劇場公開日 2025年4月11日

「今、アナタは演技していますか?」シンシン SING SING Lhowonさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0今、アナタは演技していますか?

2025年5月2日
PCから投稿

ドキドキ

刑務所内の更生プログラムとしての演劇。
実はを元に、実際の元受刑者が演じる。
手持ちカメラで、ドキュメンタリー風に撮影。

あまりにも『悪い』顔をしていたら、本物でした。
演技がうますぎます。
これが、むしろ違和感に感じました。
審問官と同じ感想です。何だか、嘘っぽい。

それこそ、コメディーにしてみるとか、ミュージカルにした方がよかったのでは?
ドキュメンタリー風にするなら、ドキュメンタリーを撮れば良かった。
最後に記録映像の生き生きした感じがないのですよ。
劇のセットも出来過ぎでしょう。

これは、映画自体の問題ではないかも知れませんが、
ほとんど黒人の受刑者がかなりシェイクスピアの知識がある。
劇伴も含めた音楽が、白人的すぎる。
そう思ったら、監督は白人でした。
アメリカ人が教育の成果としてかなりシェイクスピアが浸透しているとして、
自分たちの文化ではないことを基板としているのは、滑稽に見えました。
もちろん、奴隷として連れて来られた時点で、文化を奪われているとも取れますが。
音楽は普通の『感動作』っぽく、こちらも彼らの生活と密接な感じはしません。
もちろん、重犯罪を犯す黒人が、戯曲やクラシック音楽と親しんでいてもよいのですが。

以上のように、良くできているのに、いろんなところに違和感があるというのが感想です。
気なら無いなら、良い評価を付けられると思います。

Lhowon
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