「もしかしたら「やまと」は、多くの日本人が心の中で望んでいる国防の形なのかも知れない。」沈黙の艦隊 北極海大海戦 おつろくさんの映画レビュー(感想・評価)
もしかしたら「やまと」は、多くの日本人が心の中で望んでいる国防の形なのかも知れない。
前作の「沈黙の艦隊 東京湾大海戦」の公開が丁度2年前だったので、内容の記憶がおぼろげになっていましたが、オープニングで前作のダイジェストが一気に流されたのは、親切なうえに本編の始まりに期待を持たせる良い効果になっていたと思います。
前作で東京湾から行方をくらませた独立国「やまと」は、国連総会に出席するためにニューヨークへ向かいます。その航路が良く考えられていて、東側諸国もNATOも手を出しにくいベーリング海峡を通ることになりますが、「やまと」との協和など少しも考えていないアメリカが攻撃をしかけるのは織り込み済みです。
元々「やまと」はアメリカが建造した原子力潜水艦なので戦闘能力は丸裸です。そこでアメリカは最新鋭原子力潜水艦2隻(艦長は兄弟)を北極海に向かわせて「やまと」を葬り去ろうと画策しますが、アメリカはここで誤算するのです。同じ兵器でもそれを操る人間の知力が上回れば、当然勝算は「やまと」に味方します。
軍事ヲタクの端くれの自分もこの場面では大興奮しました。海上に浮かぶ氷塊やアクティブソナーなど、直接攻撃以外の方法でアメリカの2隻の潜水艦を翻弄します。「やまと」の提案した停戦案に応じなかったアメリカ軍に対して「やまと」は魚雷を発射しますが、満身創痍の弟艦は魚雷に体当たりして自決を試みますが、間に合わせることが出来ずに兄艦を撃沈させてしまいます。ここで笑えたのが「ノーマン・ベイツ」という兄の名前。原作を読んだのが昔なので、こうだったっけ?と記憶を辿るのに必死でした。
ようやくニューヨーク沖に到着してみたものの、お約束のアメリカ第二艦隊が待ち構えています。ここでの戦闘シーンはちょっと尋常ではないものなので割愛しますが、ここでも世界最強の空母打撃群を制した「やまと」は、国連総会へのキップを手にするのです。
原潜の戦闘シーンは非常にスリリングで原作の良さを引き出していたと思います。原作は最後まで読んでいない気がしておりまして、ちゃんと完結したのか覚えていないです(笑)
コメントありがとうございます😊
あそこツッコミどころだったんですね(笑)普通に受け入れて感動してましたー😂
前作が「続きは配信で!」エンドだったので観ようか悩んでましたが、楽しかったです✨今後の展開が気になりますね👀
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