劇場公開日 2025年6月20日

「A級ゾンビムービー(笑)を期待したが」28年後... Yukさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0A級ゾンビムービー(笑)を期待したが

2025年6月26日
iPhoneアプリから投稿

人類vsゾンビ(ウィルス)の戦いの28年後を描くという、A級ゾンビムービーを期待したが、これはどうしたことか。

「28日後」はそれなりに面白かった。「28週後」はまあまあか。3作も続いたシリーズにレイフ・ファインズも出るということで、ついつい、それなりの出来栄えを期待してしまった。

アレックス・ガーランドが描いた脚本は、孤立した集落で生まれた少年の成長物語。父との関係、母との関係はちょっとしたドラマを匂わせるが、それだけだった。

人間とゾンビ(ウィルス)どちらが生き残るのか、このディストピアSFホラー要素が一切無い。ズバズバ、ゾンビをやっつけつつも追い詰められる、あのスリルは殆ど無いし、人類の戦いは前進も後退もしない。希望も絶望も無い。「答えを出さない美学」というものも理解出来るが、これはただの中途半端。

相変わらずビデオカメラをガクガク揺らす演出で低予算ぽさが漂い、場違いな音楽が流れ、まるで学生映画のようだが、今回は全てが悪い方に倒れてしまった感じ。4作目を撮りたいと思っても、誰も作らせてくれないだろう。

Yuk
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