「自分の故郷が戦場なること、その悲しみ」木の上の軍隊 ヒロキさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の故郷が戦場なること、その悲しみ
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本作鑑賞前に、たまたまyoutubeで都道府県別戦死者数(軍人民間人別、人口比で区分)の動画をみた。この動画の正確性は確認しておらず恐縮だが、圧倒的に沖縄、広島、長崎の戦死者が多い(動画では軍人は出身県でカウント)。本作の舞台、沖縄は核攻撃を受けたところよりも人口比では、人が亡くなっている。山田さんが演じる若い兵士は飢えや死の恐怖に耐えながら、海を見ることを切望し、故郷の丘が人殺しの舞台となったことを悲しむ。本作を見るまでもなく、沖縄、広島、長崎を忘れてはならないが、本作で描かれる沖縄の方々の悲しみを知らないふりをしてはいけない。まだ1度目の鑑賞だか、複数回観たいと思いました。
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