沈黙の艦隊 北極海大海戦のレビュー・感想・評価
全369件中、301~320件目を表示
今の政治家達は日本のことをどうしたいのだろうか
前半の北極海の戦闘シーン、後半の政治家たちの日本への思い、そしてストラビンスキーの“春の祭典”をバックに米軍との息を呑むやりとり。
戦闘シーンも圧巻。でも、政治家たちのそれぞれの日本を思う、その行動力。たった二万円、しかも一度だけを揉めている今の政治家。いったい何のために政治家になっているのだろうか?そんな事を突きつける、現代日本への大きな問いかけ。素晴らしい映画
圧倒的な臨場感と壮絶なドラマの饗宴
鑑賞場所:TOHOシネマズ日比谷.
座席:C-17.
本作をTOHOシネマズ日比谷のC-17席という、スクリーンが視界の大部分を占める特等席で鑑賞できたことは、この映画の魅力を最大限に引き出す最高の体験でした. 轟音と迫力に満ちた映像が全身を包み込み、まるで潜水艦「やまと」の艦橋にいるかのような圧倒的な臨場感を心ゆくまで堪能しました.
本作は、その映像と音響のクオリティに加え、キャラクター造形においても高い評価に値します. 俳優陣が演じる元海上自衛官たちは、その立ち振る舞いやセリフ回しから「プロフェッショナル」の気概がひしひしと伝わってきます. 特に「やまと」の艦長、海江田の凛とした姿は非常に格好良く、物語の軸として観客を強く惹きつけます.
物語は、主人公である「やまと」が危機を乗り越えていくことが分かっていながらも、次に何が起こるのか、どうやってこの危機を回避するのかというスリルと緊張感に満ちています. このワクワク感こそが、本作を単なるアクション映画に留まらせない所以です.
また、対立するアメリカ側の描写にも一切の抜かりがありません. 彼らもまた優秀で誇り高き軍人として描かれており、「やまと」との対決はまさに「好敵手」との手に汗握る戦いを体現しています. 敵を単なる悪役として描かず、その信念や矜持を尊重した描写は、ドラマの深みを一層増しています.
唯一、惜しまれる点
北極海での壮絶な戦闘シーンは、まさに本作のクライマックスであり、完璧な盛り上がりを見せていました. この時点での私の評価は、文句なしの星5でした. しかし、戦闘後、物語は政治的な駆け引きへとシフトします.
もちろん、この政治劇も退屈なものではなく、物語の重要な要素であることは理解できます. しかし、劇場版としては、北極海での激闘をもって締めくくり、その後の物語はAmazonプライムなどの配信プラットフォームで見せるという選択肢もまた一考に値したのではないかと感じました.
惜しい点があったとはいえ、本作は映画館で観るべき傑作であることに間違いありません. 圧倒的な映像と音響、そして信念を貫く登場人物たちの熱演は、観る者の心に深く響きます. 『沈黙の艦隊』ファンはもちろん、骨太なドラマと迫力あるアクションを求めている全ての人に、自信を持って推薦します.🫡
良い
楽しめました!
映像が素晴らしかったです。おそらく水中のシーンの多くはCGやVFXなのだと思いますが、潜水艦やオーロラや流氷など、とても臨場感がありました。戦闘シーンが多くエンタメとして視覚聴覚的にとても楽しめました。潜水艦という閉鎖空間の中での緊迫感(演技)にも引き込まれました。
映画を見ている観客は、潜水艦の動きをあたかもその場(水中)にいるような視点(本来ありえない視点)で見ることができますが、実際の潜水艦の乗組員は、きっと窓も外の様子を(映画のスクリーンのように)映すモニターもない中で戦っているわけですよね。ソーナーとかディスプレイ上の表示があったとしても、言ってみれば目隠し状態で水中の閉鎖空間内で戦うわけでしょう?映画を見ながら、「もし自分がそんな状況に置かれたら」と想像したら、背筋が凍るというか気持ち悪くなりさえしました。(そのくらい楽しめました。)
次のシリーズがあるのかはまだわかりませんが(あってほしい・・・)、今回のバトルシーンとは打って変わって、各国の思惑が交錯する心理戦が描かれるのだろうか?楽しみです。
(原作漫画は読んでいないのですが、読まずに次のシリーズを待ってます!)
守ることが戦うことである限り 希望もまた争いの中にある
前作は映画館で見て配信でも全部見たので楽しみに今作を見ました〜
やっぱ家での配信じゃなくて映画館で見た方が戦闘シーン迫力あって良かったな😄
今回も溝口さんカッコよかったぜ✌️
政治的なところも面白いしあっという間に終わってしまった感じでした
ちょっと兄弟のシーンはくどい!と思いましたが(笑)
ツダケン良かった!何考えてるか分からないけど信念持ってそうで
地面師のおじいちゃん出てきた!(笑)もしかして刺すとかはないよな…と勝手にハラハラしました
大沢たかおは安定していいですな😄
やまとの問いかけに世界の!アメリカの回答はいかに!うおおおってところで次作も期待!
配信でもいいんだけど映画館で見たいよな~
かわぐちかいじの名作コミックを、大沢たかおが主演およびプロデュース...
かわぐちかいじの名作コミックを、大沢たかおが主演およびプロデュースを務めて実写化した「沈黙の艦隊」シリーズの映画第2作。2023年の映画第1作および24年に配信されたドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」の続編で、原作随一のバトルシーンである「北極海大海戦」と、連載時に大きな話題を呼んだ「やまと選挙」を描く。
海江田役の大沢をはじめ、上戸彩、中村蒼、笹野高史、江口洋介らシリーズでおなじみのキャストが続投するほか、津田健次郎、風吹ジュン、渡邊圭祐が新たに参加。前作に引き続き「ハケンアニメ!」の吉野耕平が監督を務めた。
こんなに引き込まれるとは‼️
金かかっていますね
王騎将軍バリに頼もしい海江田艦長の知略・勇姿を堪能せよ
漫画の実写化なんだから、細かいことは抜きに、原作の世界観に浸って登場人物の活躍を堪能しましょう
原作の海江田四郎は、ひたすら冷静沈着、大胆不敵、という感じでした。
大沢たかおさん演じる本作でも、基本は同じなんですが、なんとなく"あの"王騎将軍がチラついて来て、今にもニヤっと笑って『童シン...』とか言い出しそうな気が...
(自分だけ?)
作品ごとに真剣に役作りに打ち込んでいるであろうプロの役者さんの仕事に、勝手な妄想を被せて見てしまうとは失礼千万
しかし、従来の海江田四郎像に極めて微かな"不気味さ"(いい意味で)をプラス出来たとしたら、これは大沢たかおさんにしかできない、見事な仕事と言えなくもない(ような...)
この男、何かとんでもないことをやらかすつもりじゃ...? という、"内なる狂気"をほのかに匂わせる、絶妙な海江田像が出来上がっていた気がします
前作(劇場版第1作)は、長編ストーリーの出だしにありがちの、人物紹介&顔見世興行っぽい雰囲気があって、面白いけどちょっとどうしたものかな〜という感じもありました
本作はガッツリ海戦スペクタクルや政治家の駆け引きなどが描かれ、エンタメ作品としてパワーアップした感があります
ところで、雑感ですが。
昨今の世界情勢の複雑さを目の当たりにすると、流石に原潜1隻で世の中が大きく変わろうか、というストーリーはマンガ的だな、と感じてしまいます
しかし、そういったストーリーが成り立つには、為政者たちが最低限の"常識"みたいなものを前提にして、それぞれの歴史観、世界観や倫理観に基づいて論理的に判断し、行動する世界、が前提になります
(海江田四郎が、それらの前提や常識を覆したり、揺さぶったりできるからこそのストーリー)
本作では、"世界"と言っても主に日本国内と米国(というか米大統領)のリアクションしか描かれませんが、それでも例えば米大統領の思惑や葛藤が、物語の重要な要素になっていることは確かです
これって、対峙する米大統領がト◯ンプ氏だったら全く成立しないよな~と思いました
良くも悪くも、世界情勢や対立軸がシンプルだった冷戦時代やポスト冷戦時代(〜同時多発テロ発生あたりまで?)が懐かしいな〜と感じる次第です
核の脅威&抑止
風と私の物語
劇場版1作目、ドラマ版に引き続いての鑑賞。
戦闘のスケールがでかいのでスクリーン映えするだろうなーとドラマ版を観ながら思っていましたが、あの尺を映画でやるとなると大変だったと思うのでドラマである程度ストーリーを進めたのは正解だったなと思いました。
序盤から北極へ乗り込み、氷が崩れてくる様子なんかが圧倒的スケールで描かれ、堂々と艦隊の指揮をする海江田艦長の出立ちはまさにボスって感じでした。
どれだけ難しい状況だろうと、どれだけ絶体絶命な場面だろうと顔色ひとつ変えず突き進む姿勢がお見事すぎました。
政治パートは"やまと"を巡って日本国内での選挙や、アメリカでの軍事活動等々多く盛り込まれ、動きがあまり多くないので絵面的な退屈さは申し訳ないですがかなりあり、徹底討論パートも正直弱いしいらんかなとは思ってしまいました。
もちろん後々政治パートが活きてくるんですが、大画面で海戦を観にきた身なので、延々の会話は流石に飽きがきてしまったなという印象です。
大滝さんのアクティブさは面白く、今作で最も魅力的に描かれていたなと思いました。
マスコミサイドの動きは今回はかなり弱く、めちゃくちゃ危ない戦場に飛び込んでいく姿勢は受け入れられないですし、"やまと"に対してのアクションもあまり無かったかなと思いました。
アメリカとの海戦では駆け引きが多く展開され、兄弟艦長の艦隊と戦い、潜ってさらに深く潜って、そして再び駆け上がってという空中戦での動きの訳のわからなさも面白いですが、海中だと動きが鈍くなる分制限されるのに、予想のできない動きをやってくれるので面白かったです。
トドメの一発も重い判断をした上での一発というのも海江田艦長の考えが伝わってくるなぁと思いました。
初っ端から攻撃するでは無く、じっとじっと我慢して、その上で相手を牽制して勝利へ近づくという、映画的な絵面は少し物足りないですが頭脳戦が張りめぐられていて魅入ってしまいました。
対するアメリカはガンガン攻撃を仕掛けているのに、なぜか避け続けられる攻撃に痺れを切らし、その上で自分たちがいつの間にか劣勢に立たされていると焦る様子も対照的で面白かったです。
爆破に巻き込まれながらもアップトリム50で限界まで上昇し、海上へ軍艦ごと飛び出した躍動感は凄まじかったです。
じっと眺められていられるくらいの重厚感があり、再び海に戻った際の水飛沫もこれまた圧巻でした。
最後の決め台詞を決めてニューヨークへ上陸していくのもカッコよかったです。
恐らく続きはドラマでって感じでの終わり方ですが、このシリーズ的にこの形は正解だったなと思いました。
原作未読なのでこの後の展開は分からないのですが、ド派手な海戦や巧みな政治劇があるのなら期待したいなと思いました。
鑑賞日 9/26
鑑賞時間 18:00〜20:30
宝島の次に観るのも何かなと思ったが
米国に対し勝っちゃう海戦に、愛国者でなくてもワクワク
目的は各国の戦闘力を無化させる迄の絶対的軍事力ということなのだが
(政党の本気度も我が国に無いが、やまとに保険をかけさせる思惑は笑える)
何でそれ程までに確信を持てる艦長!
さてこれからどうなりますやら
イッツァガッジィーラ!知っているのか?雷電。
氷山と言えばキンゴジでござる。
それはさておき、軍人や政治家がこんなカッコイイと思ったらアブナイ。北極海では犠牲も出ている。
全体的に薄いんですよね。初めて観ましたが、竹上総理とベネット大統領の貫禄が無い。
ワクワクしました!!
期待度○鑑賞後の満足度△ 娯楽映画として其なりによく出来ていると思うが、話が現代の世界情勢・国際政治からすると余りに古くさくて白ける。まあ同盟国アメリカを相手にするのが限界かな。
①第一作が予想外に面白かったので、鑑賞したけれども、あれから世界情勢や国際政治にいやまして関心と興味を持ったからか、現在進行形で起こっている世界各地の戦争・紛争・対立・分断の報道を毎日TVで見ているせいか、まるで1980sの国際情勢を見せられているようで、かなりローテンションが下がってしまった。
最近出版された『ほんものの中国』や『西洋の敗北と日本の選択』等を読んだり、ウクライナ戦争やガザのジェノサイド、アメリカの分断なんかを見ていると、現代世界はもはや今までのように欧米中心ではなく新しい秩序というか混乱が生まれてきているので余計そう思う。もはや娯楽映画として純粋に楽しめないんですわ。
②「やまと」の北極海での闘いぶりはそれなりに面白いが、“どうせ「やまと」か勝つんでしょ”と思うのであまり緊迫感なし。それがわかっていても手に汗握る演出をしてくれればよいが残念ながら力及ばず。
③国会解散総選挙も現時点での日本政界の現状を鑑みたらなかなか面白いが余りに単純化しすぎ。
日本の政界(だけじゃないけれども)にもっと女性議員がいるべき、と思う身には党幹事長や重要省庁の大臣か女性なのが宜しい。
静かな緊張感
原作を尊重した作風と息を呑む緊張感が素晴らしい
1988 年から 1996 年まで連載されたかわぐちかいじの原作コミックは全巻持っている。2年前に公開された劇場版第一作に続く二作目だが、第一作に続いて東京湾で米国第七艦隊と第三艦隊を相手にしながら日本と同盟を結ぶ部分は、アマプラの配信で描かれているので、それを見ていないと物語の連続性が損なわれてしまい、上戸彩の存在理由などが分からなくなってしまうので、必見である。
北極海大海戦はこの物語の中でも白眉の部分であり、ベイツ兄弟との死闘は戦争の悲劇を読者に強く感じさせる部分である。今作もまた海上自衛隊の全面的な協力のもとで撮影されており、潜水艦の迫力映像は流石である。また、戦闘部分は CG であるが、そのリアリティと迫力は世界水準であり、海外で公開しても非常に高い評価を受けるに違いない。国会や首相官邸も本物を使って撮影されており、とにかく映像のクォリティは非常に高い。
物語は北極海大海戦のみで終わらず、その後の日本の総選挙からアメリカ政府との交渉、更に国連に向かうやまとの姿まで描かれる。ニューヨーク沖では、アップトリム 50 という急上昇によって信じ難い姿を見せてくれるやまとの操艦に非常に魅了される。素晴らしい見せ場の連続は非常に見応えがあった。
大沢たかおは前作に続いてプロデューサーも兼任しており、まさに海江田元首そのものを体現していた。ほぼ司令所に立ち尽くしているシーンのみであり、役者としての動きが封じられた状況であの存在感は素晴らしいものだった。やまとや自衛艦の乗組員の面々も配役が豪華で、前作から変わらず有能さを感じさせてくれている。政府関係者と共に人間ドラマの部分でも弛緩なく見せてくれていて好ましかった。
劇中で流れたモーツァルト最晩年の「アヴェ ヴェルム コルプス」やストラヴィンスキーの「春の祭典」はシーンによく合っていて、絶妙な選曲だと思ったが、オリジナル音楽の出来だけは満足とは程遠いものだった。「相棒」シリーズを手がけている作曲家の劇伴は迫力や緊張感が不足しており、明らかに映像の足を引っ張っていた。エンディングで物語に何の関係もない歌謡曲を垂れ流されたのも神経を逆撫でするだけだった。なんであんな出来の悪い歌を流して映画全体の印象を悪くするのか、全く真意を解しかねた。次回作では絶対にやめて頂きたい。
原作を尊重した演出は見事であり、その一方で、原作になかったベイツ兄弟の子供の頃の回想映像は、失われたもののかけがえなさを問いかけていて胸が打たれた。潜水艦の閉塞性は映画館との相性が良く、昔から「潜水艦映画に外れなし」と言われて来た。本作もまたその例を加えることに貢献した素晴らしい傑作で、映画館で観るべき作品である。
(映像5+脚本5+役者5+音楽3+演出5)×4= 92 点。
政治パートが面白い
2025年劇場鑑賞258本目。
エンドロール後映像無し。
4DXで鑑賞したので「衝撃に備えよ」でみんなで手すりにつかまっていました(笑)
前作はそれで完結すると思っていて観ていたのでとんだ肩透かしを喰らいましたし、ドラマ版があると聞いて映画版はそのダイジェストと聞いてますますなんだよ、と思いました。で、ドラマ版を見たのですがこれダイジェストとかじゃなくて話半分じゃん!映画しか観てない人にはこの映画かなり意味不明だと思います。フジテレビで一応ドラマの総集編やって(他の局みたいにもう1週前になんで放映しないんだよ)映画本編の前に短いあらすじありましたけど。
そういう配給側の不親切は置いておくと、今作はかなり分かりやすい内容になっていて、目的地に向かう潜水艦の戦闘パートと、その潜水艦にどう日本として向き合うかの政治パートに分かれていて、自分は政治パートがかなり楽しめました。笹野高史演じる首相がボケガミと呼ばれていたとは思えない程いい首相で、たまたまこの人だったからやまとの主張も通るのであって、他の人だったら成り立ってないなと思いました。
全369件中、301~320件目を表示














