劇場公開日 2025年3月22日

ミゼリコルディアのレビュー・感想・評価

全15件を表示

4.0Murder He Wrote

2025年2月27日
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鑑賞方法:試写会

Director Alain Guiraudie once again masterfully captures the understated tension among his characters in Misericordia. While his films explore homosexual themes and insecurities with more depth and earnestness than many mainstream works, Guiraudie's distinctive style ensures that his storytelling remains accessible to a wide audience.

The inclusion of a Catholic priest adds a timely dimension to the narrative, particularly when compared to Conclave, this year's Best Picture nominee. However, Misericordia is undoubtedly the bolder and more audacious of the two.

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Dan Knighton

4.0なんかよく分からないけど好き

2025年5月17日
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鑑賞方法:映画館

近くのミニシアターでアラン•ギロティ監督作品を3作品上映するというので予備知識なく鑑賞。

「なにが」とか「どこが」とかうまく言語化出来ないけど、なんか好きで面白かった。

登場人物はちょっと感情が読めないんだけどなんかチャーミングで、絵面がめっちゃキレイな訳ではないんだけどなんか引き込まれるし、ストーリーはツッコミどころが多そうなんだけどなんか腑に落ちるし、鑑賞後は不思議な満足感に包まれる。

ほかの2作品も観ると思う。

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はねひつじ

3.570点ぐらい。終盤に衝撃

2025年5月8日
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鑑賞方法:映画館

アラン・ギロディ監督特集、にて鑑賞。

『湖の見知らぬ男』→『ノーバディーズ・ヒーロー』→本作『ミゼリコルディア』の順で、最後に観た。

前情報はアラン・ギロディ監督の作品ってことだけで、どんな話か分からず観てたら、

同性愛が話に絡んできて、またか…と思ってたら、ある事件が起きて…

そこそこ面白い感じが続くけど眠くなってウトウトしながら観てたら、終盤に衝撃ですよ。

心に刺さるセリフのラッシュ、心をエグられた。

そして、まさかの展開。

終盤、面白かった!!

この終盤で、この映画の評価も変わった。

観てほしいな。

“現代フランスを代表する異才”と評される監督みたいだけど、特集上映の3作を観て分かった気がした。

PS.終盤にテレビで日本の相撲を観てるシーンがあってビックリしたんだけど、調べてみたら、いろいろ面白いことが分かった(笑)

よかったら“フランス 相撲”で検索してみて下さい。

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RAIN DOG

4.0神の代理人まで味方につける ナチュラル•ボーン人たらしジェレミーの表情も行動もまったく読めない

2025年5月7日
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鑑賞方法:映画館

物語は秋の田舎道を走る自動車のシーンから始まります。やがて、画面はその車を運転する主人公ジェレミーの視線にかわります。田舎道はくねくねと曲がりながら石造りの家が立ち並ぶ村へと導きます。ジェレミーは村のパン屋の前で車を停めます。彼はかつて世話になった(あるいはゲイの恋愛関係にあった?)パン屋の店主の葬式のために何年ぶりかにこの村に帰ってきたのでした。

この主人公のパン職人のジェレミーというのが一見普通の人のように見えて常識では計測不能の変な人なんです。まあ村の人たちも大なり、小なり、みんな変なんですけどね。店長の未亡人も、店長の息子のヴァンサンも、ジェレミーの旧友のワルターも、そして村の教会の神父も。ついでに村の警察も。ジェレミーの何が変かというと、合理的な判断に基づいて行動しているわけではなく、常に本能というか、持って生まれた本質、性質からくる直感みたいなものに従って行動してるからだと思います。旧友のワルターの家を訪ねたジェレミーはワルターの下着に着替えてワルターの胸をまさぐり始めます。ゲイではないワルターは怒り心頭で銃まで持ち出して彼を叩き出すのですが、ジェレミーにしてみれば、相手がゲイだろうが、なかろうが関係ない、ただ本能に従って愛の行為をしたかっただけだということなんでしょう。

そして、その本能に従ったある行動でジェレミーは大きなあやまちを犯して大ピンチとなるのですが、天性の人たらしぶりを発揮します。不思議と周囲が彼を救ってくれるんですね。人たらしというのは自分が人をたらし込んでるのに自覚的な人が多いと思うのですが、彼の場合は無自覚でも本能からの言動が結果的に人を惹きつけて助けてもらえます…… と、ここまで書いて、実は彼は戦略的にそうしてるのではないかとも思えてきたりもしますが、彼の表情からは何も読み取れません。人間の摩訶不思議さを体現しているような感じです。そしてまあ、いろいろあって最後のシーンに着地するのですが、なるほどそう来たかと納得できるような、できないような不思議な幕引きがされます(褒めてます)。

今回の特集の3作のうちでは、この作品が割とプロットがしっかりしていていちばん完成度が高いのではないかと感じました。あと役者さんたちの佇まいが主人公を始めとして皆、人間の摩訶不思議さを体現しているような感じで、とても良かったです。

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Freddie3v

3.0これからキノコ食べるのちょっと躊躇う

2025年5月5日
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鑑賞方法:映画館

アラン・ギロディ監督特集上映にて鑑賞。

どことなく奇妙な村人達だけど
やっぱ1番奇妙なのは主人公。
一体何がしたいのかわからん。
わからんから気持ち悪い。
自分に置き換えて想像してみたら
母が亡くなって、そしたら10年ぶりくらいの
自分の友達が実家にやって来て、
で、実家から帰らず、母の服とか着だしたら……
うん、怖いわ。めちゃコワ。
目的なに???てなるもんね、やっぱ。

最後もモヤモヤして終わるけど
でもこのなんか全体が気持ち悪い感が
ずっと興味を引いて、なんか面白かった。

(あとお母さんが日本の相撲見てたのなんかビビった)

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えみんこ

3.5慈悲なの?

2025年5月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

原題の訳は日本語で慈悲の心だと知りました

ハァー?これはキリスト教的な慈悲の心で寬容に受け止めてってことなのかしらん?

まずもって主人公に全く慈悲って言葉はにつかわしくなく、師匠の奥さんや息子には甘え放題 牧師はかなりぶっ壊れてるし、警察はまるで◯チスの手先みたいな無礼千万ぶり

人間の尊厳に対しての敬慕の欠片さえみせない世界感や地域の人々達…
まあ現在をカリカチュアさせているとすれば、凡庸な描写ではないが…

こんな世界に生きるとして、心は平静ではいられない 死にいたる病以来のおぞましさだったなぁ!

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ソルト

4.5すごいものを観た

2025年5月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

ドキドキ

主人公の意図が全く分からず終始違和感がすごい。そこに目が離せなくてとても面白かった!
なんだか殺された男性の気持ちが一番共感出来た。

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ささき

4.0欲望に忠実で悪いわけがなかろう

2025年5月1日
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鑑賞方法:映画館

お初となるアラン・ギロディ監督の最新作。
ありそうでない不思議な作品だった。
実に魅力的な作品だった。

登場人物があまりにも欲望に忠実でビックリする。殺人という大罪をも飲み込んで欲望が満たされていく。インモラルで潔いと思う。

そう、まさかの神父まで😱

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エロくそチキン2

4.0教訓噺

2025年4月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

横浜シネマリン、アラン・ギロディ監督特集にて。
(横浜で観られるなんて、横浜シネマリン様、感謝です。
もうすぐ値上げしますが仕方ありませんね。)

この幕切れ。
暗示はあるので理解はできるが、
えええええ、コレで終わる?と、
そのあざやかなエンディングに腰が椅子からあがった。
(ああ、コレだから映画って愉快だね。この快感。
正直また観たいとは思わないが、この幕切れの奇妙さにはやられました。)

主人公ジェレミーは人ったらし。なんだろうな。
ゲイなのか、バイセクシャルなのか分からないし
どうでもいいが、まぁ悪意も策略もあるのかないのか分からず相手の懐に入るのが絶妙というか。
世の中、短気な問題児よりソフトな可愛げのある人の方が好かれるということ。
可愛げ。
性別や年齢問わず、可愛げ、大切である。
人は可愛げである。
ぶりっ子ではない。腹黒い笑みではない、可愛げ。
素直な可愛げである。
そんな教訓噺。

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なかじwithみゆ

4.0未亡人オカンが色っぽい💋

2025年4月23日
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鑑賞方法:映画館

オススメされて観に行ったギロディ作品。
助言として事前に聞いていたのは『湖の見知らぬ男』を最初に観るのだけはやめておいてー、ってこと。(←結果的にめちゃんこ有益なアドバイスだったとわかるww)

冒頭、葬儀のある村まで車でのロングロングドライブ。
景色が美しくて目を見張る。
あ!この間観たテレンス・マリック監督の『天国の日々』のような映像美を楽しむ系なのか⁉️と一瞬思ったけど、それにしてもドライブ長い……
映画の前半は何をするにも尺使うめちゃんこシャクトリムシw
あまりにのどか過ぎてこのまま何も起こらずに終わるとかもあるのかなーとすら思えてきたところて事件勃発!
そこからはテンポが速い!
登場人物がみんなどこかちょっとずつ可笑しいんよね
だから全体的に滑稽な空気出してて笑える

初めて観るギロディ作品としてはちょうどいいバランスだった(とあとで知る。)

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らまんば

4.0例えようのない面白さ

2025年4月19日
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鑑賞方法:映画館

初アランギロディ。タイトル覚えらんないし意味もわからない。でも面白かった。こんな作風の人がいるのね。おそらくこの人の考える普通はネジが外れてるようでもあり、でも見終わるころにはちょっとこちらの常識が広がる。

普通のドラマでは起きない個人的な動機(欲情)で非常識行動が起る、にも関わらず普通に話が進むので「え?」と突っ込みながら見る事になるので、そこで起きる殺人事件よりもそっちのほうがサスペンス。油断できない。主人公もヤバいが真っ先に真犯人を見破る神父もヤバい。考えてみるとこんなに狭い村なのにほとんど全員ヤバい。警察はその上をゆくヤバさ。そんな人々の中で淡々と殺人事件が過ぎてゆく。そんな映画。

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ONI

3.5令状なしにどんどん入ってくる

2025年4月17日
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鑑賞方法:映画館

見ようによっては下ネタ全振りに近い、そこで笑っていいのどうか一瞬躊躇してしまうような、屈折したというか乾いたというか、独特のユーモア感覚が新鮮。
何だか脚の力がフニャッと抜けるようなラストもいい感じ。

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ひろちゃんのカレシ

5.0神秘的で、ユーモアとウィット満載

2025年3月31日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

妙な目配せで、これもまた流行りのあの手のやつか!?とちょっと引いた目線で眺めていたのですが、まさかあんな展開になるなんて!でも最後の最後は多少感じていたりしたけどまさかああなるとはねぇ─とまぁ内容的に多くは語ることはできませんが、予想に反しおもろかったです。
まさかの展開とはいえ、しっかりと複線めいたものはまかれていて、それゆえに心地よくて清々しい笑いがこみ上げてきました。
映像の相当しっかりとしたもので、あまりに内容が優れていただけにさらりと流れてしまうのですが、何で気にもとまらなかったというと、シンボリックなアイテムをうまい具合に用いて映し出すことによって位置関係や展開を分かりやすく描ききっているために見ている事柄がちゃんと内容に直結してくれるためで、一生懸命何か集中しなくても楽な気持ちで作品を楽しむことが出来ました。でも、少しでも眠気を覚えるとアウトかも─色々と起こるとはいえ静寂に包まれた作風なので─。
神父さんはひょっとして仔羊を救うために自らを犠牲に自らの嗜好をも偽って・・・などと深読みすらしてしまったのですが、それは思い過ごしで、それはそれでかなり笑えましたし─。なかなか笑いにしにくいところを付いていて、ちょっと他にはない作品かもしれません。楽しめるかどうかにはかなり個人差はあると感じますが・・・

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SH

2.53本ワンセット???A24?

2025年3月25日
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3本ワンセットで観るのを推奨されてるようでしたが、これだけでお腹いっぱいになりました。なんと無くのノリ?で殺しちゃう割には淡々と物語は進んで。神父さんが話の肝なのかと思いきや、聖職でも人の子って事が言いたいのか?自分には主題が理解しづらくて教皇を見たばかりだったので、それ以上に意味が分からなくて劇場をあとにしました。不気味というか不思議な雰囲気で最初A24なのかと勘違いしました。

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ユメ

1.5キノコ狩り

2025年3月22日
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難しい

実家に泊まり続けたり友人に近づくジェレミーに不満を抱き、嫌がらせをくり返すヴァンサンに吹っ掛けられて勢いで殺ってしまったジェレミーだけれど、あまり深く考えていないのか供述が二転三転し…。

主人公の機微をみる作品だとは思うけれど何を考えているか、何をしようとしているのか、全然掴めずちんぷんかんぷん。

途中から存在感を増す神父の方も、なんとなくわかる様な感じはあるけれど、やはり理解するのは難しい。

そんな2人のやり取りが軸になるから出来事は面白いけれど結局何が言いたいのか良くわからず、めちゃくちゃ尻切れトンボに感じてしまった。

そこには倫理を超えた愛か下心があるってことなのか?良くわからん…。

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Bacchus