「1回目はパンフレットの表紙の衣装を覚えて観ていただきたい」(LOVE SONG) もむさんの映画レビュー(感想・評価)
1回目はパンフレットの表紙の衣装を覚えて観ていただきたい
感想というか。解釈多めになります。
ネタバレ含まずに言うと、1回目はノベライズとLOVE SONGは聴かずに、パンフレットの表紙の2人の服装を覚えて観ていただきたい。
↓ネタバレ含みます
カイにとって太陽のようなたった1人の大切な人、好きな人は幼馴染のソウタだけで。
ユキは本当にただの後輩としてしか見てなかったからほとんど目が合わない。
でも最初のシーンはソウタがカイの恋人はユキだと勘違いしていて、カイと想いがすれ違っていたからずっと曇り空だった。
作中でも大切にされているひまわりはソウタの家にもカイの家にも2輪あって、ひまわり2輪の花言葉は「私たちと2人だけの世界」「私たちは運命で結ばれている」
カイはソウタのことが好きだっていう自分の素直な気持ちに気づいたタイミングで、男同士の恋愛が許せなかったソウタのお母さんから「ソウタを好きになってはいけない」という呪いをかけられた。
数年後にたまたま会ったソウタのお母さんに「"まだ"仲良くしてくれてるんですね」って言われてトドメを刺されて、そしてソウタのことが好きだっていう気持ちを忘れたくて、大学を突然辞めてソウタに一言もなく目の前からいなくなった。
ソウタがLOVE SONGを聴いてる時何回も「誰か好きなやつでもいんの?」って聞いたのは、カイはソウタに新しく好きな人ができてないか知りたくて何度も、何度も聞いてて...
カイはずっと最初はソウタに(LOVE SONG)を聴かせたかったし、披露した時も不器用なりに歌で伝えたかったんだけど、ソウタはカイにはユキ、スマイルがいるから自分宛てじゃないってずっと勘違いしていた。
ベッドシーンでソウタはライブに来てくれていたってことを知って嬉しくなったのも束の間、(LOVE SONG)はソウタ宛てだって伝わってないことに気づいて、その夜も翌朝も行為で伝えようとしたけど、不器用すぎてうまくソウタに伝わらなくて。
(LOVE SONG)の「僕は君とキスをした」
カイのファーストキスはソウタで、それ以降誰ともしてなくて。でもソウタはカイにファーストキスをしたのを覚えてないって思ってたから自分のことじゃないって勘違いして...
ソウタは行為ばかりじゃなくて、カイに「好き」って言葉にしてほしかったけど、カイはソウタのお母さんの呪いにかかってるから、「好き」って言葉にしてしまったらまた苦しくなるって思って言えなくて、「うまく言えないんだよ」としか言えなくて...
ソウタが「二度と俺の前に現れないで」って言われて傷ついて、自分の不器用さにすごくムカついて...ソウタに「好き」って言えない悔しさの涙だった。
でも離れた時にソウタがカイの家(もうカイがいなくなってしまった空き家)にいった時に太陽にソウタと添えられたチェキ(カイのパソコンのホーム画面も太陽の写真)を見つけて、やっとソウタは(LOVE SONG)が自分宛ての歌だって気づいた。
カイとソウタがまた会えた時に、ソウタがカイに「好きだ」と言えて、ここでソウタは(LOVE SONG)は自分宛てだって気づいたことがカイに伝わったからやっと未完成という意味の()が取れて、LOVE SONGが完成した。
作中ではカイはソウタに「好き」って言えないまま終わった。
でもカイはソウタのお母さんの呪いと自分の不器用さとちゃんと向き合って、ソウタと一緒にいると決断できた。
だから最後は太陽が2人の真ん中にいたんだね。
ソウタがピックを拾ったこと、ソウタが何回もカイの歌声が好きだって言ったことでカイは音楽を続けられたし、カイはLOVE SONGという自分が作った歌でソウタに好きだっていう想いを伝えることができた。
ソウタとカイは、どんなに離れても、お互いが散りばめた奇跡によってまた会えて、、、運命の2人。
「どんなに離れても 消えないグラヴィティ」
Gravityはカイ目線の歌だったんだね。
ソウタとカイ、2人とも幸せになってね。
ずっと一緒にいてね。ずっと2人で歌っていてね。
ウィンくん、そしてこの作品に携わった方々、康二くんに素敵な役、素敵な演技を生みだしていただきありがとうございました。
(LOVE SONG)のパンフレットの表紙、カイがソウタと離れようと決めたあの時の衣装だよね。だからソウタが笑顔なのにカイは切なげな表情でバックハグしてたんだ。
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