「どうやって暮らしてたのかがわかって良かった。」木の上の軍隊 ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
どうやって暮らしてたのかがわかって良かった。
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・木の上に隠れて、上官がアメリカ兵の食事を普通に食べた辺りからアメリカ兵が廃棄したものを嬉々として吟味して充実しているように観えた辺りが元気があってよかった。スパゲティを缶に入れて外へ置いていく感じ、凄いなぁと思った。
・どこからも弾が飛んできてあっさり死んでいく仲間たちの姿が可愛そうだった。
・与那嶺の家族が爆撃で亡くなって絶望して身動きが取れなくなっていたのに、木の下で亡くなっていて驚いた。
・ソテツを食べると死ぬけど、あく?を抜いてから団子にして食べられるんだとかが興味深かった。セミが美味しいという話をしていたので食べるのかと思ったら食べなかった。
・随所で方言も多くて時折なんて言っているのかわからなくて少し困惑してしまった。ラストで上官があげおーだったか叫んで主人公に近づいて行った。宮崎の方言で、死ぬな―って言ってるのかと思ったら、主人公の苗字を叫んでいたことにエンドロールで気づいた。どこかで言っていたのかを聞き逃していた。
・序盤の上官の軍人感が凄くて、特にアメリカ兵の食事が体に入ることがおぞましいというようなことを言っていて、明治か大正生まれらしいセリフだなぁと思った。4毒の食事だけど、毒でも死ぬよりはと思った。とはいえ、戦後に日本は欧米食で病気が増えていってるわけだから、複雑な気持ちになった。
・木の上でどうやって生活していたんだろうと思っていたけど、そういう事だったのかというのが分かって良かった。
・自分の島が戦場になって母親も気がおかしくなって悲惨な主人公が近くにある海がただ観たいっていうのが切なかった。
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