「少年の旅立ち、序章編?」28年後... 寝落ち中尉さんの映画レビュー(感想・評価)
少年の旅立ち、序章編?
まぁまぁ面白かったです。
観た後で前作等を知りましたが、28日後と28週後は未見です。
エンドロール後映像はナシ。
寝落ちはしませんでした。
この作品が28日後や28週後のようなゾンビ映画モノと期待して観てガッカリされていた方が多い様子ですが、私はそもそも続編ものとはまるで知らずに観たので、こういうものかという感じでした。
あれ?進撃の巨人っぽい?みたいな要素も散見されますが、そんなにはモロではないですね。
私がこの作品で気に掛かった大きなポイントは二つあります。
ひとつは、
主人公である息子が母を治療する希望を見出すために島外へ連れ出す、「動機について」の描写がほとんど無い点。危険な島外へ母を護りながら未踏のポイントまで、二人とも全滅するリスクが高いのにそうする動機は、私にはまるで見えませんでした。他の方はその点についてどう感じたのか?それとも全く気にならなかったのか?聞いてみたいところです。
ふたつめは、
母を安楽死させるに至る動機や流れがサッパリわからなかった点です。
その当時の状況で癌で全身に転移して救いようが無い、としてもなぜ急に安楽死へ、さも当然かのように話が流れたのかが私にはサッパリ理解できませんでした。彼女は安楽死を選ぶ!というハッキリした意思表示をしていましたっけ?そんな描写は無かったと記憶していますが…。
お医者さんがアルファをさっさと駆除・殺さなかった理由が作中上ではよくわかっていませんでしたが、公式サイトの鑑賞済向け解説サイトのほうを読んだらなるほどと理解できました。でも作中上では私には伝わりませんでしたね…。言われてみればそうかも?くらいですね。
この作品は三部作のウチの第一作目だそうですが、この作品自体が28日と28週のあとの3作目なので紛らわしいですね。
続き物ということで、ラストでエー?みたいなシーンで終わるのですけども個人的にはワクワクは全くしませんでした。それはなぜか?ラストに出てきたジミーズ達は感染者を非人間として虐殺する事そのものをエンタメアクションとしてド派手にやったるぜ!みたいなキャラクターとしてお出しされているわけですけど、それ、既に作中で父がやったことの焼き直しじゃないですか?と私は感じてしまったからです。
とりあえず続作が公開されたら観てみてから評価したいとは考えていますが。
映画作品は一本でちゃんと完結させていただきたいものです…。
で、教会っぽいところでうっかり寝落ちした息子をスローくんが襲う寸前に母が、急に人が変わったように撃退したのって何だったんです?それも後作品でタネ明かしする要素なのかしら…。どうも放置されそうな気がしないでもない。
公式の解説ページを読むと、色々考えられて作られているのであろう事はわかるのですけども、脚本レベルからおかしくないですか?コレ。私の理解が浅いだけなのかな。う~ん?
学者さんから言わせれば、おそらくこの作品で言ってる「進化」は進化ではない、とハッキリ言いそうな気がします。
やー、批判的な事ばっかり書いてしまいましたが
わりと楽しめたのは確かですよ。ですので★3.0です。
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