近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
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最後日和ったか
最後の最後がいただけませんでした。
分かり易さに振ってしまったところ大反省をお願いしたい。
あれはミステリー感が台無しな演出でした。
菅野美穂さんなんでなんだろうと感じていましたが、最後は腑に落ちる配役でした。
モキュメンタリー好き白石作品好きのホラーファンとして
まず始めに、自分はモキュメンタリー作品が大好物で、中でも白石監督の「ノロイ」や「コワすぎ!」も大好きです。もちろん原作も大変おもしろく読ませてもらいました。
その上で、この作品は駄作という烙印を押さざるおえないできです。以下、理由を列挙します。
・モキュメンタリーなのか?
三人称視点と一人称視点が同時に使われており、モキュメンタリーとして作りたかったのか、一般のホラーとして作りたかったのかイマイチわかりません(おそらく後者)。どっちつかずの中途半端なものとなってしまいみていてストレスがたまりました。途中途中の過去の資料映像が、モキュメンタリーとして最高の出来だっただけに非常に残念でなりません。
・原作の雰囲気ぶち壊し
原作の魅力は怪異の目的も正体も全くわからず、それゆえにジワジワとくる恐怖感があったのですが、本作では結構序盤で怪異の正体が語られます。そのせいで「意味がわからない」という不安感が全くなくジャンプスクエア系のホラーに頼らざるおえなくなっています。大変残念です(まあ昨今の映画業界はドーパミン中毒者向けの映画にしないと観客が飽きちゃうのでしょうがないとも思いますが)
他にも文句の付け所はまだまだあります
・なぜヒトコワにしてしまったのか
・冒頭映像とエンディング映像の対比が意味不明
・読めすぎてしまうオチ
・とりあえずグロいれとこうというノリ
etc...etc...etc...
これ以上は自分の精神がいかれそうなので書くのを控えますが、ただ言いたいことは「白石晃士は白石晃士を見習ってください。もっと好き勝手やってください。」
物理攻撃好きの監督が作るお話としてみれば面白いかも
前情報は、監督の名前のみで鑑賞しました。
中だるみは意外となく、菅野さんの物理攻撃を楽しむ映画としては、笑えて暇つぶしにいい内容でした。
ホラー要素は菅野さんのSNS動画(情報をお持ちの方はご連絡ください)で最初から右顔がゆがんで見えるのが一番怖いです。
原作を超えてこない
原作はカクヨムから何度も読み続けています。
一見オムニバス風に進む原作の雰囲気を、過去の資料を視聴しながら展開させていくのはとても良かった。
また、序盤の修学旅行や首吊り屋敷の動画はじっとりと冷や汗をかくほどの恐怖を感じられた。
ただ、先輩編集者の失踪から始まる展開は果たして必要だったのか疑問に思う。あの展開を入れるくらいならもっと取り上げるべき原作エピソードはあったのではないだろうか。
原作は読めば読むほどじっとりとした不気味さや得体のしれない恐ろしさがあり、同時に一つ一つの点が繋がりながら3つの怪異の正体が縁取られていく。その恐怖と爽快感の交わった雰囲気が映画にはなかった。
最後のオチは原作の斜め下を行く展開で、ホラー映画だと思っていたものが、その正体はSF映画だったみたいな。ある意味あっけにとられるラストではある。
第3の「近畿地方」
「不気味」は解明しないほうがいい
ホラーって今まで観てこなかったんですが、これはなんだか気になって観に行きました。
原作は文庫本を買いましたが結局未読。何も知らないまま鑑賞。
短い映像がいくつも上がる、そこが一番怖かったかも。ニコ生のところ怖かった〜…早く帰ろ!かえろ!!と思ってました。手で顔を覆った。指の隙間からちょいちょい観た。
怖いけど謎解き要素があって観ちゃう…怖い…だけど謎を知りたい…
ただ謎解明パートは何の感情も湧かなかった…
赤い女と首が折れた男の子がまさるさまとどう繋がるのか意味不明でしたが考察読んで納得した。
興醒めしたのはトンネルで赤い女に突撃したところ。あ…物理いけるんだ…と真顔になってしまった。
なんというか、ミステリ好きなものだから謎解き後って大体スッキリするんですがこういうホラーものって不可解だからこそ怖いんでしょうね。なんも恐ろしいものはそのままって終わってるんですがあの目玉やまさるさまのCGでスンッてなりました。
山に登るまでは怖かった。佐山夫婦のところとかもうほんと観てられなかった。
ところで序盤、佐山氏が襲われた時、なんで未来の佐山氏に襲われてたのかは分からなかった。
小説はある程度記憶消えた頃に読もうかなと思います。
何も残らんけど
ホラー映画ってジャンル人生ではじめてみた。誰かのレビューにホラーじゃないとあったから、ホラーじゃないなら見てみようが動機の一つだった。
あとカクヨムの筆者の映画化も興味深かったのもある。
でもホラーでしたよ。
無意味に人が死ぬのマジナンセンス。
沢山死んで沢山失踪?何が面白いか全くわからん。
ミステリータッチでオチは気になりはして、赤楚衛二と菅野美穂が好きだから最後まで見れたとは思う。
しかし、よくわからん結末。
菅野美穂の赤ちゃんと昔話の男が一体化したのか?
生贄になった赤楚衛二はピエロだわ。
最初の男も菅野美穂の生贄だったのか?
嫌な場面は、飛び降りが何回か出たとこ。あと動物死体とか。あと首曲がってんのとか。最後の目玉なんてゲゲゲの鬼太郎じゃん。変なの。
全くの駄作
余韻が長く残る
小説は読まずに映画を鑑賞しましたが、結末には本当に驚かされました。原作を知らない状態で観たからこそ、物語の展開を新鮮に受け止められたと思います。
菅野美穂さんの演技は圧巻で、静かに佇むだけでも張り詰めた緊張感が伝わり、振り切った表現には強く引き込まれました。改めて女優としての存在感の大きさを実感しました。
作品全体としては、いわゆる“ホラー映画”というよりも、説明されない不条理さや違和感、気持ち悪さがじわじわと恐怖を呼び起こすタイプの物語。血やグロテスクさに頼らず、観る者の想像力を刺激する怖さが印象に残ります。
衝撃的な結末と圧倒的な演技、そして日常に潜む不安を丁寧に描いた独特の恐怖感。観終わったあとも余韻が長く残る、特別な一本でした。
関東地方のある場所で近畿地方のある場所についてを見た
まぁそんなことは、どうでもいいんですが、
原作未読にて鑑賞しました。
オカルト雑誌編集長佐山(夙川アトム)が特集記事用に集めた未解決事件、怪奇現象の資料を残して失踪。編集部員小沢(赤楚衛二)とライター瀬野(菅野美穂)が残された資料の調査を進めていくと全ての謎は、近畿地方のある場所へとつながっていることに気づくという流れ。
前半から終盤にかけてのモキュメンタリー映像は、まるで本当にあった事件の映像かと思わせるディテールが桁違いに凄くて素直に怖いと感じました。中でもニコ生の首吊り屋敷配信映像は、完璧な出来栄えで本当に怖くて鳥肌が立ちました。
佐山編集長の自宅シーンでは、手持ちカメラの映像で臨場感が伝わり不気味さと異様さに目を奪われました。
近畿地方のある場所へ向かう瀬野と小沢。
トンネル内の車中で突如、瀬野の暴走(菅野好演)がはじまり、前を遮る赤い服の幽霊女を勢いよく轢いて舞台は山の神社へ。(轢かれた幽霊女は、ゾンビのようにゆっくりと立ち上がったので失笑を買っていました。)
瀬野がひとしきり暴れ終わると木の枝から白い手やら目玉の化け物が、チープなCG映像で現れてB級SF映画にありがちな展開になってしまいます。
このラストを好きという方も大勢いると思いますが、
私は、ちょっと付いていけませんでした。
ちゃぶ台返しの破茶滅茶なラストも好きですが、
今回は、失望派に仲間入りさせていただきます。
新たに瀬野の真の正体はという謎を残して、スッキリしないまま映画は終ってしまいました。
読んでくださって ありがとうございます。
悪くないねんけどもりあがりにかける
怖いより……
ホラーは苦手なんですが、
予告を映画館で見た時の印象が、ホラーよりミステリーなのかな?と思い、鑑賞しました。
劇場型?というか、観客を巻き込むような面白さがあるのかと期待していたのですが
全然、面白くも怖くも恐くも引き込まれもしない。
伏線がありすぎて、頭の中で伏線を繋げようと考えると
怖いというのはどっか行ってしまって、
急に画面が陳腐になってしまいました。
こういうのはツッコミどころが有りすぎですよね!
なんでわざわざカビ臭い地下で作業?とか、
様子が変な奴のそばにわざわざ行く同僚とか、
何物(何者)か解らないものに対峙するなら、昼間行くんじゃないか?とかとかですよ!
そして、突然「石が諸悪の根源」になるし。
いろいろ、う~んと思っちゃいました。
最後に思ったのは、
「女はたくましい」かな。
これも母性の表れなのかな。
考察や劇中の伏線の捉え方で評価が分かれそう
原作は未読です。オムニバス的な出来事が一つに繋がって行くのは怖かったです。が時系列や赤い女や首の折れた男の子、絵の呪いなど木霊みたいなモンスターの目的がイマイチ分かりづらかったです。人の願いに反応して動くにしても人をおかしくして望みを餌に生贄がほしい?おかしくなって自殺するのは適正がなかった?
昔からいる生き物?なのか昔話や伝承の前後関係は分かりませんが祠まであるからモンスターの存在は認知してた?と疑問は尽きません。
途中から台湾ホラーの呪詛が過ってしまいました。徐々に暴走していく菅野さんの目的が明らかになった際に暗躍の内容とか明らかになってほしい気持ちは残りました。
ラストは蛇足感というか赤ん坊の声で終わってた方が含みがあったのに。と素人ながら思いました。昔話の望み通りにまさるさまの母になったという事なのだろうか。
急なUMA系SF展開
web→単行本→映画→漫画の順で視聴。
モキュメンタリーに一時期ハマってた時に読んだ。結構原作忘れてみに行ったけど、映画で見てたら思い出しながら見れたが、webや小説で読んでない人だと展開がわからないのではないか?と思った。
後半10〜15分くらいで急に雑CGの化け物が出てきて、理解が追いつかなだだし納得もなかった。映画という媒体の都合上、山場やオチなどはつけないといけないのでこのような形になったのだろうとは思うが、原作のモキュメンタリー作品の良さが無くなってしまっているように感じた。ジャンプスケアの多用も映画である都合上仕方ない気もするが、やはり作風にあってはいないと感じた。
映像化としては成功⁉︎
オカルト雑誌の編集長が失踪し、彼が調査していた未解決事件や怪異の記事の資料を主人公たちが読み解いていくうちに、自分たちの身にも不可解な出来事が起こっていく―
作品は明確に二部構成になっていました。
前半はモキュメンタリー調で、編集長が残したビデオテープやテレビ番組、生配信などが登場し、小説で読む以上に“実際にありそうな”リアリティがあって怖さを感じました。特に「日本昔ばなし」風の映像が妙に自然に見えてしまうのが良かったです。
後半は近畿地方を舞台に物語が進み、白石監督らしい作風に一気にギアが入ります。豹変する菅野美穂の演技が強く印象に残りました。原作からはやや毛色が変わっており、その変化に賛否が分かれる部分もありそうで、正直やり過ぎな部分もあった気がします。
映像化作品としては十分に及第点と言える仕上がりだったと思います。モキュメンタリーパートだけでは緩急に欠けたはずなので、二部構成で魅せたのは成功だったのではないでしょうか。
現代なりのミステリーホラー
VHSに始まりネットの配信、そして最後はSNS、という映像形態の変化を遂げながら怪奇映像を連続させる手法は上手いな、と感じた。そしてそれらの共通点を探りながら元凶の居所を探っていくと、女性主人公である千紘の過去もあばかれて行き・・・という「信用できない語り手」も使った上手い脚本だと思う。
ただ、男性主人公の人となりがよくわからず、疑問に感じてしまったのはマイナス。「なんかずっといるけど良く分からん奴」「ホラー映画によくいるビックリする人・被害者」以上のものを感じなかった。
あと、「ドールハウス」とのネタ被りについて。両方とも「子を失った母親」が中心に据えられていた。「ドールハウス」は母親との共感を深める脚本に対して、こちらは伏線として千紘の部屋に赤ん坊の写真があるのに子供が登場しないという所から始まって……とミステリー色が強めの描き方をしていたので、印象は全く違うと思う。
不満は、「結局このバケモノはなんだったの?」という疑問が最後まで解消されないまま終わってしまった事。謎の岩が元凶、というのはミスリードだったようだし、クトゥルフ的なクリーチャーも登場したけど詳細は不明なまま。結局、こういうもの、と言われればそれまでなのだが、ミステリーならもうちょっと解き明かしてほしかった。
ホラーなら☆4
ミステリーなら(オチのせいで)☆3
なので☆3,5
漫画との違いは?
漫画は只今2巻だが、まだ山の関連についての昔話は出てこない。映画を観てアナザーストーリーとなるのか、又は核心のストーリーとなるのか興味ある。(映画はゾッとした。)
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