「日本国内に居て、終戦を知らずに2年も隠れ続けた2人の日本兵の話」木の上の軍隊 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
日本国内に居て、終戦を知らずに2年も隠れ続けた2人の日本兵の話
というオーソドックスなタイトルにしてみました。日本国内に居ながら2年も終戦に気付かないなんて噓みたいな話が、沖縄の伊江島で実際にあったそうです。南方の島に一人残され、終戦後30年近くも潜伏を続けた横井庄一さんと小野田寛郎さんの事を、今の40代以下の人は知らなかったらピンと来ないかもしれないですね。映画館は結構混んでいましたが、観客は50代以上しか居ないように見えました。
山下少尉(堤真一)と安慶名(山田裕貴)。山下は安慶名を「おい」と呼び、安慶名は「上官」と呼ぶ関係です。米軍に包囲され、ガジュマルの木に隠れて過ごすうちに、2人の心が徐々に通い合い、関係性が変わってきます。
「僕も上官も、最初から狂っていたのかも…」戦争の狂気の表現は控えめで、中学生でも観やすいと思います。樹上のシーンが多めですが、退屈ではありませんでした。
堤さんはもちろんですが、山田さんの演技が素晴らしく、観ごたえがありました。
8/5追記
沖縄戦に関係があったかどうかは覚えていませんが、元米国軍人の証言です。
「奴ら(日本兵)は爆弾を抱えて体当たりしてきて、『天皇陛下バンザイ!』と叫んで死んでいくような狂信者だから、殺すことをためらう必要なし、と我々は教えられていました。しかし、そんな一人を捕虜にして、持っていた財布の中身を確認したら、中には赤ん坊を抱いた若い女性の写真が入っていました。彼らは狂信者などではなく、我々と同じ人間なんだと知って、私は泣きました。他の者も泣きました」
戦争は人間を、人生を狂わせると心から思います。
土佐日記とは、また渋い。では、をとこもしてみむとてするなり。淀川長治、水野晴郎、増田貴光、おすぎ……解説者が皆ゲイという流れなら、おネエレビュアーでもやりますか〜 改名して。
ちょっとした誤解、とかじゃなくですか?それじゃあ、きっと○○設定なのだ、という事にしましょう。古くは土佐日記の女性設定ですね。序文しか知りませんが。現代なら、こりん星人設定(現在は解除済)とか、「ババンババンバンバンパイア」のバンパイア設定(本人は正直に話しているのに周りが勘違い)とか。
私は今オバサンですが、これからもっと年を取ってもばばあにはならずにずっとオバサン設定で行きます。
寄せられたあるコメントから相当過去に遡っていろいろ読んでいると、偶然ある一文を発見。○○映画を○○年に観たというもの。件の”あの“ちゃんが予想通りの歳だと分かりました。騙されました。🤐見栄なのかな〜
大吉さん、山田さんの表情、色々な感情を物語っていましたね。帰る家も家族も無くなって、自分もかつての自分ではない。それでも帰る。決意というより悟りのようでもあり、解放された喜びをかみしめているようでもありました。
Mさん、きっとそうなったと思います。沖縄の方々が自分たちは捨て石にされたと思うのは当然だし、実際そうですが、軍の上層部が守りたかったのは軍とおかみだけですから、九州も四国も北海道も戦争が続いていたら、同じ運命だったと私は思います。領土はなるべく減らしたくなくても、国民の命は守る気が無いですから。兵隊も捨て石で、上官はそのことに薄々気が付いていたと思います。
ゆり。さんへ
堤さんはドラマで楽しい役をされているのはよく見ていました。
私は実際に本土決戦となった場合、沖縄のような出来事は各地で起きたのではないかと考えています。
ゆり。さん
共感&コメントありがとうございます。レビューに書いた通り不得意分野なのでレコメンドなければスルーしてたかもしれません。ホントありがとうございました。
削除と、レビューを書いてる途中で文章が消えてしまう、というのは、私もありました。同じような事を書いてる人がいるのにどうして自分は消されるんだろう、とか。削除の基準が分からないですよね。
コメントを自分で取り消すとか、ブロックとかは、私はここを始めて何年か経ちますが、やり方を知らないです。くだらないコメントしちゃったなあと後悔する事はよくありますけれども。
ノーキッキングとして半年あまり経ちますが、いろいろありました。削除も何度かアリ。機嫌を損ねた女子が過去の共感&コメントを全部取り消して”ブロック”とか、今日もこのボケ!と言われたり😅 まあ、気にしませんが……
え~ハエ⁉ それには賛同しませんよ~
私は絡まれたりしたことはありませんが(それっぽいのは1回あった)、数年前の一時期、謎の共感ラッシュを受けた事がありました。私は極端な星をほとんど付けないから、評価の操作でもないし、なぜなのか分からなかったです。
その当時は、共感のお知らせで相手方のアイコンが大きく表示されていた時で、下ネタみたいな気持ち悪いアイコンも幾つかあって、もしかしてセクハラの1種かもと思い(勘ぐり過ぎ?)オバサンですアピールをしたりするうちにそれは無くなりました。映画.comさんが消してくれたと思います。アイコン表示も小さくなりました。他の人にもあったみたいですが、女性だけにだったんでしょうか。あれは何だったんだろう。
吉里吉里人! 懐かしい。純文学オンリーなのですが、これはちょっと面白かった。そういえば、井上ひさしの奥さんもユリさんでしたね。(最初の妻)
まあ、件の彼氏の他にもマウントをとりにくる輩が何人も居て、かかってこいや〜って感じで、ハエ叩きを愉しんでます。
海岸のシーンはすごく良かったですね。「軍人」から「人間」に戻った…本当ですね。山下少尉のキャラクターは戦争の中で形成されたのだと思いました。戦争が無ければ、ちょっと頑固だけど家族思いの普通のおじさんだったでしょうね。
共感&コメント、ありがとうございます!
海岸のシーン、素敵でしたよね。
海に消えた足跡を見て絶望していた堤真一が、
遠くに山田裕貴を発見し、ついに、「軍人」から「人間」に戻ったようすが印象的でした。
最初は何と言ってるか聞き取れず。
エンディングロールを見て、「安慶名」と分かりました。
この映画、どう終わらせるのかな??
なんて不安を抱いてましたが、余計なお世話でした。
素晴らしいラストでしたね!
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