劇場公開日 2025年7月25日

木の上の軍隊のレビュー・感想・評価

全189件中、21~40件目を表示

4.0帰りたい。帰ろう。

2025年8月17日
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鑑賞方法:映画館

誠実な映画です。戦争を描きながら、そこから教訓めいたものを抽出しようとしていない。心の底から「帰りたい」と絞り出されるまでと、それに対して「帰ろう」と心の底から応答するまでが丁寧に描かれます。私は「帰りたい」に対する応答の「帰ろう」を持っておきたい。それにはラストの2人の表情を忘れないでいることなのだと思ってます。

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定点カメラ

4.0戦いとは!

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

戦争と言ったら、広島、長崎原爆投下をすぐに思い出しますが、その前には国の為にさまざまな軍隊が存在し、その人の想いが詰まった話です。軍隊経験者なら死ぬまで脳裏から離れないでしょう。

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ちびお

4.0終戦間際の悲惨さがよく表現されている

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

終戦の日にこの映画と雪風を梯子しました。
映画製作費という点ではこの映画の方が低予算であることは誰でも理解できるが戦争の悲惨さや平和ボケした現代人に伝えたいことは断然こちらの映画に軍配が上がる。
上官の堤真一と島の若い兵隊の山田裕貴のほぼ2人のストーリーながら、戦争がもたらす悲惨さ、失うもの守るべきものなど、いかなる理由をつけても戦争はしてはならない事は伝わります。
山田裕貴の演技にリアルが伝わります。台詞の一言一言が現代に生きる平和ボケした私達に伝えたいことが表現されていて凄く入り込めます。
こんな日本のために生命を捧げたなんて思ったら戦没者はどう思うだろうかとさえ考えさせられます。

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梅じんの相棒

4.0極限状態は短くても長くて人を殺す。 自分で課したら自分で解除出来な...

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

驚く

極限状態は短くても長くて人を殺す。
自分で課したら自分で解除出来ないしね。
事実知ったからって帰れるか問題はあるね。
一人だったら自然に潜んで現実を見ないほうがまだマシかも。状況によってはそれを選ぶかもしれない。
奇妙な絆だったけど二人だから生きられたのかもしれない。

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とり

3.52年掛けて、「お国の為に死ぬ」のではなく「家に帰る」を選んだ

2025年8月15日
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難しい

「ビルマの竪琴」と言う作品のラストでも「一緒に帰ろう」と日本へ戻る仲間達が水島上等兵へ訴えていた。戦地に向かうことは、ある意味で「一方通行」だから『帰る』は選択肢に入っていないのだろう。
上官が「帰ろうか」と発した時、やっと彼の顔が柔和になったようだった。
映像としては悲惨さが抑え気味だったように思えるのが残念だが、山田裕貴が凄く輝いていた。

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ちゃ坊主

4.0帰る場所がある幸せ

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

地元では上映していなかったので、なんばで鑑賞。
大阪で平日のお昼間ということもあり、ご高齢のおじいちゃんおばあちゃんがたくさんおられ、こちらでは経験できない客層でびっくりしました!
都会っていいなあ。
そして、ジャンル・知名度的にも、映画好きな慣れた方たちばかりなのでしょう、すごく静かでした。
私の片方の隣はおじいちゃんだったのですが、身動き一つせず、呼吸音もなくあまりに静かだったので、心配になったほどでした。
でも映画が始まり、笑いのツボが私と同じで、同じところで何回も笑い、なんかほっこり安心しました笑

元々の脚本は舞台の脚本のため、ジョークが舞台よりでした。
そのジョークのおかげで、残酷な苦しい内容も、ふっと気持ちが緩められる瞬間があり、見続けられました。

役者さんたちも、ストーリー構成も、舞台よりでしたが、堤さんの演技が流石すぎて上手すぎて、素晴らしく映像で、自然とすっと入ってくる、違和感ないお芝居で上手すぎました!!
山田裕貴さんは、場の空気を軽くするプロですね!
なのに、真剣な真面目な演技は本当に真剣で、ボロボロ泣いてしまいました。
綺麗で純粋で飾らない演技で素晴らしかったです。

今の生活を壊したくない気持ちになる映画でした。
今は平和なんです。
ありがとうございます。

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中村あ

4.0主人公の気合

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

私が幼い頃は残留日本兵の方が帰国したというようなニュースがあったのですが、現在は元日本兵の方もほとんどおられない状況になりました。
本作ではリアルに日本兵の状況が描写されており、特に主人公の痩せ具合や極限状態での声量に感銘を受け、戦争の記憶を次の世代に語り継ぐ必要性を感じました。
内容としては敗戦後の描写が主だったので、もう少し冒頭で主人公の友人家族や戦闘の描写があれば、なお、良かったと思いました。

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あめあめ

3.5海が見たい

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

セイジュンが言う
「死ぬ前に海が見たい」
戦争で何もかも変わり果てて
しまったが

海だけは変わらないから

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H1DE!

0.5評価⭐️すらしたくない

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

単純

全く⭐️が無かったら観たことにはならない、せめて評価するなら0.5です。
舞台劇は観たことはありません。
もちろん原作は未読です。
映画化するのならそれなりの覚悟が必要なのではと思わせる作品でした。

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クロレッツ

4.5これが戦争。

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

戦後80年
80年でこんなにも国は発展し、様相が変わるのかとも思った。

ちょうど沖縄本島に新しいテーマパークもオープンして、「観光客のみなさん!楽しんでいってね!」という感じを受けますが、80年前はこんなに穏やかで、いい意味で何もない場所だったんですね。

さて、映画について。
序盤の地上戦へ向かう場面は、やはりとても辛かったです。
大切な人が目の前でどんどん死ぬ。
そんなことが本当に起きていたのかと信じられないですが、人が爆弾や拳銃で殺される場面なんて想像できません。

木の上で、いつ殺されるかと思いながらの2年間。
殺されたくない、死にたくないと思いながらも、鬼畜米兵たちへの憎しみや怒りは一瞬、自分の命を賭してでも殺してやりたい。と思うものなのだろうなと思いました。

後半、意識が朦朧となり夢を見るシーンは毎回泣けてしまいました。この夢の中で死ねたら幸せだろうとか、一緒に死ねたら幸せだっただろうとすら思ってしまいます。
そして生き残った人たちは一生戦争の中で生きていくことになりますよね。
人を殺し、大切な人を殺された世界で生きることはどれほど辛いだろう。
でも生きたい、死にたくないと思うのは生き物の性でしょうか。

過去の戦争も、今の戦争も、未来の戦争も全て無くなればいいのにな。

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ra1k1ch1

3.5ここにいたいよ。

2025年8月13日
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戦争に対する考え方も構え方も違う二人。ガジュマルの木に守られながら、身を潜めながら心を少しずつ通わせていく。もし、何らかの形ですぐに終戦を知ったら、二人はあっさりとお別れをしていただろう。なんとも複雑だ。ながいながい二人だけの戦争が、絆を紡いだのだから。

家に帰ると元気な母と戦友がいた。…おかしい。

そのことに気づく場面がとても切なくて
グッ…、、と声を詰まらせてしまった。

“目を覚ましたくない…ずっとここにいたい……”

自分が彼だったら…と考えたとき、
誰しもが皆、同じことを思うだろう。

「帰ろう」

母も戦友も亡くしてしまった。綺麗だった海も地も、もう元には戻らない。絶望のなか、波の音しか聞こえないひとりぼっちの故郷で自分以外の声が聞こえる。

ひとりじゃない。絶望せずに、生き抜いて。

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羊

4.5観てよかった

2025年8月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

山田裕貴の演技が素晴らしかった。
激しい戦闘シーン等の映像からでなく圧倒的な演技で戦争の悲惨さが伝わってきた。
正直あまり期待していなかったが観てよかった。
主人公2人の声のバランスがよくてストンと入ってきた。

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しおん

4.0悲しい現実

2025年8月11日
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鑑賞方法:映画館

自分たちの生まれ育った土地を戦場にし人を殺す。
「もう元には戻らない」という言葉が重かった。

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カイ

3.5 残った者の葛藤。

2025年8月10日
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鑑賞方法:映画館

 実話を元にした作品なので作品自体のコメントは、抑えます。
……堤さんと山田さん。か~んぺきにはまり役でした。この作品で変わるペアを探し当てるのは先ず無理でしょう。
 狂気と復讐と責任と後悔と意地と望郷。それからなんでこんなに強かったのか、
それを会話の仕方は言うに及ばず単に表情だけでも表現しているのはすごいと思いました。
 是非劇場をオススメします。
 …最後に第二次大戦を題材にした作品なので創作したものとは違い、キワドイシーンはより現実的に感じところがあります。

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しおくん

3.5演じ切った主役2人に拍手

2025年8月10日
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鑑賞方法:映画館

平一紘監督作品。太平洋戦争末期、沖縄の伊江島で終戦を知らずに2年間過ごした二人の兵隊。その実話をもとにした同名の舞台劇を映画化。

激戦地となった伊江島で、たった二人だけ生き残った上官と部下。ガジュマルの木の上に隠れ、援軍が来て反撃に転じる日をひたすら待つ2年間を描く。

戦争における異常な心理状態、時が経つ中の二人の葛藤、食料に困り痩せてやつれていくさまを堤真一、山田裕貴が好演。ほぼ全編にわたり、主演の二人が演じる中、飽きさせず展開するよく出来た映画作品。

監督はじめ沖縄のスタッフが多数関わることで、熱量のある作品に仕上がっている。実話をベースにした戦争映画としては、適度な重さがあり、エンタテインメントとしても良く出来た作品。

横井庄一、小野田寛郎を知るシニア世代にとっては、興味深さを感じる映画。

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Toru

3.5期待したほどではなかったかな

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

ドキドキ

土曜の夜で客席は半分以上埋まってました。
木の上で生活を始めるようになるまでの戦争シーンは、沖縄戦の悲惨さや戦争に巻き込まれる島民の苦難が観てて辛かったです。
木の上で2年間どうやって生き抜いたのか、想像とはかなり違うシーンもあり、客席から笑い声が聞こえるシーンもありました。

全体的に悲壮感に満ちた映画をイメージしていたので、ちょっと思ってたのとは違ったかなー。そこまで感動して泣けたりはしなかったです。

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さかこる

5.0原案舞台作品なのですが映画はリアルで胸に刺さる

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

初演 の舞台は藤原竜也と 山西惇で再演は松下洸平でした。めちゃ面白いんです。
映画は舞台と人間関係がちょっと違いセリフも違うのですが、映画はやはり映像がリアルで凄い映画、見て欲しい映画だと思いました。戦争は絶対反対です
アメリカはデザートの為にアイスクリーム製造機を持ってきてたと昨日テレビで言ってた
誰が戦争を起こし、国民の殆どは何故抗えなかったのかずっと考えていきたいなと思った。
山西惇と松下洸平が参加してておー!でした。2人が出るなら藤原竜也も出て欲しかったな

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ぽんこ

4.5予告を見ていた時の想像より、思いのほか楽しめた逸品

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

正直、予告を見ていた段階では映画の作りあがりに少し不安を抱いてました。

・横井さんや小野田さんじゃあるまいし、国内にいて2年も終戦に気付かないなんてあり得るのだろうか?
・木の上のサバイバル生活がクローズアップされて目を覆うようなシーンばかりなんじゃないだろうか?
・大元の舞台劇なら成立しても一本の映画としてリアリティは大丈夫なんだろうか?

これらの心配は杞憂でした。
戦争ものとして一定の悲惨さや重さはあるものの、要所要所にコミカルなシーンが挟まれて、観ていてつらくなりすぎるシーンはありませんでした。それでいて主演二人の好演に加え、脚本や演出の巧みさにより、当時の置かれた環境の過酷さやあの生活から抜け出すことの難しさなどはしっかり描かれていたかと思います。

戦争を描く作品は多いものの、その背景の主張を強く打ち出しすぎず、ある種の軽やかさも持ち合わせる作品は映画として、とても貴重だなと強く感じました。

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よして

3.0期限の無い戦い

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

をたった2人でしている様なものですから、辛いですよね。年齢も育ちも考え方も何かも違う2人だから、お互いに制御がきいて長い期間の戦いになったのですね。極限ならあんなものでも飲み食いできてしまうのですね。

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ごっとん

5.0生きるとは食べる事

2025年8月7日
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リー・マービンと三船敏郎の「太平洋の地獄」を彷彿されました。立ちションのシーン等そこそこにオマージュを感じました。戦場は兵士には、生きる、只々それだけの一念の場所、ですね。

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