク・ウォールバーグがとても良かったと思います。
殺し屋、連邦保安官、輸送される証人、情報漏れ、黒幕というよくあるストーリーで目新しいものはなかったけど、どんどん進むストーリーで退屈する事なく最後まで楽しめました。
こういう作品が大好きな私は大満足です。
飛行機を操縦できるのは殺し屋のダリルしかいないのに拘束って普通はそこでどうするかの迷いがあるんじゃない?とか、ツッコミどころはいくつかありましたけど。
ストーリーには関係ないけど、マーク・ウォールバーグがあの髪型にする必要はあったのかなとは思います。
インパクト大だったから良かったのかもです。
サイゼリヤ
古今東西「設定」が面白い映画というのは
出オチとの戦いであると思っていて
話が進むにつれ、宣伝を見てこちらが期待したものから減点方式で評価されるのはこの手の映画の宿命であると思う
つまり100点以上は出ないようになっていてこの映画も例外ではない
わりと些細な演出ミスや間延びが入るだけでゴリゴリ点数は削られていき、大概の作品は結局見終わって見れば50点位、予算や規模感、新人監督の力量不足でそれ以下になるのもザラだと思う
本作においてはあらゆるアプローチが的確で設定が持つ面白さを最大化出来ていると思った
展開の順序、真相の出し方、時間、登場人物の演技テンション、視線、舞台の大きさ、レイアウト、3人の立ち位置、環境音、被写界深度等々
全てが面白さに直結していて見事だったし、それらが分散的に存在しているのではなくそれぞれが横断的に絡み合いながらある着実にある一点に向かっていく強固なツル植物のようであった
明らかに低予算映画ではあるのだがそれが逆にサスペンスを助長していたとも思うし、そのおかげでスペクタクルシーンにはちゃんと必要なお金を潤沢にかけれたのではないかなと思う
というか思い出してほしいのが、安っぽさを感じるものがそのまま不安感に繋がるようになっているとも思ってて、飛行機の大きさも内装の簡素さもドラマとの兼ね合いを考えてめちゃくちゃ計算されてると思う
暴力演出もどれも痛そうで苦しそうで流石メルギブ
まとめると絶対に100点以上が出ない作りの映画で史上初の100点が出たということでした
見終わったら飛ぶ前から最初から撃ち殺せやとも思わなくもないけど
見てる最中は観客は真相知らない訳なので不問とす
定番の題材で、まあ、それなりに楽しめます
タフネスVSタフネス
【”ブルー・マンデー”今作は、アラスカ上空を重要参考人を乗せて飛ぶプロペラ機内で繰り広げられる出来事を、ほぼワンシチュエーションで描いたハラハラドキドキのサスペンススリラーである。】
■アラスカに逃亡していた、モラッティという悪人の重要参考人ウィンストン(トファー・グレイス)を確保したハリス保安官補(ミシェル・ドッカリー)は、護送のためプロペラ機に乗り込む。
そこに遅れて乗り込んできた明るいトーンのパイロットのダリル(マーク・ウォールバーグ)。
そして、ダリルとハリスは飛行中の騒音時にも遣り取りが出来るようにヘッドフォンをすると、”ニュー・オーダー”の陰鬱なるエレクトリックロックの名曲”ブルー・マンデイ”が流れるのである。
”貴方が誰なのかを、教えてくれました。間違えたと思いました・・。”と”ニュー・オーダー”の前身バンド”ジョイ・ディヴィジョン”のボーカルで自ら縊死したイアン・カーティスの死を知ったバンドメンバーの彼への想いを綴った歌詞を乗せて・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・まずは、久しぶりのマーク・ウォールバーグの登場が嬉しい。劇場で観るのは、2022年の「アンチャーテッド」以来である。
・嬉しかったのは、”ニュー・オーダー”の陰鬱なるエレクトリックロックの名曲”ブルー・マンデイ”が使われた事である。
序盤だけではなくって、正体がバレたダリルがハリス保安官補に拘束された時に口ずさむ”貴方が誰なのかを、教えてくれました。間違えたと思いました・・。”というシーンもナカナカである。深読みしすぎかなあ。
・カメラは再後半までは、ほぼ全て、プロペラ機内を映し出す。正体がバレたダリルとハリスの攻防。そして、ハリスが遣り取りする上司の正体に気付いて行くシーンなどもナカナカである。
管制塔の指示に従って、自動操縦にしたり、手動で操縦したり。後ろから襲い掛かるダリルとの攻防の中、迫りくるアラスカの高山の上空を操縦桿を引きスレスレで飛ぶシーンも、ハラハラドキドキである。
<今作は、マーク・ウォールバーグが悪役という珍しいパターンの作品である。管制塔と急遽操縦桿を握ることになったハリス保安官補との緊迫した遣り取りや、上司との会話の中でモラッティという悪人の重要参考人ウィンストンから、毎月金を送って貰っていた上司の真なる姿が浮かび上がる展開は、ナカナカでありました。>
確かなキャスト、確かな監督のはずが、あまりにも凡庸な作品
【イントロダクション】
小型セスナ機内でワケアリの登場人物達が織りなす攻防を描いたシチュエーション・スリラー。主人公達を襲う謎の人物を『テッド』(2012)、『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014)のマーク・ウォールバーグが演じる。監督は、俳優・監督両方のキャリアにおいて成功を収めた大ベテラン、メル・ギブソン。脚本にジャレッド・ローゼンバーグ。
【ストーリー】
マドリン・ハリス保安官補(ミシェル・ドッカリー)は、ある大物犯罪者の会計士をしていた重要参考人ウィンストン(トファー・グレイス)をアラスカのモーテルで確保する。ウィンストンに裁判で証言させる為、マドリンは彼を極秘でニューヨークまで機密輸送する事になる。小型セスナに搭乗したマドリン達は、陽気なパイロットであるダリル・ブース(マーク・ウォールバーグ)の操縦で飛び立つ。
フライトは極めて順調なはずだった。しかし、ウィンストンが前方座席の足下に発見したダリルの身分証の顔写真は、目の前に居るパイロットとは似ても似つかない別人だった。彼は、ウィンストンに裁判で証言させない為に雇われた殺し屋だったのだ。
やがて、マドリンとウィンストンは謎の男との攻防やセスナの操縦、燃料の残量問題といった様々なトラブルに見舞われながら、目的地であるニューヨークへ向かわねばならなくなる。
【感想】
本作を一言で表すなら、《テレビ東京の『午後のロードショー』でたまにやっている、凡庸なタイプのスリラー映画》だろう。何もない休日に、ふとTVを点けてやっていたら、「小型セスナという密室空間でのシチュエーション・スリラーか。主演がマーク・ウォールバーグだし、とりあえず観てみるか!」となるような作品。で、観終わった後「まぁ、普通かな。点数どうしようかな?タダで観られたし、3.5くらいでいいか!」となる事請け合いな、特に毒にも薬にもならないタイプの作品なのだ。
間違っても、映画館で一般鑑賞料金2,000円を払ってまで観るような作品ではない。タイトルは『FLIGHT RISK“飛行の危険”』だが、この作品に一般鑑賞料金2,000円を支払う事こそがリスクだ(私は会員料金1,300円での鑑賞)。というか、危うく私の意識が墜落しそうになったわ!
私はどれも未鑑賞だが、メル・ギブソンって『ブレイブハート』(1995)や『アポカリプト』(2006)、『ハクソー・リッジ』(2016)といった硬派な印象の作品を手掛けるタイプの監督ではなかったのか?
それにしても、本作でマーク・ウォールバーグが演じた謎の刺客、若い頃ならメル・ギブソン本人が演じていてもおかしくないようなキャラだったな。
ようやく話を作品に向けるが、ありとあらゆる要素が教科書的であり、予告編で見せた以上のものが特にない。
着陸問題やエンジントラブル、燃料の残量といった様々な問題に直面する極限の状況下での、犯人に「操縦させる/させない」という駆け引きを期待していただけに、通話による操縦指南によってマドリンがアッサリと問題をクリアしてしまう展開にはガッカリした。
マドリン達を襲うダリル・ブース(偽)も、服役経験のある(どちらかと言うと)同性愛者的な凶悪犯といった以上の情報が無く、本名すら判明しない。
マーク・ウォールバーグのサイコな演技や頭頂部を剃り上げた役作りは、流石はスター俳優と言った所ではあるのだが…。時に不適な笑みを浮かべ、時に狂気に満ちた険しい表情で襲い掛かってくる謎の男は不気味であるが、だからこそ、彼に最後の操縦をさせる/させないの心理戦を期待したのだが。
マドリンとウィンストンの極限の状況を潜り抜けた戦友的な関係性も、テンプレート通りでイマイチ魅力に欠ける。また、序盤のウィンストンのお喋りなキャラが鬱陶しく、中盤以降の事情やマドリンを救う行い等ではリカバリーし切れていない。
ウィンストンの輸送を漏洩した黒幕を暴く展開等も、登場人物の少なさから怪しい人物はすぐに絞られてしまい、謎解きとしての面白味も皆無。
唯一の救いは、91分という上映時間のコンパクトさだろう。しかし、もっと幾らでも盛り上げる事は出来たはずだし、脚本の練り込み不足感は否めない。繰り返しになるが、今や決して安くはない鑑賞料金を払ってまで観る価値のある作品だとは思えなかった。
ほとんど3人の会話と争い
女性保安官補のハリスは、事件の重要参考人・ウィンストンを、アラスカからニューヨークまで移送するため、まず、アラスカのべセルからアンカレッジへ向かうアラスカ山脈越えのセスナに乗った。離陸し乱気流で揺れは有ったが、パイロット・ダリルの腕前もあって、順風満帆なフライトになるかに思えた。一方、後部座席につながれたウィンストンは、足もとにパイロットライセンスが落ちているのを見つけた。そのライセンスの顔写真は、いま飛行機を操縦しているダリルとは全くの別人で・・・セスナは無事アンカレッジへ到着出来るのか、という話。
ほとんどセスナの中での3人の会話と争い(暴力)なんだけど、みんな秘密を持ってて、それが徐々に明らかになるストーリーは面白かった。
パイロットのダリルは何者?ハリス保安官補はかつて何をやらかした?重要参考人はどれだけ金持ってる?
と???が湧くが、ちゃんと伏線回収されたのでスッキリ。
パイロット役のマーク・ウォールバーグの悪人ぶりが素晴らしかったのと、ハリス保安官補役のミシェル・ドッカリーが強かったのが印象に残った。
ハリスと管制官の会話も面白かった。
アラスカ山脈の雪景色は美しかった。
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