「『やまと』が空を飛ぶ・・・⁉」沈黙の艦隊 北極海大海戦 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
『やまと』が空を飛ぶ・・・⁉
かわぐちかいじの原作コミックの実写映画化の第2弾。その後、Amazon primeでもドラマ・シリーズ化され、シーバット『やまと』とアメリカ空母艦隊との、一触即発の臨戦態勢となった『東京湾大海戦』の続編。今回は、その戦闘舞台を北極海の厚い氷の下に移し、いよいよ『やまと』とアメリカ原子力潜水艦との戦闘の幕が切って落とされる。
日本とアメリカの極秘ミッションで開発された、原子力潜水艦『シーパット』を奪い、世界平和の為、政治と軍事を切り離し、軍事の世界統一を訴えた海江田四郎。核を保有した『シーバット』を『独立国やまと』として建国を宣下し、アメリカだけでなく、全世界に宣戦布告した。そして、『東京湾大海戦』で、アメリカ艦隊との攻防に勝利し、ニューヨークの国連総会へと向かった。
本作は、ニューヨークに向かう途中のべーリング海で、『やまと』を待ち構えて迎え撃つ、アメリカの最新鋭の潜水艦2機との、本格的な潜水艦バトルが繰り広げられる。日米安保でこれまで確固たる同盟を結んできた日本とアメリカが、いよいよ戦闘というのは、正直、今のこのきな臭いご時世には、フィクションでは通じない恐ろしさも感じた。しかも、『やまと』がアメリカ潜水艦を撃沈、圧壊という、ショッキングなシーンと、日本政府が『やまと』を支持すると表明する辺り、アメリカ国民には、どう映ったのだろう…。
作品としては、個人的には1作目の方が面白かったと感じた。Amazonがバックについているだけあり、それなりの作品に仕上がっていたし、決して面白くないわけではない、但し、バトルシーンにおいて、『ハンターキラー』の様な潜水艦バトル映画と比べても、その緊迫感やバトル・アクションという点では、物足りなさを感じた。日本政府幹部たちの交錯するシーンは、息抜きにはなるが、もっとハラハラ、ドキドキするような激しい潜水艦バトル・アクションを臨んでしまう。その中で『やまと』が空を飛んだのは、なかなか斬新だった(笑)
出演者は、海江田四郎役の大沢たかお、竹上総理大臣には笹野高史、官房長官・江口洋介、テレビ局を首になった市谷裕美を上戸彩、日本政府メンバーとしては津田健次郎、夏川結衣、風吹ジュン、酒向芳等、これまでの流れと変わらないメンバーが揃っている。但し、前作でも感じたことだが、アメリカ人俳優は知らない人ばかり。大統領とか艦長役として、誰もが知るハリウッド俳優が出演していれば、少しは内容に深みも出たように思うのだが…。
本当だそうですね!
アメリカ大統領役だけでもハリウッドスター誰か演ってくれてたら重さ深み、全然違った印象になりますよね!
親日家でお安く出てくれる人で適役の人誰かいるかな〜って考えちゃってます。
でも本シリーズなら男性の大統領が良いな。
誰かいるかな〜って私が真剣に考えても実現しないけどww
家事の合間でも考えてしまってますw



