「これは極めて挑戦的な作品」28年後... aossさんの映画レビュー(感想・評価)
これは極めて挑戦的な作品
とかく現代の映画は、過去のヒット作のフォーマットをなぞっていないと、それだけで批評やレビューの的にされがちです。作り手も評価されやすいストーリーフォーマットを意識しつつ、新しさっぽさを演出することが求められています。
これは、その枠からハミ出した作品でした。この映画には作り手たちが思いつく限りの28年後の世界が良くも悪くもぎっしりと詰め込まれています。音で驚かせてやろという意識は比較的少ないほうだと感じました。意味があるのか、ないのかもわからない、そんな演出に身を委ねて私は気づけば二時間が経っていました。
もちろん、矛盾・違和感・謎は沢山残されていますが、そこは一旦「まあ、三部作だし」という言葉で飲み込んでみるのは如何でしょうか。完結して初めて全貌が見える、そういう楽しみ方の映画もあって良いと思います。
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