劇場公開日 2025年9月26日

「あり得ないけど、面白い」沈黙の艦隊 北極海大海戦 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 あり得ないけど、面白い

2025年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ドキドキ

前作の劇場版を観て、存在感際立つ大沢たかおに見惚れたので、続編公開と知って迷いなく観賞。しかし、前作と今作の間にPrime Videoドラマシリーズが有ったことは観賞後に初めて知った。確かに「え、そんな話あったっけ?」という部分は有ったのだが、最近シリーズもの観賞で前作の内容の記憶が欠落しているのはごく当たり前なので、「あれ、また忘れてる」と思っただけで、中抜けでも十分楽しめた(笑)

【物語】
日米で極秘開発された原子力潜水艦の艦長海江田四郎(大沢たかお)および海江田を信じる部下達は核ミサイルを搭載した処女航海において自衛隊の指揮下から離脱し、独立国「やまと」を宣言。やまと撃沈を図ったアメリカ第7艦隊を撃退する(ここまでPrime Video)。

海江田は世界平和のための新たな世界的枠組みを提唱するため国連総会出席を宣言し、北極海経由でニューヨークへ向かう。やまとをテロリストと見るアメリカのベネット大統領(リック・アムスバリー)はニューヨークに来る前に沈める指示を出す。日本ではやまと支持を訴える竹上登志雄首相(笹野高史)が新党を立ち上げて解散総選挙に打って出る。海渡真知子(風吹ジュン) 幹事長率いる民自党らと日本の防衛、舵取りを掛けた大きな戦いが始まろうとしていた。

やまとがベーリング海峡に差し掛かったとき、やまとの背後に一隻の潜水艦が迫る。それは、米軍のやまとと同等以上の能力を持つ最新鋭原潜だった。やまとは海江田の指揮の下、米潜水艦撃退に挑む。

【感想】
冒頭に書いたとおり、自分頭の中では展開に欠落は有ったものの、前作での作品の雰囲気だけは記憶していたので、スンナリと話に入って行けた。

今作でも、大沢たかおがいい。面構えだったり、動じないリーダー像がカッコイイ。
戦闘中のクルーの緊張感もなかなかのものだし、間違いなく100%CGの海中映像も「邦画の予算でここまで制作できるようになったんだ」と思わせてくれて、嘘っぽさを感じさせない出来。

嘘っぽさと言えば、日米政界の動きとか、潜水艦一隻で米軍防衛網を翻弄することはあり得ないとは思う。だけどそれでも、白けることなくスクリーンに没頭させてくれるだけの映像・演技・演出がある。

本作を期待以上に楽しめたので、AMAZON Prime会員になるか、仕方ない(笑)

泣き虫オヤジ