「少年は冒険に出るものだ」28年後... 大雪さんの映画レビュー(感想・評価)
少年は冒険に出るものだ
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下には広大に広がる草原の緑、上には突き抜ける空の青、そして真ん中にクリーチャー。
荒廃した英国に住む人類は衰退するしかなく、生活様式は時代から逆行する。
その中で育った少年はフリスビーもスマホも女性が化粧する事も知らない。成長したら外に出ても生きられるようにならないといけない、なんていう価値観で生きていく。
前半(少年と父親の冒険)はサバイバルホラー映画、後半(少年と母親の冒険)はアドベンチャー映画、の構成になっていたと感じた。
後半の12才の何も知らない少年が少年らしい潔癖さで冒険に飛び出し、足手まといの母親を守り守られながら懸命に目的の医者を探す流れは非常に好みだった。苦難の冒険の果てに手に入れたものは非常に残酷だったが、それを含めて良かった。
サバイバルホラーを求めていたファンにはあまり好まれないかもしれないが、自分は新しい価値をちゃんと魅せてくれたと思う。
ただ、致命的に最後の3分間、次回作に繋げるようなアレはどうかと思った。
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