近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
全476件中、41~60件目を表示
タイトルなし(ネタバレ)
オカルト雑誌の編集者・小沢(赤楚衛二)がベテランライターの瀬野(菅野美穂)に泣きついてきた。
特集を担当していた先輩の編集者が突然、書きかけの原稿を所持したまま姿を消したのだ。
手元に残された資料をもとに特集を短期間で仕上げなければいけない、と。
調査を進めると、資料すべてが「近畿地方のある場所」を指し示しているように思われるが・・・
といった物語。
前半は資料検証のモキュメンタリーホラー。
怖い描写も多いが、すべては過去譚。
まぁ「何か怖いことが起こるんでしょう。が、主役二人には関係ないよね」と高を括れる。
物語を前進させる「運動性」に欠けているため、怖い描写が続いても、次第に退屈してきました。
後半は二人の調査物語。
時間軸どおり、物語が前進するので、運動性と面白さを取り戻す。
諸星大二郎的な結末は、画面・造型も含めて結構好きだが、「ウソー!」 と意見も分かれそう。
息抜きシーンも取り入れた『ヒルコ/妖怪ハンター』が懐かしい。
最後何してんねんーーー
原作小説読了済み
原作小説は読んでいるので、映画を見るのを楽しみにしていました。
資料の作り込みは完成度が高かったですね
でも原作を読んでいる人間からすると、やっぱり最後のオチは腑に落ちないです
最後のデカいましら様を見た時は、思わず笑いが出ました。
後半がファンタジー
前半はミステリーぽいホラーだったのに後半いきなりファンタジー系のホラーになるので頭が若干混乱しました。構成がツギハギな印象だったので順番を入れ替えて再構成したらもっと面白く感じたかも?
特に絵本の内容をアニメで説明する場面をもうちょい早めに入れてくれたら頭の整理がつきやすかったと思います。
ホラーとしてよりミステリーとして楽しみたかったけど、ラストはなんかジブリのコダマみたいなのが出て来てちょっと笑っちゃった。
面白いところはあったけど、消化不良感を残したまま観終えたので星は☆☆☆で。
オカルト誌の記者ってタフだなぁ…
石が出てくるまでは面白かった。
序盤から不穏な空気が漂っていて、ドキッじゃなくてゾクゾクする。
ショッキングな映像やエピソードがふんだんに挿入されているが、全ての伏線を回収したかと言えばそうでもないような気がしてる。
編集長の失踪後のエピソードなんかまさにそうで、あの状態が消化できない。彼的には真相に近い確信を得た状態なのかもしれないけれど不可解なのである。
片目が抉られてる状態で、半狂乱で獣じみた妻がいる。
この状態は何とリンクするのだろうか?
にしても、オカルト雑誌の記者はタフだなぁ。
目の前で人が2人も死んでるのに、取材優先だ。倫理観を置き去りにせねばやってられないのだろうか?
1人は飛び降り自殺で、1人は自ら顔を串刺しにする。
…とりあえず通報なんじゃなかろうか?証拠のビデオもあるわけだから。
この前後くらいからなんだかズレてくる。
振り返ってみると、首吊りにまつわる呪符と石関連の話は接点がないようにも思う。
赤い服の女性が母親で、あの呪符の起点だとしたら、彼女とまさる石の接点が薄い。どこかであの宗教と結びついてあの呪符が形成されたのだろうか?
猿を「ましら」とも言うし、昔話を紐解くと恐ろしい真実に辿り着くなんて事も小説のネタになってたりもするから、まさるが人ではなく、山猿の妖怪が正体であったとしてもあの造形の意図が見えてもこずで…転がる柿は何とリンクしてたのだろうか?
身代わりが必要って伏線はあるものの、まさる石の話には生贄の話は出てこない。亡くなった母の代わりに嫁をもらえと至極当然な話が展開される。
なんせ色々と好奇心をくすぐられるエピソードが石以前には展開されるはする…。
物語中、「了」が先だっけど、本来は「女」が先にあって、それがまさるの呪符で、あの宗教の札みたいなもので、あの赤い服の母親が「了」と書き換えたとか…で、首吊りの家の少年も赤い服の母親も、実はまさる石に願いを請うた犠牲者で、生者になんとかメッセージを伝えようとしてたとか…じゃあ商店街の失踪した家族は何を願っていたのだろうか?とか。落とし所が定まらない感じ。
え?考察系オカルトみたいなジャンルなの?
「見つけてくれてありがとう」は誰の言葉だったんだろうか?まさるなんだろうけど、その意図がリンクしないようにも思う。
そもそもまさると首吊りは接点がないとして、流布された後、大衆によって変貌し融合し、より強固で凶悪な呪詛となるみたいな…人は潜在的に恐怖を求めるなんていう哲学的な裏テーマがあったりするのかしら?怪異を生み出しているのは他でもない自分達なんだよ的な。タイトルも想像力を掻き立てられるような物だしなあ。
いや、3つなのかな?
まさる石と首吊りの家と赤い服の女。
…そんな訳ないなw
瀬野は取材の中で石の真相に気がついたのだろうなぁ。
赤い服の母親が撥ねられたのには驚いたわ。実体が出来る程の思念体って事ですか?
で、まぁ、明らかにこの世ざらなる者達と遭遇してるのに邁進する記者2人。瀬野の落とし所はあるものの、小沢君、君はとても有能で優秀な記者なのだろうなぁ。
彼らの行いは「好奇心は猫を殺すか?」へのアンサーのようだ。
そう思えば、劇中に瀬野が口にする「このネタはヤバ過ぎる。手を引くなら今だよ」という言葉が怖い。
つまり…
記事になるようなものはその程度のものなのだ。実際は、胆力があり、超常現象に慣れっこな記者達でさえ「まずい」と尻込みするネタがあるという事でもある。
…お蔵入りしているネタが1番怖いのだろうなぁ。
ラストもなんか理解に苦しむなぁ。
SNSというツールを使って、マサルの映像を流す。おそらく人の好奇心は煽れるだろう。
炎上を狙い、第2第3の生贄を量産する目論みなのだろうと思う。自分の息子を元通りに戻すには足りないのであろうな。
こんな考察で良かったですかね?
なんかもって違う展開と結末になって欲しかったと、前半が良かっただけに思えた作品だった。
久しぶりにそこそこ楽しめるJホラー
ここ3年ぐらいまともに面白いJホラーに当たってなかったのでそこそこ楽しめました。
原作は読んでませんが、YouTubeでまとめ動画を見て少し予習してから映画を観ました。
他の方のレビュー通りラストがたぶん映画オリジナルなんでしょうが、まあ賛否出る終わり方だと思います。
私は嫌いでは無いです。
あまり期待しないで観るとそこそこ楽しめると思います。
怖いけど面白かった
最後日和ったか
最後の最後がいただけませんでした。
分かり易さに振ってしまったところ大反省をお願いしたい。
あれはミステリー感が台無しな演出でした。
菅野美穂さんなんでなんだろうと感じていましたが、最後は腑に落ちる配役でした。
モキュメンタリー好き白石作品好きのホラーファンとして
まず始めに、自分はモキュメンタリー作品が大好物で、中でも白石監督の「ノロイ」や「コワすぎ!」も大好きです。もちろん原作も大変おもしろく読ませてもらいました。
その上で、この作品は駄作という烙印を押さざるおえないできです。以下、理由を列挙します。
・モキュメンタリーなのか?
三人称視点と一人称視点が同時に使われており、モキュメンタリーとして作りたかったのか、一般のホラーとして作りたかったのかイマイチわかりません(おそらく後者)。どっちつかずの中途半端なものとなってしまいみていてストレスがたまりました。途中途中の過去の資料映像が、モキュメンタリーとして最高の出来だっただけに非常に残念でなりません。
・原作の雰囲気ぶち壊し
原作の魅力は怪異の目的も正体も全くわからず、それゆえにジワジワとくる恐怖感があったのですが、本作では結構序盤で怪異の正体が語られます。そのせいで「意味がわからない」という不安感が全くなくジャンプスクエア系のホラーに頼らざるおえなくなっています。大変残念です(まあ昨今の映画業界はドーパミン中毒者向けの映画にしないと観客が飽きちゃうのでしょうがないとも思いますが)
他にも文句の付け所はまだまだあります
・なぜヒトコワにしてしまったのか
・冒頭映像とエンディング映像の対比が意味不明
・読めすぎてしまうオチ
・とりあえずグロいれとこうというノリ
etc...etc...etc...
これ以上は自分の精神がいかれそうなので書くのを控えますが、ただ言いたいことは「白石晃士は白石晃士を見習ってください。もっと好き勝手やってください。」
物理攻撃好きの監督が作るお話としてみれば面白いかも
前情報は、監督の名前のみで鑑賞しました。
中だるみは意外となく、菅野さんの物理攻撃を楽しむ映画としては、笑えて暇つぶしにいい内容でした。
ホラー要素は菅野さんのSNS動画(情報をお持ちの方はご連絡ください)で最初から右顔がゆがんで見えるのが一番怖いです。
原作を超えてこない
原作はカクヨムから何度も読み続けています。
一見オムニバス風に進む原作の雰囲気を、過去の資料を視聴しながら展開させていくのはとても良かった。
また、序盤の修学旅行や首吊り屋敷の動画はじっとりと冷や汗をかくほどの恐怖を感じられた。
ただ、先輩編集者の失踪から始まる展開は果たして必要だったのか疑問に思う。あの展開を入れるくらいならもっと取り上げるべき原作エピソードはあったのではないだろうか。
原作は読めば読むほどじっとりとした不気味さや得体のしれない恐ろしさがあり、同時に一つ一つの点が繋がりながら3つの怪異の正体が縁取られていく。その恐怖と爽快感の交わった雰囲気が映画にはなかった。
最後のオチは原作の斜め下を行く展開で、ホラー映画だと思っていたものが、その正体はSF映画だったみたいな。ある意味あっけにとられるラストではある。
第3の「近畿地方」
「不気味」は解明しないほうがいい
ホラーって今まで観てこなかったんですが、これはなんだか気になって観に行きました。
原作は文庫本を買いましたが結局未読。何も知らないまま鑑賞。
短い映像がいくつも上がる、そこが一番怖かったかも。ニコ生のところ怖かった〜…早く帰ろ!かえろ!!と思ってました。手で顔を覆った。指の隙間からちょいちょい観た。
怖いけど謎解き要素があって観ちゃう…怖い…だけど謎を知りたい…
ただ謎解明パートは何の感情も湧かなかった…
赤い女と首が折れた男の子がまさるさまとどう繋がるのか意味不明でしたが考察読んで納得した。
興醒めしたのはトンネルで赤い女に突撃したところ。あ…物理いけるんだ…と真顔になってしまった。
なんというか、ミステリ好きなものだから謎解き後って大体スッキリするんですがこういうホラーものって不可解だからこそ怖いんでしょうね。なんも恐ろしいものはそのままって終わってるんですがあの目玉やまさるさまのCGでスンッてなりました。
山に登るまでは怖かった。佐山夫婦のところとかもうほんと観てられなかった。
ところで序盤、佐山氏が襲われた時、なんで未来の佐山氏に襲われてたのかは分からなかった。
小説はある程度記憶消えた頃に読もうかなと思います。
何も残らんけど
ホラー映画ってジャンル人生ではじめてみた。誰かのレビューにホラーじゃないとあったから、ホラーじゃないなら見てみようが動機の一つだった。
あとカクヨムの筆者の映画化も興味深かったのもある。
でもホラーでしたよ。
無意味に人が死ぬのマジナンセンス。
沢山死んで沢山失踪?何が面白いか全くわからん。
ミステリータッチでオチは気になりはして、赤楚衛二と菅野美穂が好きだから最後まで見れたとは思う。
しかし、よくわからん結末。
菅野美穂の赤ちゃんと昔話の男が一体化したのか?
生贄になった赤楚衛二はピエロだわ。
最初の男も菅野美穂の生贄だったのか?
嫌な場面は、飛び降りが何回か出たとこ。あと動物死体とか。あと首曲がってんのとか。最後の目玉なんてゲゲゲの鬼太郎じゃん。変なの。
全くの駄作
余韻が長く残る
小説は読まずに映画を鑑賞しましたが、結末には本当に驚かされました。原作を知らない状態で観たからこそ、物語の展開を新鮮に受け止められたと思います。
菅野美穂さんの演技は圧巻で、静かに佇むだけでも張り詰めた緊張感が伝わり、振り切った表現には強く引き込まれました。改めて女優としての存在感の大きさを実感しました。
作品全体としては、いわゆる“ホラー映画”というよりも、説明されない不条理さや違和感、気持ち悪さがじわじわと恐怖を呼び起こすタイプの物語。血やグロテスクさに頼らず、観る者の想像力を刺激する怖さが印象に残ります。
衝撃的な結末と圧倒的な演技、そして日常に潜む不安を丁寧に描いた独特の恐怖感。観終わったあとも余韻が長く残る、特別な一本でした。
関東地方のある場所で近畿地方のある場所についてを見た
まぁそんなことは、どうでもいいんですが、
原作未読にて鑑賞しました。
オカルト雑誌編集長佐山(夙川アトム)が特集記事用に集めた未解決事件、怪奇現象の資料を残して失踪。編集部員小沢(赤楚衛二)とライター瀬野(菅野美穂)が残された資料の調査を進めていくと全ての謎は、近畿地方のある場所へとつながっていることに気づくという流れ。
前半から終盤にかけてのモキュメンタリー映像は、まるで本当にあった事件の映像かと思わせるディテールが桁違いに凄くて素直に怖いと感じました。中でもニコ生の首吊り屋敷配信映像は、完璧な出来栄えで本当に怖くて鳥肌が立ちました。
佐山編集長の自宅シーンでは、手持ちカメラの映像で臨場感が伝わり不気味さと異様さに目を奪われました。
近畿地方のある場所へ向かう瀬野と小沢。
トンネル内の車中で突如、瀬野の暴走(菅野好演)がはじまり、前を遮る赤い服の幽霊女を勢いよく轢いて舞台は山の神社へ。(轢かれた幽霊女は、ゾンビのようにゆっくりと立ち上がったので失笑を買っていました。)
瀬野がひとしきり暴れ終わると木の枝から白い手やら目玉の化け物が、チープなCG映像で現れてB級SF映画にありがちな展開になってしまいます。
このラストを好きという方も大勢いると思いますが、
私は、ちょっと付いていけませんでした。
ちゃぶ台返しの破茶滅茶なラストも好きですが、
今回は、失望派に仲間入りさせていただきます。
新たに瀬野の真の正体はという謎を残して、スッキリしないまま映画は終ってしまいました。
読んでくださって ありがとうございます。
悪くないねんけどもりあがりにかける
全476件中、41~60件目を表示








