「ジミーの生い立ちの方が気になる。」28年後... なもしさんの映画レビュー(感想・評価)
ジミーの生い立ちの方が気になる。
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あらすじ
パンデミックから28年。
干潮の時にだけイギリス本土と陸続きになる島にコミュニティを築く人々がいた。
その島に生まれ育った少年スパイクは、父と初めて本土に上陸した際に火が焚かれている地区を目撃する。
島に戻った夜、その火は島にはいない医者によるものだと言うことを知る。父の不倫を目撃したスパイクは
翌朝、病に悩む母を連れ医者を目指して旅立つのだった。
28日後の世界を下敷きに描いた少年の成長譚。
ベースのシナリオは父からの独立、旅を通じた成長、母との別れ、師からの教えとオーソドックスな成長譚。
これらをしっとりした演出でまとめてくれるだけでよかった。
世界観を壊すようなゾンビの種類分け(スローローやアルファの存在に意味は無い。通常のゾンビで代替可)や、
弓矢の戦闘描写(どこの世界に頭や胴体をぶち抜ける矢があるか)をストーリー都合だけで取り入れているのは興醒め。
ケルソン医師の髑髏の塔にしても存在意義は薄い。(語られた様に追悼の意味なら、火葬せずにキリスト教的に普通に埋葬でいい。感染症なので復活も無い)
最後に登場した成長したジミーも違和感MAX、でもワクワク度もMAX。
むしろジミーがどうやってあんな風に成長したのかの方が、スパイクの行く末より気になるぞ。
と思ったら、続編の構想があるそうだ。製作されることを祈る。
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