「何とも言えない「手抜き感」。ホラーの名を借りた高校の文化祭的な作品。」近畿地方のある場所について おつろくさんの映画レビュー(感想・評価)
何とも言えない「手抜き感」。ホラーの名を借りた高校の文化祭的な作品。
本作の原作は未読なので、原作者に対するレビューではないことをご了承ください。
今年は戦後80年の節目の年で、戦争関係映画の鑑賞スケジュールが数珠つなぎになっているので、箸休めの意味も込めて別のジャンルの映画を観に行くことにしていました。
演技に一定の評価のある菅野美穂が主演である事と、映画館の座席表が味付け海苔みたいに真っ黒になっているので本作を急遽観に行きました。
まず始まってすぐにオカルト雑誌の編集者が失踪するという展開。ホラー作品にはよくある手法なのでこのあたりは別に問題はないのですが、失踪した男を探すために彼が取材していたSNSや心霊特集番組の動画を、菅野美穂と赤楚衛二が視聴し始めるけれど、これがYoutubeのフェイクホラー画像みたいなお粗末な出来。画像が揺れていて解像度も荒く内容がよくわからないうえに少しも怖くない!
題名が「近畿地方のある場所について」なので、謎を解き明かしていくうちにある場所に辿り着くのかと思っていたら、色々うやむやの状態の中で失踪者を発見。クルクルパーになっている彼を説得して連れ帰ろうとするけど、彼の妻も彼自身も、ベランダの柵の矢のように尖った所に自分から突っ込んでいって死んでしまう。普通はここで警察を呼ぶはずなのにただ逃げ帰るだけという謎行動。
更に他の動画を精査していると、変な新興宗教の活動を収録した画像にクニャクニャ踊る菅野美穂が写っているのを見つけてしまう。理由を聞くと以前子供を亡くして心神喪失状態になっていたのを新興宗教に救われたのだという。
それから観客を怖がらせようとして実質滑りまくっている映像を延々と見せられて、ラストで「子供が還ってきた」と、嬉々としている菅野美穂が赤ん坊にしては大きすぎる「おくるみ」を抱いて画面に現れて、中からイソギンチャクのバケモノが出て来て終了という鑑賞料金とポップコーン代を無駄にした最低な終わり方でした。
唯一救われたのが椎名林檎の主題歌が良かった事なのですが、随分久しぶりに10人以上の途中退席者と、初手から終わりまで気持ちよさそうに昼寝している観客の多い作品でした。
コメントありがとうございます。
手抜き、高校レベル、共に同意です。
菅野美穂の怪演だけ印象に残りました。
で、何だったんだ?ですよね。
ま、2千数百も劇場鑑賞のレビュー買いてるので、もっと酷いのもたくさんありましたが、本作も鑑賞代金に見合う出来ではなかったと思いました。
感想を書く層と実際に観に行く層が違う場合は ここの平均点がリアルに観に行く人たちの参考にならないパターンあります
あとアイドル的な人が主演とかだとファンだとその人が見れるだけで最高に良かったってなるんだけど 普通に内容とかがアレで面白く無いのにファンの人の書き込みだらけで騙されるパターンもありますが🤣その場合は内容の感想じゃなくて◯◯君がかっこよかったですみたいな感想
こんばんは。
コメントありがとうございました。
僕が観た映画館では途中退場者はおらず、エンドロールが始まって2人帰りました。
まあ監督が監督なので、
仕方がありません。
共感&コメントありがとうございます。
確かに宣伝の仕方しだいで印象がかなり変わりますよね。
私は予告に惹かれて観に行ったくちなので、期待値が上がっていただけに評価が厳しめになってしまいました。
イイねコメントありがとうございました。😊グランドシネマサンシャイン池袋では途中退室もなく トイレ脱出も私だけでした。寝てました😪けどね。土地柄の違いですかもです。超ごった煮・池袋。
最後のシーンと 近畿のどこやねん というのは同感です。エヴァンゲリオンとか大林監督とか悠久の時の流れ
ありがとうございました。第一回目あまりも寝まくったので 同日中に見ました。失礼します。
おつろくさん
共感&コメントありがとうございます。公開始めの週末ということもあり幸いほとんどレビューを見ることなく新鮮な気持ちで観ることができました。けど‥というのが素直な感想です。原作の人気が高かったそうなので好みの問題だと思いたいです。
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