「割と誰でも見れそうなホラーミステリー作品」近畿地方のある場所について じろうさんの映画レビュー(感想・評価)
割と誰でも見れそうなホラーミステリー作品
ホラー初心者かつ、原作を知らない私にとってはまあまあ面白かった気がする。(ミステリーとギャグ両方の面で)
感想を一言でいうと、途中まで作り込まれてるなーって思ってたら最後の方あれれ〜?という感じ。
調査するときの資料やビデオが、みんなお馴染みの既視感ある番組(◯ってこらえて、みたいな?)に似ていてリアルだった。純粋にすごいと思った。
考察しがいのあるシーンもいくつかあり、子を失った母の悲しさと母を失った子の悲しさがマッチングしてしまって、新たな犠牲者を生んでしまうのかな?と、浅い考察をしてみるものの、よく分からない。分かる人いたら誰か教えていただけるとありがたい。
個人的おもしろいシーンもあった。例えば、菅野美穂が赤楚衛二に「このビデオを見てほしい」とさらっと呪いのビデオ見せられるシーンがあるのだが、そんなこと本人はつゆ知らず「呪いのビデオ見ちゃったじゃん」(たしかこんな感じでした)と漏らす。菅野美穂は映画の中でも割とそのまま菅野美穂なのでホラーなのにかえって安心感がある。実際本物の菅野美穂も、もし呪いのビデオを見たら同じことを言いそうなので笑えた(個人的主観)。
冒頭でも言った通り、途中まではなんだかんだクオリティが高いことに感動。だが、最後に出てくる化け物はにゃんこ大戦争にいそうだな、と思ってしまった。あれれ~?である。また、安心感をもたらしていた菅野美穂が実は黒幕に加担していたというオチであることに関しても同じことを思う。かといって特別ショック(ずっと仲間だと思ってたのに!!)を受けるわけでもなく、そうやってつながるんだ〜、と納得。
結局何が言いたいかというと、個人的に悪い映画とは思わないし、見る人によってはミステリー的面白さとホラー要素を楽しめる作品だと思う。特に、私のようなホラー初心者にとっては怖すぎなくて丁度良かったかもしれない。この映画に興味がある方やちょっとした恐怖を味わいたい方は観に行っても損はないのではないか、と思う。
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