沈黙の艦隊 北極海大海戦のレビュー・感想・評価
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ツダケンの“声”が思想に実態を与える
ツダケン激萌え映画。
ずっと調子の良いツダケンが可愛い。いつも飄々として自信満々の笑顔で、ふらりと現れては弁当をせびる姿がたまらなく好き。北極海での海戦が確実になったと知るや否や、北極海まで飛んで行ってヘリコプターから叫んでうるさいと言われたり、とにかく行動力の塊。ちゃんとお弁当を持って帰る姿もお茶目。
大滝(ツダケン)が提唱する「平和が利益を生む構造」としての〝やまと保険 〟は理想と現実をつなぐ橋渡しとなる思想的キーワードのひとつ。この構想を観客にどう信じ込ませるかは重要なポイント。
大滝というキャラに対してじっくりページ数を重ねた原作と違い、限られた時間の中で群像劇のバランスを保ちつつキャラを立てた実写版の采配は中々テクニカル。
大滝は、いつも飄々として自信満々。
現れる時も去る時もにこやかだが、切り札は迂闊に見せない慎重な男。
不意に有権者から激励を受けた時に見せた、言葉を詰まらせる表情は、このキャラの素顔に最も近い瞬間だと思う。
そして迎えた公開討論の中で「軍備の永久撤廃は私の夢」と語り、そのための「具体案ならある」と断言する大滝。満を持して示される“やまと保険の構想。ここで観客を説き伏せる一番の説得力は何よりもその〝声〟。他の役者とは明らかに質の違う声の響きが、やまと保険の実在感を高める。津田健次郎がキャスティングされた必然がこのシーンには詰め込まれている。
戦闘パートは安定して面白い。
2対1の北極海水中戦、艦隊vs潜水艦という前代未聞の海戦、その2つを過不足なく描き
きっていて満足度は高い。サブタイの北極海大海戦が中盤過ぎで終わったのは結構ビックリしたけど。米艦隊を短信で撃沈していく後半パートはうれしいオマケだった。
ただ、米潜水艦の艦長兄弟の描写は少し取ってつけた感があるので、バッサリ切るか、もっと掘り下げるか、どちらかに振り切ったほうが良かった気がする。
潜水艦の内部や海底のバトルシーンなどとてもよくできている。バトルシーンも映像的にわかりやすい。
前作が一昨年で、それ以降全く見ていなかったが、Amazonの配信でやっていたらしい。
それを知らずに今回のを見に行った。
とりあえずオープニングで23年の前作の映画以降、配信で描かれた部分のダイジェストがあり、まあなんとなくこれまでの経緯を理解できた。
思いの外、とてもよくできていた。前作は中途半端な印象だったが今回は、しっかり話が完結していた。
監督の吉野耕平は、過去作の「ハケンアニメ!」はよかった。強烈な印象はないけど、手堅い演出の人だと思った。今回も要所要所を手堅くまとめられていた。
潜水艦の内部や、海底のバトルシーンなどもとてもよくできている。バトルシーンは映像的にわかりやすくかった。(潜水艦が飛んだ時には驚いた)
それに日本映画では結構浮いてしまう日本の政界の部分や米国合衆国大統領の執務室のシーンなども、堅実で、冷静な演出でよくできていると思った。何より米国側のキャストの演技が「普通」だったのがよかった。
あの寸止め戦術(?)はとても日本的で、日本の精神性を感じるいい話だった。ただ、まだ何もというかほとんど話は進んでいない。これからが勝負どころだと思う。
さて次回作はどうなるか。期待したい。
ポリティカルバトル映画というジャンル
23年の公開作は観ているが、配信版などは未見。コミックも一部分を読んだのみ。
強いて言えば、ポリティカルバトル映画というジャンルであろうか。
艦長・海江田の戦いも、魚雷をどんどんとぶち込むという物量戦ではなく、相手をいかに心理的に圧していくかが見所だ。つまり駆け引きの妙を楽しむ作品になる。
北極海でのバトルが終わると、映画は国内の総選挙の描写になる。本作が極めてポリティカルな映画であることの証左だ。
原子力潜水艦「やまと」は極秘裏に建造されたという設定だが、そこに乗り込む乗務員は、情報管理やテロ対策のため思想調査が徹底的にされたはず。本人だけでなく家族、知人、友人など広範囲が対象になるだろう。
海江田1人が危険思想の持ち主であっても不思議ではないが、彼に従う乗務員全員が同じ思想に共鳴しているのは無理があるような気がする。この点がどうも引っかかる点だ。
それだけを乗り越えれば、それなりに楽しめると思う。
目覚めよNY
上映時間が(想像以上に長かったので)北極海だけで埋まるか疑問でしたが、海江田艦長は遂にNYまで辿り着きました。
アニメ版で北極海の海戦は予習していきましたが、アニメ版とは異なる展開で手に汗握る潜水艦同士の戦闘でした(兄弟艦を知覚する迄の推理戦と決着のシーンがよりアニメ版に近ければ万点でした)。
NY沖ではpingerにより正面衝突を避けつつも見事に切り抜ける様が爽快でした!
勿論、戦闘シーンは素晴らしかったですが、意外と日本の選挙シーンで感動できて、緩急がありつつも長時間を飽きさせない名作だと感じました。
CGは前より進化してたけどね。
原作ファンです。
前作で東京湾を脱出した「やまと」は、国連総会出席のために北極海を経由して国連本部のあるNYを目指します。待ち構えるのはシーバット級を超える戦闘力を有するシーウルフ級。一方、日本では竹上総理が信を問うために国会を解散、総選挙の行方は・・・
という始まりです。
うーん、ベイツ兄弟。もうちょっと何とかキャスティングできなかったかしら。特に兄さん。
(それをいうと前作からのベネット大統領もだけど。)
戦闘シーンも何か大味な感じで終わったし。違う、ベネット兄弟はもっともっと海江田艦長を追い詰めてたんだよ。そこが見たかったのに残念。
NY沖での大西洋艦隊との「戦闘」も然り。
なんか説明なしにやまとが空飛んじゃって。
(アスロック集中攻撃から逃れる為には空中に逃げるしかないという前置きがないから、えーっ?てなるじゃん。知ってたからアレだけど)
沈黙の艦隊の見どころは戦闘シーンと政治の二本立てで、ベイツ兄弟の回想シーンはいらんのだよ。
大滝党首は良かった!
理想に燃える感じがすごい良かった。
んで、やっぱり上戸彩のキャスターはいらん!
(役名覚えてません。)
マッコイよかったぞ。
これ、続編アマプラでやって終わらせそうだな。
なかなかの没入感
子供の頃読んでいた漫画なので、とても懐かしい。
前作も観たけど、続編ができてとてもうれしく思います。
随分昔の話なのに、大国の理論では世界平和は保たれないというメッセージは今でこそ、ずしりと重く響くテーマです。
各地で戦争・紛争が続発する今を予言するかのような内容に、戦慄すら覚えます。
よく映画にできたな、と思う内容ですが、潜水艦戦の没入感は半端ないです。久しぶりに潜水艦を題材にした名作の「レッドオクトーバーを追え!」を思い出しました。
まあ、ミサイルが発達した現代ではあり得ないですが、水上艦艇が密集して行動、戦闘を行うのは原作を忠実に再現してますね。(水上艦艇群が陣形を作って艦隊戦を行うのは第二次世界大戦までですよね)
物語は海江田艦長率いる「やまと」を中心とする海での戦いと、竹上総理を中心とする陸での政治の戦いが描かれますが、どちらもテンポも迫力も満点で描かれます。
VFXも白組が担当していて迫力満点でしたね。
「やまと」が水中から飛び出すシーンは圧巻でした。
間の作品があったのかな
序盤にダイジェスト的に流れたシーンに見覚えがなく、間があったのかも。
上戸さんのポジションがなんとも。。
アメリカを手玉に取るような戦いは痛快な部分はあるけど、実際の政治情勢やロシアパレスチナとかを思うと、なんとも微妙な受け止めになってしまう。
ヤマト保険でパレスチナが平和になる気がしない。。
政治も、、、うーん。
いやぁ〜よかった!
前作から、ドラマ版を見てからの北極海大海戦!
ベイツ家兄弟との戦闘で感動しました。
養子としてベイツ家にきたジョンが兄を守ろうと盾になるも間に合わず…
戦いを続けるか決めたときは潔く自分が全責任を負うという。本当に軍人でした。
やっぱり、冷静な頭は大事なんだなと思いましす。鯨か釣り人か…次はどんな例えの操艦者が出てくるのか楽しみになりました
あと何と言ってもニューヨーク海での戦闘。
一度も打たず、戦いを終わらせたのはすごかった。
副長:機械室が海水放出。魚雷どうしますか?
艦長:そうだな…打て(アクティブソナー)
ひたすらに探知音を発しアメリカからの一方的な攻撃を回避しつつアメリカとの話し合いを始められる地点まで来れました。
まさに海江田艦長の操る大和は鯨そのものでした
いやぁ〜まだまだ楽しめそうです。
沈黙の艦隊 北極海大海戦
平和を目指して突き進め〜
竹上首相に違和感あり
前作の映画は見ていないが、原作は読んでいたし、初めにこれまでの説明があるので、入りやすかった。一番の違和感は竹上首相役。原作ではもっと貫禄のある感じで、笹野高史とは年齢も体型も大きく違う。海江田の行動によって竹上は変わっていくが、笹野高史ではない。笹野は良い役者だが、竹上ではない。
やまとがアメリカの最新鋭原子力潜水艦との戦いを乗り越えて、ニューヨーク沖にたどり着く事は誰でも想像できるが、最後までそうするかと言う所がポイント。そこが、海江田が理想に描く世界に向けた戦い方であり、潜水艦の戦い方なのだと思った。
原作の最終回から年数が過ぎたが、今も世界から戦争は無くならない。世界の中における日本の立場も発言力も変わっていない。
鯨はどんな夢を見るのか?
緩急がひどく感じでしまう。
流れは戦闘→選挙→戦闘と言うよりは寸止めで1本を取る。なんだけど選挙の部分かな。
国民として一票を投じる戦いをしなければならない。の辺りは伝わったし面白いんだけど、党首討論会の発言や政党の思惑が吐き気がするほどリアルでしょーもなかったりするから緊張感が抜けてしまったわ。
そこでアメリカ沖での一悶着だからちょっとね。
まぁその辺は目を瞑ったとしても余りあるほど見応えがあります。
思わず潜る時に息を止めてしまうほど夢中になります。
大滝演じる津田健次郎さん。北極圏でヘリであのジャンパーは寒いで!北海道出身としては本州の人があんな薄っぺらいの着て北海道より遥か北に行ったなら死んでまうで!と条件反射的に思ってしまいます。
熱い人なんだろうけどなまら寒いのを舐めないでほしいわってなってしまいました。
『やまと』が空を飛ぶ・・・⁉
かわぐちかいじの原作コミックの実写映画化の第2弾。その後、Amazon primeでもドラマ・シリーズ化され、シーバット『やまと』とアメリカ空母艦隊との、一触即発の臨戦態勢となった『東京湾大海戦』の続編。今回は、その戦闘舞台を北極海の厚い氷の下に移し、いよいよ『やまと』とアメリカ原子力潜水艦との戦闘の幕が切って落とされる。
日本とアメリカの極秘ミッションで開発された、原子力潜水艦『シーパット』を奪い、世界平和の為、政治と軍事を切り離し、軍事の世界統一を訴えた海江田四郎。核を保有した『シーバット』を『独立国やまと』として建国を宣下し、アメリカだけでなく、全世界に宣戦布告した。そして、『東京湾大海戦』で、アメリカ艦隊との攻防に勝利し、ニューヨークの国連総会へと向かった。
本作は、ニューヨークに向かう途中のべーリング海で、『やまと』を待ち構えて迎え撃つ、アメリカの最新鋭の潜水艦2機との、本格的な潜水艦バトルが繰り広げられる。日米安保でこれまで確固たる同盟を結んできた日本とアメリカが、いよいよ戦闘というのは、正直、今のこのきな臭いご時世には、フィクションでは通じない恐ろしさも感じた。しかも、『やまと』がアメリカ潜水艦を撃沈、圧壊という、ショッキングなシーンと、日本政府が『やまと』を支持すると表明する辺り、アメリカ国民には、どう映ったのだろう…。
作品としては、個人的には1作目の方が面白かったと感じた。Amazonがバックについているだけあり、それなりの作品に仕上がっていたし、決して面白くないわけではない、但し、バトルシーンにおいて、『ハンターキラー』の様な潜水艦バトル映画と比べても、その緊迫感やバトル・アクションという点では、物足りなさを感じた。日本政府幹部たちの交錯するシーンは、息抜きにはなるが、もっとハラハラ、ドキドキするような激しい潜水艦バトル・アクションを臨んでしまう。その中で『やまと』が空を飛んだのは、なかなか斬新だった(笑)
出演者は、海江田四郎役の大沢たかお、竹上総理大臣には笹野高史、官房長官・江口洋介、テレビ局を首になった市谷裕美を上戸彩、日本政府メンバーとしては津田健次郎、夏川結衣、風吹ジュン、酒向芳等、これまでの流れと変わらないメンバーが揃っている。但し、前作でも感じたことだが、アメリカ人俳優は知らない人ばかり。大統領とか艦長役として、誰もが知るハリウッド俳優が出演していれば、少しは内容に深みも出たように思うのだが…。
○ー○○・○○○って。。Σ('◉⌓◉’)
前作の「本気のイントロ」から2年。
その後が気になる知りたい!のに、
アマプラで、ドラマシリーズとしてシーズン1はひっそりと終わっていた模様。。
正に「沈黙の艦隊」(°▽°)
だけど映画のPRか?!
先日TVで放送されましたね!
シーズン1
「東京湾大海戦 特別編」前編後編。
嬉しいんですけども。。
録画したけど見る時間ないねん。
だもんで、あのイントロから先、何があったのか知らんねん。
その状態で第二章へ。。
冒頭から駆け足でそれまでの流れをおさらいしてくれたが、思い出すまで時間がかかったし、知らぬ間に竹上首相(笹野さん)と海江田(たかお様)が握手していてビックリ!
いつ陸へ?!
そして又海へ?!
前作でやったっけ?わすれたー
貫禄のある玉木さん一瞬の登場。
そうだこっちでは
「たつなみ」の艦長だった。
「雪風」の先任伍長じゃなかった。
(あの残念な死に方が蘇る。。orz)
で、何ですか。
はい。
難しく答えの出ない重たいテーマが軸にあるので、それも現在進行形の国内外の問題も含んでおりますので、ムチムチなワタクシレベルでは感想を言うのが難しい。。
憲法第9条、非核三原則、日米安保条約などについて軽々しく意見を述べられる程の知識がないですorz
で、子と観たんですけど、今日の日記に本作の感想を書いていましてね。
抜粋ですが載せますね。
("い" 抜け文章ですみません)
「大人や先生は人が話してる時はしゃべらず聞きましょう。とか言うのに、国会のシーンがじゃまばっかで総理大臣の言ってることが聞こえなかった。
気分が悪い(ココ笑ったw好きw)
政治家はみんな東大とか卒業してる頭が良い人ばっかりなのに、なんで世界から戦争はなくならないのかと思う。
ケンカしたらダメだって言うくせに。
でもケンカしてもあやまれば仲直りできる。
カンタンなこと。
ぼくたちはいっつも話ししてあやまって解決してる。
平和にするために話し合うのに何でこんなふうにややこしくなるのかわからない。
ぼくはななみんの声の人(津田健次郎さんですねw)に投票したいです。
子供だから無理だけど、母にはすすめました。」
母、すすめられましたw
でも鋭い所ついていますよね。
夜読んで泣きましたw
それなのに母は、重要なポジションで彼が絡むシーンは緊張が走った!
冷静沈着で完璧な仕事っぷり!
頼れるソナーマン溝口(前原滉さん)に
キュンキュン♡してました。
途中まで(いや、ずっと)
やましげっちかと思って観てましたけど。。
(ごめんw)
前作でも「たつなみ」ソナーマン役のユースケが好きなキャラだったから、私はソナーな男が好きみたいです。
なんて子には言えない脱線ぷりでしたorz
だってねぇ。
重いじゃないですかテーマがね。
だからちょっと現実逃避〜
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
してないで頑張りますと。。
やまと選挙は見応えありました。
前作劇場版ではあまり存在感がなかった竹上首相が、いつの間にか頼れるトップになっていて見直した。
国会で衆議院解散を表明。
国民の信を問う!と力強く言い切った姿には感動しました。
討論番組での4人の代表。
それぞれの主張は違えども、皆な説得力があったのは、発言した言葉全てにちゃんと責任を持っているからだと思いました。
日本と国民の事を第一に考える、信念を持った頼もしい政治家達でした。
特に大滝(津田さん)が美味しい所を持って行き過ぎでしたが、彼の掲げるマニフェストは、夢の様な理想論だけど、非現実的過ぎるけど、それは無理ゲーって思っちゃう事がカナシイ現実ではあるけれど、そうなれば良いなと思う希望の光でした。
(やまと保険というネーミングはどうにかならなかったのかw)
こんな夢のような事でも言う勇気!
これを掲げる人がいなければ、それこそ一気に武力での解決に傾いてしまうと思いました。
タイトルにもなった「北極海大海戦」のシーンはやはりすごい迫力で、子もビクってなっていましたw
分厚い流氷が浮かぶ北極海。
深海の不気味な青さの中を、まるで泳いでいるかのように凄いスピードで標的に突き進む魚雷を目で追えるなんてコレぞ!
映画の醍醐味!
「やまと」が"撃たずして"NYへと向かう事に成功したシーンも印象的でした。
海江田達の心境に寄り添うと、
「核テロリスト」という立場になってまで、命をかけて大義に突き進む彼らの覚悟と使命感は観ていて苦しくなりました。
武力を盾にする事で、ようやく世界平和について議論する場に日本と世界を引っ張り出した海江田達。
ここまでしなければ動かない。
平和って何なのでしょう。
世界平和を実現する為なのに、その手段として結果、犠牲も出し、そしてとても強引で危険な賭けの様にも見えました。
この矛盾に頭の中が整理出来ません。
1つのテーブルに集められた日本と世界は
どの様な決断を下すのか。
そしてやまと支持を表明した竹上首相の運命も気になる所。。
次作も劇場でお願いしたい。
それにしても与野党やアメリカ大統領がまとも過ぎて現実味がなかったのがカナシイ所でありまする。。
当たり前に描かれているだけなのに、こうも現実と違うとは残念過ぎますな。
だいたい満足
原作を見たのもかなり昔だが、概ね原作に忠実な展開だったように思う。
映画ではロシア廻りは省いたかと思うが、ドラマ版などで追加されるのか。
全体としては面白いが、海江田も対峙するアメリカ軍も大統領も終始冷静だし、
深町の出番がなかったこともあってかやや単調になりがちだったように思う。
政治パートはもうちょっと盛り上がってもよかったかな。
竹上総理はいい人の雰囲気が過ぎ、危機に際し覚醒した力強さの表現や、
それが無関心であったであろう国民を変えていったような表現が
ほしかったたように感じた。
原作漫画の時代にも「こんな政治家いないよ・・」と思ってはいたけど、今はなおさら。
そこが一番ファンタジーだと感じ寂しい気持ちになった。
無論、この映画が悪いわけではない。
最後をどのようにするのか。
原作どおりも勿論よいが、ぜひ原作ファンを納得させつつ原作を超えてほしい。
冷ややかな政治戦略と独立国ヤマト(潜水艦)
前回からの続きですが、一転、潜水艦は対話を求めてニューヨークへ向かう、アメリカ潜水艦とバトルになるが、圧倒的な潜水艦技術の差によりアメリカ潜水艦は降伏し、その後対話を求めて艦隊と対峙するが、ソナー武器のみで戦う、敵は魚雷を使ってくるが、独立国の潜水艦は魚雷を使わず潜水艦のスペックを使えるだけ使い全ての魚雷を避ける。アメリカ政府もこれには降伏(全ての艦隊ソナー武器にてロックオンされてしまい魚雷は潜水艦戦のみ使っただけ)。次は静かなる対話編だ。津田さんの役ずくりが秀越すぎるまさかあそこでヘリコプターで行くとは。日本では日本で静かな政治的戦いが、凄い事になってて凄かった。見所満載なので是非とも劇場にてご覧下さい。
大迫力
配信ドラマは視聴済、原作漫画は3割ぐらい読んだことあります。
昨日はファーストデイで安かったので4DXで鑑賞しましたが魚雷がドッカンするたびにシートもドッカンするので落ち着いて見れませんでした(苦笑)
それは置いといて映画は良かった。
ストーリーについては非現実的であり海江田の掲げる世界規模の政府、軍隊の創設という理想もあり得ないことではあるのだが、だからこそ映画にする価値があるとも言える。
最近は自国の利益しか考えない指導者が増えてきているのでね(特に大国3つ)。
この映画では北極海を通りニューヨークへ向かうシーバットの海戦ターンと日本政府の解散総選挙などの模様が交互に描かれるのだが正直日本政府のターンは退屈ではある。
ただ現実世界では影響力がほとんどない日本政府がアメリカに物申すのは痛快でもある。
当然のことながら続編が作られているとは思うが原作通りにニューヨークで終わるのか、それとも違う結末になるのかとても興味深いです。
原作が書かれた時期と30年くらい時代も進んでいるので違う結末でも良いのではないかと個人的には思っている。
余談だがシーバットが海上へ飛び出すシーンは昔見た「レッドオクトーバーを追え」を彷彿とさせたな。
映画である理由
海の中での戦闘と、国と政治と平和のお話。
アマプラで復習しての観からの賞
映像、演技、緊迫感、抑揚、どれも素晴らしかった。ただ、テーマに対する迫力と切迫感がチョット不足していた感が。。。
戦いも水の中ということで少し地味。国内、国外のお話も、実際自分に降りかかる問題かと言われえば世間に知れ渡る前に秘密裏に処理されそうな案件。解散、新党、選挙、どれも一昔前に痛い目見た事案な気が(原作公開年ゆえ?)。
映画館で見る理由を探してしまう映画だった。6話くらいで配信のほうがのめり込んだ気がする。
とても面白かったです。
きれい事だけど叶ったらいいなと
武器のない世界
世界のどこかでいまもなお戦争が
起こっているこの時代だからこそ、
例えきれい事だとしても
武器を保有しない世界になるなら、どれだけいいか。
そんなことを思いながら鑑賞
目視できない状態での航海や戦闘の技術力
どこから現れるか分からない恐怖心
ソナー員は大変な重責を担っている。
溝口隊員(前原滉)が地味なんだけど
シリーズ(ドラマ版含む)通してめちゃくちゃ
かっこよいのだ。
今回もその聴力👂は、遺憾なく発揮されている。
海中戦線は「そんなうまい事行くのぉ?」と
疑問に思うフシはあるけれど
後半、米軍がその姿を見て「鯨だ🐳」というシーンでは
全身総毛立つくらい興奮した。
海戦中、日本では選挙戦が繰り広げられていたけれど
あんな政治家たちなら、国民は真剣に選挙に
取組むと思ったわ(苦笑)竹上総理大臣(笹野高史)が
だんだんとなまくらじゃなくなって行くのも
爽快だったなぁ。
何かを変えるって命懸け
ずっと期待していた、Amazonプライムビデオで視聴可能なドラマシリーズの続編映画。
大沢たかお演じる、海江田四郎の何が起きても常に冷静沈着、すべてを理解しているかのようなミステリアスさに惹かれ、この作品を一気に好きになりました。
今回の劇場作品においても、その魅力は衰えることなく、「やまと」より性能が優れている原子力潜水艦2隻を相手にしても、冷静に対処し、相手艦2隻の艦長が兄弟であることすら見破ってしまうほどです(笑)
この世界から戦争をなくすため、国連総会が開かれるニューヨークへ向かう「やまと」ですが、その一歩手前で大艦隊に包囲され、容赦ない攻撃を受けます。
そんな大艦隊を前に一隻で、さらには実弾を使わず相手艦隊を一掃する様子には、海江田四郎の強い意志と命懸けの覚悟が現れており、見応えがありました。
本気で何かを変えたいなら、覚悟を決めて何かを犠牲にしてでも行動しないと何も変わらない。
そんな事を考えさせられました。
ちょっと長い。
観た第一の感想としては、政治パートながいな。上戸彩パート全部いらなくね?でした。
上戸彩パートを削ったとしても作品としては成り立つので。ちょっと残念だったかな。
以下ネタバレになりますが、ちょっとあり得ないシーンが多くてがっかりする点。
大量のアスロックが向かってくるのにアップトリムを最大にして結果海中から飛び出す描写がありますが、あんな宇宙船状態には絶対になりません。やまとが空中に浮いてる時あまりにバカバカしくて失笑しました。
某Youtuberが言ってましたが、実戦であんな大量にアスロックを使う事はないそうです。互いに干渉して兵器として使えないとの事。
ピンガーを打って第二艦隊をやり過ごすシーンもちょっと無理があるかと。
海上自衛隊ならではの発想だなと。日本を馬鹿にしてるの?と感じました。
それと敵の兄弟館長に水中電話で敬意を表したシーンは「眼下の敵」のオマージュかなと感じました。
しかし全編中のCGシーンはさすが白組という感じです。海水の描写とかすばらしかった。
最後に今回は深町艦は一切出ません。水川あさみの副官がみたかった。
全80件中、21~40件目を表示






